シャーロックホームズの『緋色の研究』の探偵事務所は、ベーカー街221B。

 

19世紀後半の、霧にむせぶロンドン。

アーサー・コナン・ドイルが執筆したシャーロックホームズは、19世紀後半の霧にむせぶ、ロンドンを舞台にしています。

そのシャーロックホームズが下宿した場所こそが、ロンドンのベーカー街221Bです。

Bと言うのは、建て増しなどした証で、Aが始めなので1階、Bは次なので2階になるようです。

ロンドン、ベーカー街221B。

A.Study in Scarlet

代表作『緋色の研究』(A.Study in Scarlet)では、シャーロックホームズが下宿している家へ、

伝記作家ジョン・H・ワトソン医師が、共同生活者としてやって来ます。

シャーロックホームズの容姿は『緋色の研究』で、詳細に描かれていて、

体格は痩身で、身長は、少なくとも6フィート(約183センチメートル)以上と長身らしく、鷲鼻で角張ったあごが特徴です。

ベーカー街221Bの部屋の中には、科学実験装置が置かれ、ロッキングチェアに腰掛け、

ゆっくりとパイプ煙草を燻らし、2階の小窓から、霧にむせぶロンドンの街並みを、眺めるホームズがいるのです。

作者のコナン・ドイル自身は、ホームズが、とがった鼻のインディアンの様な、風貌を想像していたようです。

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バイオリンの名手でボクシング選手。

名器ストラディバリウスを所有していた。

シャーロックホームズは、バイオリンの名手でもあったようで、現在最高のバイオリンと言われている、

ストラディバリウスを、所有していたようです。

また、運動神経にも優れていて、ボクシングの経験もあるようです。そんなホームズが、医師のワトソンに初対面します。

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ワトソンがアフガニスタン帰還兵だった。

相棒、ワトソンとの出会いの、有名な場面。

そして、あの有名な場面です。シャーロックホームズは、始めて出会ったワトソンに対して、

アフガニスタンに従軍し、戦場で左肩に重傷を負い、イギリスに送還された軍医でしょうと、言い当てるのです。」

更に、見知らぬ男の前歴も言い当てるのです。

そんなホームズの観察力、推理力に驚かされるようにして、読者を、推理小説の世界へ誘うのでした。

私はこの小説を、16歳で読んだきり、その後、一度も読んでいませんが、今でもその出会いのシーンを、鮮明に覚えています。

その後、『四つの署名』『シャーロックホームズの冒険』『バスカヴィル家の犬』や『ホームズ全集』まで揃えたけれど、それらは、ほとんど覚えていません。

シャーロック・ホームズ (はじめてのミステリー名探偵登場!) [ アーサー・コナン・ドイル ]

 

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アガサクリスティーには、及ばなかった。

 シャーロックホームズシリーズは、世界的大ベストセラーになったけれど、

同じ、イギリス出身のアガサクリスティーには、発行部数では及ばないようです。

アガサクリスティーの発行部数は、全世界で20億部以上らしいです。

文庫型もあると仮定し、少し低めに推計しても、1冊700円×20億冊=1兆4,000億円 に、なるんじゃないでしょうか。

発行部数で言うと、シャーロックホームズは、エルキュールポワロに、負けたんですかね。

でも、コナンドイルの影響があったからこそ、アガサクリスティーは、

灰色の脳細胞を持つ、エルキュール・ポワロを生み出したんじゃないかと推理します。

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ベーカー街221Bはシャーロキアンの聖地。

シャーロキアン。

ロンドンのベーカー街221Bは今、シャーロックホームズ博物館になっていて、世界中の、シャーロキアンの聖地になっているそうです。

シャーロキアンと言うのは、シャーロックホームズが大好きで、日々シャーロックホームズの研究をしている人たちの事です。

イギリスでは、ホームジアン(Holmesian)と呼ばれ、アメリカや日本では、シャーロキアンと呼ばれているそうです。

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正典の謎。

『シャーロック・ホームズ』シリーズを正典と呼ぶ。

シャーロキアンは、『シャーロック・ホームズ』シリーズを正典または、聖典と呼んで、各種の研究をしているようです。

シャーロックホームズが、実存していた人物だとして、実存した辻褄を合わせる研究に、力を注いでいるようなのです。

彼の出身大学がケンブリッジなのか、オックスフォードなのかと言う論争も、長く続いていると言います。

欧米では、シャーロックホームズを、愛する団体が300以上もあり、

彼の実存性の追求を「知的遊戯」として、楽しんでいるのです。

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ヴィクトリア時代のイギリスが舞台。

シャーロックホームズの時代背景。

シャーロックホームズが描かれた時代は、ヴィクトリア女王時代の大英帝国の最盛期で、

社会のひずみが、犯罪を生み出していた19世紀末。

彼は、その時代の中で、たぐいまれな観察力、洞察力を駆使して、難題を解決してゆくのでした。

そしてそれが、読者を引き付けた要因でしょうか。

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『緋色の研究』から『最後の事件』まで。

永遠のシャーロックホームズ。

1887年に出版された『緋色の研究』は、初の長編小説として執筆され、多くのミステリーファンを獲得しました。

そして、1891年の『最後の事件』で、宿敵モリアーティ教授と決闘し、ホームズは行方不明になってしまいます。

そして、その3年後の、1894年に『空家の冒険』で、シャーロックホームズは、帰還するのでした。

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吾輩はシャーロック・ホームズである (角川文庫) [ 柳 広司 ]