相棒Season20第14話『ディアボロス』悪魔の正体とは!?




相棒Season20第14話『ディアボロス』悪魔の正体とは!?

人気芸術家・新進気鋭のフラワーアーティストの、婚約者に必ず訪れる不幸とは。

呪われたアーテストに、降り懸かる出来事が、今回のストーリーです。

事件の背後でうごめく悪魔の正体とは何か!? 右京さんと冠城亘が難事件に挑みます。

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フラワーアーティストの婚約者の殺害


6年前、華道「ありあけ流」の家元・尾崎孝月(栗田芳宏さん)が、

「あの男潰すべきだよ」と、弟子たちを前に放った言葉で、物語が始まりました。

数日前、特命係の右京さんは、行きつけの小料理屋「こてまり」の女将・小出茉梨(森口瑤子さん)に誘われて、

新進フラワーアーティスト・氷室聖矢(渡部豪太さん)の個展を見学します。

氷室は、婚約者・内田絵里奈(小池唯さん)と、仲むつまじい姿を見せていました。

その二人を見て、小出茉莉は「今度こそ本当に幸せになって欲しいですね」と呟きます。

その翌日、婚約者の絵里奈が、氷室聖矢のオフィスで殺されているのが発見されます。

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凶器は強靭なツル植物の“テッセン”


右京さんは、冠城亘と共に現場に臨場すると、遺体の首には、美しい花が巻きついていたのです。

驚いたことに、犯人が凶器として用いたのは、針金のように強靭なツルを持つ植物“テッセン”でした。

第一発見者は氷室聖矢で、殺害時間は昨夜の9時~11時。

捜査一課が氷室聖矢を疑いますが、取り憑かれたように仕事をする氷室に、聴取を遮られてしまう始末です。

小出茉梨によると、氷室聖矢は、以前のパートナーも、3年前に謎の失踪を遂げていて、婚約者を失うのは二度目だと言うのです。

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3年前の婚約者失踪事件。


3年前、婚約相手の栗原玲子(新実芹菜さん)が、こつ然と失踪し、携帯も解約されていた過去を、持っていたのです。

その話を聞いた右京さんは、「思わぬ運命が降りかかる」と呟きます。

愛する玲子を失った氷室聖矢は、絶望を創作にぶつけたのか、

その後にフランス・パリで開いた個展が高く評価され、数々の賞に輝いたという経緯があったのです。

右京さんと冠城亘は、氷室聖矢と10年来の仕事仲間だと言う、生花の卸売業者・一之瀬(冨田佳輔さん)から話を聞きます。

そんな中、氷室聖矢が高名な美術評論家で、華道「ありあけ流」家元・尾崎孝月の家に、押し入り、

「絵里奈を返せ!」と叫び、事件を起こしたのです。

評論家には、かつて氷室聖矢の個展を酷評し、活動に水を差した因縁があったが、

「恨まれる筋合いはない」と、憤っていました。

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悪魔だ、悪魔の仕業だ!


その頃、逮捕された氷室は、冠城亘から、2度も婚約者を失ったのは偶然なのかと、指摘されると、

取り乱した様子で、「悪魔だ、悪魔の仕業だ、いつも大切なものを奪ってゆく」と、叫びます。

しかし、尾崎孝月には確固たるアリバイがあり、むしろ氷室にこそ、アリバイがないのが現状でした。

氷室聖矢の3年前の婚約者・栗原玲子の写真を見た右京さんは、帰国子女ではないかと推測します。

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フィンガークロス


更に、氷室聖矢と二人で写っている写真に違和感を持ち、栗原玲子の指先が「フィンガークロス」している事を発見したのです。

「フィンガークロス」しながら、婚約者と写真に写っていると言うことは、

その時、彼女が考えていたことは、良からぬ事ではないかと推理します。

何故なら、「フィンガークロス」とは、罰が当たらない時のおまじないなので、彼女の愛は、偽物だったのではないかと推理したのです。

そして、「その愛が偽物だとしたら、二人を動かしていた人物こそ悪魔」と、右京さんは語ります。

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才能に嫉妬した犯人。


右京さんと冠城亘は、赤坂の料亭を訪ね様子を聞きます。

それによると、氷室聖矢は赤坂あたりの、飾り花を任されるようになっていたと言います。

と言うことは、それまで任されていた人達は、お役御免となったと言うのです。それが、「ありあけ流」の華道家だったのです。

そして、氷室聖矢に花を提供している、10年来の仕事仲間の、生花の卸売業者・一之瀬が、

元「ありあけ流」の若手ホープで、当時、飾り花を一手に任されていたことが、次第に分かって来ました。

一ノ瀬は氷室聖矢の才能に嫉妬していて、更に、仕事まで取られてしまった事で憎しみが増幅し、

氷室聖矢を苦しめることに、心血を注いでいたのです。

そして、一ノ瀬が企てたのが、二人の女性を金で雇い、恋愛関係を持たせた後で、

突然いなくなる事で、氷室聖矢に絶望感を味合わせることでした。

しかし、二人目の内田絵里奈は、彼女自身も氷室聖矢に恋愛に落ち、こんな事は出来なと訴えた事で、殺されてしまったのです。

更に一ノ瀬は、家元の尾崎孝月が、若年者への性癖がある事で脅し、

美術評論家と言う立場で、氷室聖矢を批判させ、彼の立場を危うくするよう工作をしていたのです。

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ユリの花粉が決めてだった。


右京さんたちは一ノ瀬に対峙します。

そして、一ノ瀬が犯人なのかを解説しました。「花粉ですよ。粘着性のあるユリの花」

一ノ瀬の服に付いていたユリの花粉が、殺害現場にもあったのです。

そして、一ノ瀬を連行した伊丹刑事から連絡が来て、連行途中で、彼は服毒で死んでしまったのでした。

「ディアボロスとは、ギリシャ語で、悪魔と言う意味ですね。氷室を、どう花咲かせようとしていたのではないかと…」、

一ノ瀬は考えていたのではないかと、右京さんは語ったのです。

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