『花の里』閉店による推理力減退疑惑。
Season18最終回スペシャル『ディープフェイク・エクスペリメント』は、
杉下右京の推理力減退疑惑が、一つの鍵となり、右京さんの卓越した推理力で、ディープフェイクと言う、難事件の真相を暴き、
推理力減退疑惑などと言う汚名を、杉下右京は雪辱する事が出来るのかと言う、筋書きで物語が展開します。
フェイクで覆われた真実と、その奥に潜む巨大な陰謀に、果たして杉下右京は、たどり着くことは出来るのかを問うています。
ディープフェイク・エクスペリメント。
Deepfake Experiment
ディープフェイク・エクスペリメント(Deepfake Experiment)とは、
Deepfakeは、人口知能(AI)を使って、登場人物の顔や姿を、無関係な第三者のものと、すり替える動画の手法、及び、同手法によって作成された、動画のことを指します。
そして、Experimentとは、実験、試みを指します。
そしてこれらは、ディープラーニング(深層学習)と、フェイク(偽物)を組み合わせた造語です。
2017年末に、米国のインターネット掲示板で「ディープフェイク」と名乗る人物が、作成方法を公開したことを機に、急速に広がったと言います。
Season18最終回スペシャル。
「冠城君が僕の陰口を言っている」。
ドラマは、杉下右京が特命係の部屋で、警視庁サイバーセキュリティ対策本部、特別捜査官青木利男(浅利陽介さん)と、
チェスをしている、右京さんのシーンから始まりました。
青木利男は、ひねくれた性格で、極度の「警察嫌い」で有名です。
この日も、右京さんに、言いたいことを言っていましたが、右京さんから「チェックメイト!」と、言われてしまいます。
このチェスの最中に、冠城君が僕の陰口を言っていると、右京さんが言ったのです。
この陰口が起きたのは、右京さんに、推理力減退疑惑が、起こっているのではないかと言う、疑念があったからでした。
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推理力減退疑惑!
推理力減退症候群で、災難続きだった杉下右京。
その背景には、Season18シリーズで、右京さんにたびたび、災難が続きました。
竜宮城へ連れて行かれて一服盛られたり、高級メロンの箱を真っ先に開けて、目を負傷したり、ドローン爆弾の災難に遭ったりとしていて、
あの慎重深い、右京さんらしからぬ行動が、見受けられていたのです。
そして「僕としたことが、大きな間違いをしていたようです」と、言わせていました。
それが、推理力減退疑惑となり、冠城亘が発信源となって、『推理力減退症候群』が発症したのではないかと、周りの人たちに思われるようになり、
右京さんは、行く先々で周辺の人たりから「大丈夫?」と、心配されていたのです。
音声認識アプリに残された「99」の謎。
最終回スペシャルの事件は、元東亜ダイナミックスの社長、桂川が自宅の寝室で殺害され、
その現場に、スマホの音声認識アプリが起動されていて「99」と、記録されていたのでした。
その殺害された、桂川の自宅の寝室の天井に、隠しカメラが仕込まれていて、桂川と女性の秘め事が映されていたのでした。
捜査を進める中で、これが、精巧に出来た、ディープフェイクだった事が判明します。
この事件では、注目される三人の女性が登場し、事件に関して、誰がディープフェイクを作っているのかが、重要な事件の鍵となるのでした。
難事件解決で、推理力減退疑惑は晴れるのか。
この難事件に、推理力減退疑惑の、杉下右京は立ち向かえるのかと、注目が注がれました。
しかし、杉下右京の洞察力と高度な推理力で、犯人逮捕に繋がって行くのでした。
こうして杉下右京の「推理力減退症候群」の噂は、消えて行ったのでした。
この疑惑が解消された背景に、花の里ロスを、抱え込んでいたのではないかと思われた、右京さんに朗報があったのでした。
これが、一つのきっかけとなり、いつものような、推理力を発揮する、右京さんに戻ったようなのです。
事件が一定の解決を迎えた中で、物語に登場した内閣官房長官が、この事件のお蔵入りを希望しているとの情報が流れます。
それに対して、杉下右京は、究極は真相を知ること、犯罪者には、贖罪のチャンスを与えたいと 、持論をぶつけるのでした。
正に、杉下右京の正義感が現れた瞬間でした。
『花の里』に代わる小料理屋。
警視監の甲斐峯秋は、右京さんを心配していた。
このSeason18最終回スペシャルでは、『花の里』に代わる、杉下右京が通える小料理屋が登場したのです。
これこそが、花の里ロスから、右京さんが復活出来た、原動力になっていたのかもしれません。
それは、杉下右京が『花の里』が閉店してから、それが原因で『推理力減退症候群』が発症したのではないかと、周りの人たちに思われるようになり、
その噂が、警視庁長官房付の警視監、甲斐峯秋(石坂浩二さん)の、耳にも入ることになったのです。
『こてまり』の美人女将小田茉梨の登場。
元芸者の女将、小田茉梨の出現。
甲斐峯秋に誘われて、杉下右京が仕事帰りに向かったのは、新しい小料理屋で、そこには、甲斐峯秋がいたのです。
そして『花の里』に代わる小料理屋を、甲斐峯秋は、右京さんに紹介したのです。
そこは、まだ、新規オープン前のお店で、看板には『こてまり』の文字がありました。
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驚きました!店内が『花の里』に酷似。
お店の内装が『花の里』と似ていた小料理屋。
店に入ると、そこには白木のL字型のカウンターがあり、『花の里』の内装とよく似ていました。
『花の里』では、カウンターの内側に、燗銅壺(カンドウコ)と呼ばれる、年代物の、お酒を温める道具が鎮座していて、それが 良い雰囲気を醸し出していました。
この燗銅壺に徳利を入れて温めたり、チロリと呼ばれる、アルミで出来た、お燗用のカップを入れて、温めるものだったのですが、
それは、この『こてまり』のお店にはありませんでした。
そして、白木のカウンターの中に、元芸者の美人女将、小田茉梨(森口瑤子さん)がいたのです。
警察幹部との人脈を持つ美人女将。
そして、お店の『こてまり』の名前の由来は、小田茉梨から来ているようだったのです。
警視監、甲斐峯秋は、どうやら、以前から小出茉梨(森口瑤子さん)を知っていて、
小料理屋の開店をする情報を得ると、右京さんにもってこいの店だと思い、右京さんに紹介したのでした。
そこで、甲斐峯秋が小出茉莉に「君はいったいいくつだね。ハラスメントは充分承知しいるんだが…」
それに対して小手鞠は「こう見えても結構行っているんですよ。」と言うと、スマホ画面を見せたのです。
その映像は、昭和19年の、出征兵士の見送りの場面だったのでした。
それを見た右京さんは「ディープフェイク、本物以上に…」と言うと、小手鞠は「チョットお喋りが過ぎたようです」とお茶を濁したのでした。
更に、女将の小出茉梨は、芸者時代から内閣官房長官と親しく、総理大臣も知っている存在であることを、甲斐峯秋が、右京さんに知らせるのでした。
なんだか、チョットミステリアスな女将なんでしょうか。
花の里ロスの終息。
三代目女将論争に終止符が。
これでどうやら、長い間、憶測を呼んでいた『花の里』の閉店問題に、一定の終息を見ることが、出来るようになりそうです。
この間、三代目『花の里』の女将が誰になるかで、視聴者は「ヤキモキ」していた筈です。
プレオープンの日でしょうか。杉下右京と冠城亘が『こてまり』にやって来て、二人で神棚の設置を手伝った後、
右京さんは『花の里』と同じ席に付き、美人女将と一緒に杯を上げるのでした。
そうです、このシーンを視聴者は待っていたのです。
これで、Season19になったら、事件解決後に、L字の白木のカウンターに座って、手酌で熱燗を楽しむ、右京さんにまた会えそうです。
「『相棒Season18』最終回スペシャル右京の推理力減退疑念」への2件のフィードバック
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