“ついてない女”こと月本幸子(鈴木杏樹さん)が、刑期を終えて出所しました。その後、とあるハローワークで、仕事を見つけ働き始めます。
しかし、杉下右京に「助けてください」という、連絡が入ったのです。
月本幸子が社長宅の家政婦になる。
そのいきさつは、出所後に働いていた、清掃業者の仕事ぶりが評価され、
外食チェーン・間宮フーズの社長宅の専任家政婦に、引き抜かれていたのです。
社長の奥様は亡くなられていて、お世話をするのは、社長と、間宮フーズの創業者の父親・間宮政二郎と、
社長の息子である、小学校1年生の瑞貴君の、身の回りの世話、そして犬の散歩だったのです。
しかし、それにしては、破格な給料で、立派な社員寮と称する、マンションにも住むことも出来たのです。
何気なく作った料理が、レストランの新メニューに採用されたり、社員になって欲しいと言われたり、
挙句の果てには。結婚を前提にお付き合いをして欲しいと、言われる始末だったのでした。
そこで、月本幸子を捕らえた、特命係の杉下右京に相談したいとして、連絡をしたのです。
「私はこんなについている筈がないんです。これは、絶対におかしいい、陰謀ではないか」と訴えます。
「ずっと、誰かに尾行されているんです」
雇い主の社長から言われているのは、黒い服を着用して欲しい、髪は後ろで束ねて欲しい、
そして、ここへは絶対に入らないでくださいと、言われたのが、社長の書斎だったのです。
それに対して右京さんは「それは、能力に見合うまっとうな見返りじゃないんですか」と、返答していたのです。
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杉下右京のスランプ。
調子が良くないんです。頭が冴えない!
警視庁特命係の部屋に戻った右京さん。このシーンはいつもと反対側、つまり、オーディオセットが置いてある側から、映していたため、
反対側にある、右京さん自慢の、ティーカップコレクションが入った、スチール製のキャビネットが見えていました。
「僕の異変に気が付きませんでしたか」「調子が良くないんですよ。頭が冴えない。」と、神戸尊に訴える始末でした。
月本幸子が前家政婦の失踪を疑う。
月村幸子は、マンションのクローゼットの中から、社長の息子と一緒に写っている、女性の写真を見つけます。
何かこの部屋は怪しいと感じた月本幸子は、部屋の中に変なものがないか探し出します。
そして、部屋に掛かっていた額を外すと、そこに「たすけて」と書かれた文字を発見したのです。
このマンションの部屋に住んでいたのは、前の家政婦で行方不明になった、串田ユキさんだったのです。
そのため、右京さんに来て貰い、社長の父親・間宮政二郎の書斎を見て貰うと、
畳にへこんだ跡があり、畳を上げた形跡があったので、右京さんが縁の下を改めましたが、何もありませんでした。
そこで、右京さんは間宮フーズを訪ね、そのいきさつを尋ねます。すると社長は、
「昨年、社長になったばかりで、幸子さんにはユキさんと、同じようにして貰いたい」として、そんな、要望をしていると言うのです。
犬が掘り出した箱が秘密の解決へ。
退職届を手にした月本幸子は、犬が庭を掘っている光景を目にします。
その場所を掘り返して見ると箱が出て来て、その中に、社長の息子と一緒に写っている女性がいて、それが、ユキさんだったのでした。
月本幸子は、その掘り出した箱の中に、入っていた「天体構造研究会」の名刺が気になり、体験入学をして見ます。
そこにいたのが主催者の藤原で、黒服ずくめの信者を集めていました。
実はこの男、藤原エイブラハム美佐男と名乗り、「太陽のしもべ」の生き残りで、新宗教を立ち上げた、カルト教団だったのです。
幸子は思い切って、間宮さんを知っているか、藤原に尋ねてみます。すると、藤原は「間宮も来ている、優秀な生徒です」と答えたのです。
何故創業社長は、後継者の道を譲ったか。
右京さんは、間宮社長の父親になぜ、社長の座を譲ったのか尋ねると、父親は「天の啓示」と答えたのです。
その場面でも、右京さんは、気分が晴れない、すっきりしない、頭に靄が掛かったような、気がすると言っていたのです。
事実関係が分かってゆくに連れて、月本幸子は、「これでこそ、ついてない女よ」と、発します。
右京さんが不審に感じたのは、幸子の部屋の隣の女・大崎智美でした。
以前隣に、住んでいて行方不明になっている、串田ユキさんのことを聞きに行った時、
千住信用金庫から贈り物の梅干しの包みを見せ、梅干しを送って貰っても困ると、話していたのです。
金融機関が、お中元やお歳暮を贈る相手は、高額預金者であることから、彼女の生活環境とはかけ離れていると、違和感を覚えていたのでした。
一方、月本幸子は、社長の書斎の鍵を盗み出し、書斎を覗きました。
そこには「天体構造研究会」の資料や、関連図書があったのです。しかし、幸子がこっそり書斎に忍び込んだのを、社長は見ていたのでした。
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「花の里」ロスで右京さんがスランプに。
神戸尊は、右京さんが調子が悪いと言っている、スランプの原因を「長年の習慣が崩れると調子が乱れる」と、言ったのです。
右京さんが、長年習慣にしていた事と言えば、「花の里」に通っていた以外見当たりません。
そうです。初代女将の宮部たまき(高樹沙耶さん)が、「花の里」を去り、「花の里」が閉店してしまった事が、スランプの最大要因だったのです。
事件の真相が判明する。
月本幸子の思い違い。
仕事終わりに、月本幸子は社長から呼び止められ、大事な話があると言われます。
社長はワインを注ぎ、勧めますが、幸子は毒でも入っているのかと思い飲みません。
「ユキさんにもこうしたわけ」と言うと、ナイフを取り出し、
「来ないで!、暴力団の情婦だった女よ!あんたなんかの言いなりになる女じゃないのよ!」と、叫びます。
そこへ、ガタイのいい大男が侵入し、社長を殴りだしたのです。
この男は暴力団員の田村から、姉さんを守れと言われ続けていて、尾行していたことが判明します。
創業者の脱税が事件の発端だった。
そして、右京さんたちが駆け付け、事件を解決します。
間宮政二郎は書斎の床下に5,000万円を隠していて、その金は脱税した、公に出来ない金だったのです。
その金の在りかを知った家政婦の串田ユキは、その金を盗み失踪していたのです。
そのため、間宮政二郎は、被害届を出すことが出来ないでいたのです。
間宮政二郎は、被害が会社に及ぶのを避けるために、社長の座を息子の間宮清彦に譲っていたのでした。
そして、月本幸子の部屋に書かれていた「たすけて」の文字は、瑞貴君のいたずら書きだったのです。
事件が判明した後、月本幸子は、「私の身に起きていたことは…どうもすいませんでした。」と、頭を下げたのです。
右京さんのスランプが解消した。
神戸尊が右京さんに尋ねます。「その後、スランプはどうですか?」と。
何日か経った後、右京さんと神戸尊の姿が「花の里」にありました。
そして、花の里の新女将には、和服を着こなした、月本幸子がなっていたのです。
「こんな良いお店を紹介してくださり、ありがとうございました。」そして、3人は杯を上げたのです。
これで、長年、右京さんが苦しんでしたスランプから、どうやら脱出したようです。右京さんに、居場所が見つかったシーンでした。
杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京はブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年~1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン(H13431553)。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出していて、
何故か!気になって仕方がありません。
HAMILTON ハミルトン H13431553 ボルトン BOULTON メンズ 腕時計 【長期保証3年付】
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「『相棒Season10』花の里の、月本幸子はつきすぎている女?」への4件のフィードバック
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