人生で成功するために必要な、正直.信用.約束の3つ規範。

 

人生を生きて行くために、必要なことは。

 人生で成功するためでもあり、企業が成功するためでもあり、人が人として生きるたに、必要な基本的な考え方は、何でしょう。

「正直」「信用」「約束を守る」の3つです。

 そして、これを励行しても、相手側から、評価して、認めてもらうには、それなりの、時間が掛かるのです。

「正直」「信用」「約束を守る」

 信用は正直と約束を守ること。

 他人が、自分を評価してくれることは、一朝一夕では出来ません。嘘をついたり、正直な行いをしない人を、人は評価をしません。

 自分の事を、分かって貰うまでには、時間が掛かります。自分はこんなに正直で、信用出来る人物ですと、言ったところで、簡単には、認めて貰えません。

 よく新規先のアポイントを取るために、何回、何十回と訪問し、ポストに、名刺を置いて帰り、

 ようやくアポイントに、漕ぎつけたと言う話を聞きますが、初対面の人に、簡単に門戸を開ける人は、いないのです。

 信用を得るには、正直な行いや、約束を守ることが基本です。そして、その行いを、人は見ているのです。

信用のない人にチャンスは来ない。

信用を得るおこない。

 例えば、製造業の会社で考えて見ると、安全で品質の良い製品を、納期を守って製造し、納品をする事で、発注者側から、信用を得られるようになります。

 そうすると、「お宅は他所の取引先よりも、信用が置ける」となり、受注が増加するようになるでしょう。

 でも、万一、不良品が発生した場合には、一瞬にして信用を失ってしまい、取引を中断させられるかもしれません。

 それを挽回するには、その起きたことを正直に報告して、二度と、このような事態が、起きない対策を立て、継続的に検証を重ね、地道に相手の信用を、勝ち取る以外に方法はありません。

 一度失った信用を、回復するには、何倍もの努力や、労力が要るのです。

 他の企業でも同じです。例えば、町のパン屋さんでも、安心できる素材で、品質の良いパンを、毎日提供する事で、

 あのパン屋さんに行けば、美味しいパンが、いつでも買えると言う、信用を得られるようになります。

 だから、パン屋さんは、毎日パンを焼いて、お店を決まった時間に開けて、おいしいパンを提供する。この基本的なことから、商売が始まるのです。

正確な仕事、納期を守る仕事は信用の証。

サラリーマンなら、何で信用を得るか。

 サラリーマンだったらどうでしょう。与えらえた仕事を正確にこなし、正確に期限どおりに遂行する事で、少しずつ評価をして貰え、

 それに伴って、より責任ある仕事を、任せられる人材に、ふさわしい人として、育って行くんじゃないでしょうか。

 あの仕事は、あの人に任せて於けば、安心という評判です。そうなって、やっと一人前になるのです。

人生では、信用以上の勲章はない。

約束を守れない人に、お金は貸せない。

 お金の遣り取りはどうでしょう。約束を守れない人に、お金を貸してくれる人はいません。

 お金を貸してくれるところが無ければ、事業を拡大する事も出来ません。

 そもそも、信用が始めから無ければ、起業したとしても、誰も近づいて来ないでしょうし、応援もしてくれません。

信用されることは、応援して呉れること。

信用は、背中を後押ししてくれる力。

 特に起業して、事業を初め立ての頃は、応援して貰える人がいないと、なかなか、軌道に乗せるのには、難しい事もあるでしょう。

 そんな時に、受注を呉れた発注先、パンを買いに来てくれる、お客さんの存在は、凄く大きい筈です。

 だから、そうした人たちに、更に、認めて貰おうとするんじゃないでしょうか。

 ではどうしたら、信用してもらえるんでしょう。私にこんな経験がありました。

担当するお客さまは、全て自分の責任。

お客さまから激怒されたこと

 だいぶ前の話なんですが、契約をして頂いたお客さまへ、お届けした書類に、不備がありました。

 その不備を私は、社内の事務関係者の責任にして、そのお客さまに説明したら、お客さまから激怒されました。

 そのお客さまは「何で人の責任にするんだ、君が書類をもっと良く確認していれば、こんなミスは、起こさなかったんじゃないのか。」

 「君は会社を代表して、今ここに来ているんだろう。だったら、君が自分の事として、謝罪すべきじゃないのか。」 と怒られ続けました。

 お客さまの怒りは、なかなか収まらず、私は、只々、謝罪を繰り返すだけでした。

自分は悪くないと思って仕事をしていた私

会社の看板を背負って、仕事をしていなかった私。

 私は、書類の不備を、社内の事務関係者が行ったミスとして、責任は事務関係者にあると考え、自分には関係ないと、甘く考えていたのです。

 事務関係者が作成した書類を、自分で良く目を通して、間違いが無いかをチェックして、お客さまの元へ伺っていれば、

 お客さまに、不快な思いをさせる事も、無かったものを、事務関係者の責任にした、私が間違っていたのでした。

 そうです、私は会社の看板を背負って、会社を代表して、お客さまと、接して来なかった事を、そのお客さまが見抜いて、叱って呉れたのです。

 そして、お客さまに正しい書類を、お届けする事を、守れなかった自分を反省したのです。

 心底、信用を得る事の、厳しさを思い知った出来事でした。