それは、右京さんと冠城亘が、昼食から帰って来るとことでした。角田課長のために、お土産のお弁当を買ってきたのです。
それは、角田課長がご祝儀を落として落ち込んでいると思ったからでした。
角田課長が給付金詐欺に引っ掛かる。
しかし、特命係の部屋に戻って見ると、角田課長は、豪勢なお弁当を食べていたのです。
話を聞いてみると、それは一本の電話から始まっていました。
国民給付金センターからの電話で、給付金受給を受けるために、
前払いで手数料を支払っていて、これで、受給が貰えると思った角田課長は、豪勢なお弁当を頼んでいたのでした。
角田課長が、給付金詐欺に引っ掛かっていることを察した右京さんと、冠城亘は、
詐欺グループと、連絡が取れる状況を利用して、主犯を捕まえようと動き出します。
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冠城亘が詐欺グループのアジトに潜入捜査
角田課長の息子と偽った冠城亘は、区役所のロビーで、鈴木(マギー)と名乗る、詐欺グループの一員と接触します。
そして、自分も給付金申請がしたいと持ち掛け、手数料は後払いでとお願いしたいと言いますが、
鈴木(マギー)は、聞く耳を持たず去ってしまいます。
鈴木の後を、追いかけた冠城亘は、駐車場で鈴木を呼び止め、アジトを突き止めるため、「雇ってほしい」と頼み込みます。
冠城亘に、言いくるめられた鈴木の口利きで、アジトへの潜入に成功した冠城亘だったのですが、
目隠しで連れ回されたため、アジトの正確な場所までは特定出来なかったのでした。
ただ、そこでは未成年と思われる佐藤(山﨑光さん)という少年ら、数人が軟禁状態で働かされていることが分かったのです。
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都市伝説、“伝説の詐欺師Z”
そんな中、冠城亘は鈴木から、グループのボスが、“伝説の詐欺師Z”であるという噂話を聞き出します。
“伝説の詐欺師Z”は、相当な切れ者で、“伝説の詐欺師X”を出し抜いたことで、名を上げたという事だったのです。
そんな中で、冠城亘は、未成年と思われる佐藤から、“伝説の詐欺師Z”を目撃した情報を得るのです。
その“伝説の詐欺師Z”なる男は、白髪の老人で、足が悪く、左足を引きずって歩き、杖を持っていると言う情報でした。
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右京さんが仕掛けた罠。
隙を見て外部と連絡を取ることに成功した冠城亘から、それを聞いた右京さんは、
詐欺グループに“ある罠”を仕掛けるべく、角田や捜査一課の伊丹刑事らを巻き込んで、行動を開始します。
角田課長を社長、右京さんを副社長、捜査一課の出雲麗音を経理担当にして、大芝居を組んだのです。
そして、そのアジトを見つけ突入し、詐欺グループを捉えたのですが、その場から、未成年の少年が、姿を消していたのです。
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“伝説の詐欺師Z”は、未成年の少年だった。
それを怪しんだ右京さんは、未成年の少年こそが“伝説の詐欺師Z”で、彼が、詐欺グループの幹部に、指令を送っていた事を突き止めたのでした。
更に、この未成年の少年は、黙って家出をしていて、それを利用し、伝説の詐欺師X”と名乗る鈴木(マギー)は、
少年の親に、少年の掛けていたレンズの割れた眼鏡と、誘拐の脅迫状を送り、誘拐と見せかけて、2憶円を脅し取っていたのです。
鈴木(マギー)によると、角田課長が始めから、警察官だと分かった上で、給付金詐欺の電話をしていたと言うのです。
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落とす神あれば、拾う神あり。
落としたご祝儀が見つかった。
事件が解決して、右京さんと冠城亘が、特命係の部屋に戻って来たら、そこには、また豪勢なお弁当を食べている角田課長がいたのです。
それは、落としたご祝儀が見つかり、戻って来たと言うのです。「落とす神あれば、拾う神あり」と角田課長は述べたのでした。
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冠城亘が潜入調査で大活躍!
今回は、冠城亘が潜入捜査で、大活躍をしました。
詐欺グループのアジトに潜入し、捜査をする場面で、見つかってしまうのではないかと、ハラハラドキドキさせられました。
また、右京さんも、声色を変えて、詐欺グループと交渉する、極限の頭脳戦にも、ハラハラさせられました。
都市伝説のような大物詐欺師は実在するのか!? それが、この事件のポイントでしたが、
二転三転する中で、未成年の少年が、“伝説の詐欺師Z”であると言う、意外過ぎる結末が待っていたのです。
それにしても、組織犯罪対策5課・警視の角田課長が、簡単に給付金詐欺に、引っ掛かってしまうとは、信じられませんでした。
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「『相棒Season19』第12話欺し合い~冠城亘潜入捜査で大活躍」への2件のフィードバック
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