国有地の口利き疑惑が、白河達也議員に浮上しました。
そのニュース報道が原因で、庭にゴミを撒かれたり、秘書の家に石が投げ込まれ、ガラス窓が割られていたのです。
この疑惑は、白河達也議員が2,000万円を受け取った収賄疑惑で、そのせいで、匿名の嫌がらせを受けていたのです。
中園参事官から、この調査をするよう命じられた特命係の杉下右京と、冠城亘が、白河家へ向かいます。
杉下右京の24年越しの事件が動く。
この命令の対して、冠城亘は不満のようでしたが、「君の不満は分かりますが、僕には、僕の思い込みがありますから」と、謎めいた言葉を発していたのです。
白河家は代々政治家を輩出して来ており、先々代、先代、達也と3代に亘って、政治家だったのです。
達也の義母・貴代(冨士眞奈美さん)は、24年前の収賄事件を巡り、夫を亡くしていたのです。
「お久しぶりです。杉下です。」それは、24年の再会でした。
当時、右京さんは捜査2課にいて、白河貴代の夫の、議員を巡る贈収賄事件を捜査していたのでした。
しかし、その最中に、白河議員は自宅の書斎で、自殺をしてしまったのでした。
その後を継いだのが、娘婿の白河達也でした。彼は、先代の秘書を連れ、議員になった中で、今回の疑惑が起きたのです。
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『告発者X』からの手紙。
そんな中で、貴代の孫の大樹が、公園で何者かに襲われ、貴代の娘・瑞江も突き飛ばされて、怪我を負ってしまったのです。
そして、孫のジャケットのポケットから、達也の収賄疑惑を匿名でネタ提供した『告発者X』からの手紙を発見します。
「本日午後7時までに会見を開き、国民の前で自らの罪を告白しろ」と、言うものだったのです。
しかし、白河達也は自分の妻と息子が、何者かに襲われたものの、自分は潔白だとして、会見を拒否します。
そこで、右京さんたちは、この収賄疑惑のニュース源である『日刊トップ』へ向かうと、
Season14~15に出演し、検事役だったの黒崎健太が、検事を退職して、『日刊トップ』の記者となっていたのです。
黒崎健太は、冠城亘の法務省時代の同僚で、杉下右京には、尊敬の念を抱き、好意的な対応をとっていました。
疑惑の記者会見。
そんな中で、白河達也は一変して、午後7時から記者会見を開きました。
「息子が襲われ、妻が怪我をした。私は潔白です。断固として戦います。」と話し、身の潔白を主張したのですが、
これでは告白者を刺激するだけで、再度、襲われるかもしてないとして、白河家では混乱していました。
右京さんは白河家の2階の書斎に行きます。そこは、先代議員の亡くなった書斎だったのです。そこで、右京さんが白河貴代に発します。
「真実は事実の積み重ねでしかありません。」
そして、24年前に述べた話をしたのです。それは、「いつかまたお伺いしますと」話していたのです。
24年の歳月が事件を解決した。
そして、24年後、また右京さんは、白河家を訪れていたのです。
多分、その当時、先代の死は自殺として処理されていましたが、右京さん中では、決着が着いていない事件だったのでしょう。
先代の白河議員の自殺は、アルカイド系の中毒死、トリカブトなどの毒だったのです。
「僕にはまるで、呪縛のように思えるんですがねぇ~」と、右京さんは、白河家の因縁を思うのでした。
白河家での前回の事件は1996年、そうして、今度の事件で、「今回で、全て解決が着くかもしれません。」と発します。
そうした中で、マスコミから身を隠していた、白河達也が、白川家の2階の書斎で、自殺してしまったのです。
しかし、それは自殺ではなく、トリカブト系の中毒死で、2代にわたりそれが原因で、殺人事件が起きていたことを、右京さんは突き止めたのでした。
「毒を持ち込むことができるのは、あなたしかいないんですよ。…価値のあるものなんかありませんよ。」
白河貴代は、先代から仕える秘書に指示を行い、秘書を実行犯として、今回の殺人事件を引き起こしていたのでした。
「『相棒Season19』第5話~収賄疑惑、白河家の天上の棲家。」への3件のフィードバック
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