テレビドラマは、刑事もの戦国時代。
テレビドラマの多くが、今や、刑事ものばかりに、なっています。
夜のゴールデンタイムも、刑事もの、そして、日中の再放送も、刑事ものばかりです。
視聴率が取れるからなんでしょうが、午後の時間帯で、刑事ものが流れない日は、無いほどです。
刑事ものと、バラエティー番組で、テレビが出来ているんじゃないかと、思う程です。
『古轍』の書が気になる。
警視庁特命係の、杉下右京。
その中でも、抜群に人気が高く、平均視聴率、20%超えを維持しているのが、『相棒』だそうです。
警視庁特命係の、杉下右京は、元警察庁キャリアで、超人的な推理力と洞察力を、持ち合わせています。
その杉下右京の、相棒は、初代が亀山薫、2代目が神部尊、3代目が甲斐亨、4代目が冠城亘、そして5代目も亀山薫です。
再放送では、ランダムに相棒役が、毎日変わって出て来るので、楽しみの一つになっています。
杉下右京の、飛びぬけた推理力に驚かされつつ、名脇役の相棒役を、醸し出しています。
彼らは、それぞれが、独特のセンスを持って、杉下右京をサポートしているのです。
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警視庁特命係の部屋にあるコーヒーメーカー。
杉下右京と言えば、警視庁特命係の、あの部屋が特徴的です。
パソコンの左横にガラスのチェスが置いてあって、チェスの戦略を考える事が、頭脳を刺激するのかと思わせます。
ドラマの中で、「細かいところが気になるものですから」は、
杉下左京の、有名なセリフですが、これが、最後まで事件の鍵となって、物語は展開して行きます。
デスクの後ろには、お気に入りの紅茶のセットが置かれていて、
ティーポットを高い位置から、ティーカップに注ぐシーンは、あまりにも有名です。
傍にはコーヒーメーカーが置いてありますが、彼がコーヒーを飲むことはありません。
パンダのマグガップ。
角田課長のパンダのマグカップ。
そのコーヒーを飲みに来るのは、
職場が隣同士で、普段からちょこちょこと、ちょっかいを出してくる、組織犯罪対策第5課の角田課長です。
「暇か?」と言っては、パンダの取っ手のあるマグカップを持って、特命係の部屋に入って来るのでした。
あのパンダの取っ手のカップが、気になって仕方がありません。
中途半端な取っ手のようで、あれで、上手に、コーヒーが飲めるのかなと、疑ってしまいます。
杉下右京は、組織の指揮命令に関係なく、独自の捜査をしていてますが、
それは、真実を知る上で、欠かせない捜査であると、確信しているからでしょう。
それが、刑事部長に分かってしまうと、内村刑事部長室に呼び出されてしまい、相棒と二人でやって来ます。
怒り爆発の、刑事部長室。
その部屋で、待っているのが、内村刑事部長と、中園参事官の二人です。
中園参事官は、いつも刑事部長に、へつらっているのです。
内村刑事部長は、自分の保身のためか、自分の出世の妨げになると警戒してか、
更には、特命係の動きを、うっとうしく思うからでしょうか、
杉下右京に、勝手な捜査は止めろと迫り、「バカモン」と罵声が響くのでした。
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内村刑事部長室の『古轍』の額。
刑事部長室に掛けられている、『古轍』の書。
そのシーンで、内村刑事部長の席の、後ろの壁に掛けられているのが、『古轍』の書の額です。
この『古轍』を見た時、この書は、右から読むのか、左から読むのかで、考えてしまいました。
戦前に書かれた書であれば、右から、書いたかもしれないと、思ったからでした。
『古轍』の意味。
調べて見ると、『古轍』は(コテツ)と読むようで、轍は、わだちの事でした。
車の輪の通った跡。前人の行った方法や様式。昔ながらのしきたり。前例、などの事らしいのです。
それらを、再考して見ると、先人のやり方を踏襲すること。先人の教えを無駄にしないこと。
先人の築いた道を進むこと。先人の教えを守れ。と言うようになるんでしょう。
内村刑事部長の後ろにある『古轍』の前で、自分勝手な、捜査は止めろと迫られる、杉下右京には、
『古轍』の書は、先人の教えを守れと、その書が言っているように見えるのは、私だけでしょうか。
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杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京と言えば、ブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年~1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン(H13431553)。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出していて、
何故か!気になって仕方がありません。
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「ドラマ『相棒』警視庁刑事部長室の『古轍』の書が気になる。 」への2件のフィードバック
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