杉下右京のダンディズム。
警視庁特命係の、杉下右京の装いは、ダークスーツが定番です。
たまに、スーツ以外の装いで、登場するシーンがありますが、とても馴染めませんし、右京さんらしくありません。
やはり、ブリティッシュスタイルで決めた、スーツ姿が印象的で、良く似合っています。
英国ダンディズムスタイル。
ブリティッシュスタイル。
ブリティッシュスタイルというのは、固めの生地で、カッチリとして、重量感のある、堂々としたスタイルです。
英国スタイルが、このブリティッシュスタイルになったのには、気候によるもので、イギリスは、年を通して曇りが多く、湿度が高い気候が影響しているようです。
また、国民性も反映していて、イギリス人の、勤勉で伝統を重んじる、保守的な国民性の表れが、こんなスタイルになった要因だとしています。
杉下右京のスーツは、3つボタンです。
3つボタンだと、Vゾーンが狭くなり、クラシックな印象が強くなることから、すこし古く感じるかもしれません。
しかし、そう感じさせなく、着こなしているのが、右京さんなのです。
右京さんのポケットチーフ。
ポケットチーフ。
上着は、サイドベンツで、ポケットチーフを、いつも入れています。
しかし、サラリーマンで、ポケットチーフを入れている人には、なかなか、お目に掛かれません。
更に、ポケットチーフを入れて、出勤したら、今日はどうしたのと言われてしまいそうです。
シャツの襟は、ワイドスプレッドで、Vゾーンのネクタイは、エンジ系を好んで締めているようで、英国紳士のような佇まいがお好きなようです。
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知ってました、右京さんのスーツは国産。
右京さんのスーツは国産製。
杉下右京の、このスーツは、国産製で、新潟県長岡市に本社のある、ピースクラウン社製のスーツです。
このスーツの価格帯は35,000円前後で、5万円以下のスーツが主流のようです。スタイリッシュなスーツで、右京さんの、良い雰囲気を醸し出しています。
緻密で勤勉で、英国を愛している、右京さんには、やはり、ブリティッシュスタイルのスーツが、良く似合っています。
3つボタンのスーツは、1番目と2番目のボタンを留めて、1番下のボタンは留めないのが、着こなしの基本です。
右京さんは、英国ロンドンの高級紳士服店街「サヴィル・ロウ」を、思い出しながら、如何に、ブリティッシュスタイルのスーツを着こなすか、考えているのかもしれません。
1タックが、お気に入り。
右京さんのスラックスには、タックが1つ付いていて、動きやすい着こなしになっているようです。
たぶん、犯人の追跡で走る時や、犯人逮捕で格闘した場合でも、動きやすいために、1タックになっているのでしょう。
2タックでは、いかにも、おじさんになってしまうところを、1タックで、上手く決めているのでしょう。
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杉下右京のサスペンダー。
サスペンダーを愛用。
杉下右京は、サスペンダーを愛用しています。クリップで止めるのではなく、ボタンで留めるタイプを使っています。
スーツに、サスペンダーを付ける人も、なかなか居ません。右京さんだからこそ、嫌みにならずに、上手に調和させていると思いませんか。
上着を脱いで、サスペンダー姿で颯爽と、ティーポットを、高々と持ち上げて、ティーカップに注ぐ光景は、お決まりのポーズになっています。
また、冬場には、フォーマルなチェスターフィールドコートを着用しています。
杉下右京のお気に入り。
右京さんの腕時計。
杉下右京は、腕時計にもこだわりがあるようで、ハミルトンの「H13431553」81,400円、CIRCA(サーカ)「CT116T」22,180円が、使われた事があったようです。
どちらの腕時計も、遊び心が垣間見えるスタイルで、ブリティッシュスタイルの、スーツと良く融合していて、とても似合っています。
右京さんのレースアップの靴。
杉下右京の靴は、レースアップの、ストレートチップが主流で、ピエールカルダン、ポールスチュアート、バーバリーなどを愛用しているようです。
「レースアップ」とは、紐(ひも)靴、紐で編み上げ締めた靴を指し、「ストレートチップ」とは、つま先が横一文字に切り返えされた、デザインの靴のことで、
見た目がシンプルなので、フォーマル向けの靴として使用されることが多い靴です。
現在のビジネスマンの靴は、簡単に履ける紐なしが多いように思われます。
お客さまのもとへ伺い、靴を脱ぐ場面があるビジネスマンにとっては、その都度、靴紐を結んでいたのでは、面倒だからじゃないでしょうか。
杉下右京は、ヨーロッパの基本スタイルを踏襲している、ヨーロピアンベーシックスタイルの靴を、愛していますが、
お値段が、お値段ですから、私のような、普通のサラリーマンでは、そう簡単には買えません。
杉下右京のコーディネートは、結構お金が掛かるようです。
でも、独身の右京さんだからこそ、出来るのでしょうか。それとも、給料が高いのでしょうか。
国家公務員の給料を検証。
国家公務員Ⅰ種の給料。
そこで、国家公務員の給料を調べて見ました。杉下右京は、東京大学法学部を卒業後、国家公務員Ⅰ種で、警察官となったキャリア組ですが、
あの性格ですから、そのキャリアの道からはずれ、「陸の孤島」と揶揄されている、窓際部署の「特命係」に配属されています。
そして、彼は出世や手柄には、全く興味を示さない性格です。
一般的な、国家公務員Ⅰ種の平均給料は、52万円で、平均年収が634万円~837万円になっています。
初任給が20万円、20代の平均給料が31万円、30代の平均給料が44万円、40代の平均給料が81万円になっているようです。
ノンキャリアは、定年まで勤めても課長までしか出世できないようで、キャリア官僚の年収は、30代で約700万円、40代で1,300万円らしいようです。
そして、官僚のトップの事務次官に上り詰めると、年収は2,500万円になるようです。
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右京さんの年齢は、50代後半あたりか。
このキャリア(国家公務員Ⅰ種)の合格率は7%で、倍率は約14倍だそうです。
杉下右京は、シーズン1の開始当時が、45歳と言う設定だったようですが、現在は60代の年齢なんじゃないでしょうか。
杉下右京の年収は、どれぐらい。
右京さんの年収を予想する。
刑事部捜査第一課の伊丹巡査部長から「警部殿!」と呼ばれていることから、右京さんは、特命係係長で、階級で言うと警部になるようです。
警察官の大卒の50代の年収が、900万円~1,000万円以上らしいのですが、
窓際族となっている右京さんは、これよりも少ない収入である可能性もありますが、
キャリアでの入省 でもあることから、考えれば、どんな査定を受けているのか、知りたい気がします。
しかし、独身の右京さんなら、このぐらいの収入であれば、ブリティッシュスタイルの、ライフスタイルを楽しむ事は出来るでしょう。
杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京はブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年~1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン(H13431553)。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出していて、
何故か!気になって仕方がありません。
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「ドラマ『相棒』杉下右京のダンディズムを維持する収入は。」への1件のフィードバック
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