他人は、自分の事を理解してくれない。
人は、自分の事を理解してくれない、どうして自分はこんなに頑張っているのに、上手に事が運ばないんだろうと、思ったことありませんか。
家庭でも、職場でも、そんな風に思って、生活や仕事をするのは、辛いものです。
良かれと思ってやっている事が、評価されないばかりか、余計なお節介と、言われたのではやり切れません。
その頃の私は、何だか、とても仕事に追われていて、自分はこんなに頑張っているのにと、周りを見ないで、一人で、空回りしている、感じが続いていました。
仕事を円滑に進める仕方。
自分の事ばかり考えていた、第1四半期。
私は、仕事で何とか早く、結果を出したいと、焦っていました。計画計数は果てしなく大きく、達成までの道のりは長く、
結果を出す迄には、困難がある一方で、結果を出すまでには、あまり時間が無い、ミッションだったからです。
季節は初夏に入っていました。4月に始まった新年度は、既に、第1四半期が、経過していましたが、
その間、思うような成果が、出ていませんでした。このまま行くと、8月になり、夏休みに入ってしまいます。
そうすると、職場のモードが、仕事モードから、夏休みモードに変わってしまい、
そのまま、9月に入ると、中間決算になってしまうからです。
焦れば、焦るほど、空回りするばかりです。些細な事でも、腹を立てたり、不機嫌になったりしていたんです。
しかし、仕事はチームワークでするものです。自分一人では出来ません。
そんな状況で、成績も上がらない訳ですから、上からは、厳しい叱責が飛び込んで来ました。
その時思ったんです。私は、自分の気持ちばかり考えていて、仲間たちの意見を、聞いて来なかったことを。
一人では、仕事は出来ない。
チームで仕事をする。
そこで、仲間たち一人一人と、話し合いをしたんです。仲間たち一人ひとりに、意思があり意見があり、考え方があったのです。
そんな事も考えないで、自分がやっている事が、正しいと思い込み、先走りをしている事に、気が付き恥じたのです。
仲間たちも、自分たちの意見を、聞き入れてくれたことで、仕事に対する責任感が、違って来たようです。
ある時、こんな事がありました。チームで最年少の彼が、ミスをしてしまったんです。
チームで苦難を乗り越える。
お客さまから苦情の電話が入り、窮地になりましたが、チームメンバー全員が、自分の事とした、お客さまに向き合いました。
その結果、何とか苦情を回避する事が出来で、みんなに、一体感が出たのです。
その一体感のまま9月を迎え、苦労しましたが、9月までのミッションを、達成する事が出来たのです。
何だかホットしたと同時に、仲間たちに、すごく感謝しました。
人生の分岐点。
分岐点はどかだったのか。
この分岐点は、何処にあったのでしょう。
焦る気持ちが空回りする中で、チームメンバーの意見を、聞いて見ようとした時が、その時だったのでしょうか。
どうしても人に伝わらなかったり、相手が理解してくれない事があった時、
人は自分がこんなに努力しているのに、何で分かってくれないんだと思いますが、
相手はそんなに簡単には、自分の事を理解してくれません。
先ずは、自分が変わらなければならないんです。
自分が相手の事を理解しなければ、何も変わりませんし、相手も理解してくれません。
やはり、相手の立場になって物事にあたる事が、とても重要だと、思い知らされたのです。
認めて貰いたい、褒めて貰いたい。
やった仕事や、行いに対して、人は認めて貰いたいと思う筈です。褒めて貰いたいのです。
「褒めて育てよ」とは、良く言ったものです。
子供の教育は、「褒めて育てよ」。大人も褒めて育つ。
子供の教育の基本は、「褒めて育てよ」です。人から自分の良いところを認めて貰い、褒められればやる気が俄然違って来ます。
何も、こうしなさい。など言う必要はないのです。
「頑張ったね」「偉かったね」「上手に出来たね」この言葉は、凄い魔力がある「魔法の言葉」です。
これは、大人になっても同じです。いくつになっても、褒めて貰いたいのです。
その究極が、勲章や、表彰ではないでしょうか。
自分の遣って来た人生に対して、公に褒めて貰えるのですから、これは嬉しい事だと思います。
社長さんが、褒章を受けられた。
こんな事がありました。お世話になった社長さんが、褒章を受けられたことがありました。
社長さんは、その時70歳を超えていましたが、「この仕事を続けて来て良かったよ」と、本当に、嬉しそうでした。
同僚から貰った手紙。
私は以前、同僚の一人から、褒められたことがありました。私が転勤する時、その同僚から手紙を貰いました。
そこには、お世話になった事の感謝に続き、私の良いところを、褒めて呉れていました。
そんな風に、人は自分を見ていて呉れるんだと思うと、凄く、有難い持ちになりました。
いくつになっても褒められたい。
褒められることは、幾つになっても嬉しいこと。
人から褒めっれる事に、慣れていなかったので、凄く感激した記憶があります。
その手紙は、私の何よりもの宝物になり、事あるごとに読み返し、力を貰っています。
この経験で、自分が変わらなければ、他人は変わらないことを思い知りました。
大人になっても、幾つになっても、人は褒めて貰いたいものなのです。そして、人は育つのです。
この経験で、自分が変わらなければ、他人は変わらないことを思い知りました。
人を動かす魔法のことば。
魔法の言葉。
人は誰でも、認めて貰いたいのです。褒めて貰いたいのです。
そして、「頑張ったね」「偉かったね」「上手に出来たね」この言葉は、凄い魔力がある「魔法の言葉」です。