お金を確実に貯めるには『人生設計書』を作ること

 

お金のことで、後悔しないために。

お金を貯める事が、大切だと分かっていても、若い頃には、欲しいものが、沢山あったりして、

なかなか貯金に、回すことが出来ない方、多いんじゃないかと思います。

私も家を買うまでは、一生懸命に頭金を貯めて住宅ローンを利用して、買う事が出来ましたが、

その後は、なかなか貯まらなくなってしまいました。

その頃は、こんなことを考えていました。

頑張って仕事をしていたら、貯金はどうにかなるんじゃないかと、思っていたのです。

しかし、子供が、高校進学を目指す頃になると、

このままでいたら、教育資金は賄えるだろうかと、考えるようになり、頭の片隅から離れなくなりました。

お金を貯める「お金と人生の設計書」。

そこで、これからの人生を、お金の心配を、少しでも減らすには、どうしたら良いのか考えた結果、

「お金と人生の設計書」を作って見たのです。

家族全員の人生シュミレーション。

家族のこれからの人生を、シュミレーションしたのです。

例えば現在、夫35歳、妻30歳、長男7歳、次男5歳だとしたら、

これからの人生で必要になるお金を、各自の年齢毎に試算し、Excelを利用し、夫、妻、子供と、各自ごとに作成します。

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家族全員の、お金の計画書を作る。

家族の成長に合わせて作成。

例えば、長男が中学受験するなら、長男が11歳~12歳に、受験のための学習塾に通う費用として、

年間40万円、13歳の中学入学金と授業料で、年間100万円などと試算するのです。

たぶん教育資金が、一時的に集中して必要になるので、頭を悩ませる事だと思いますが、

どう乗り切るか、考えながら作成して見てください。

例えば、家を購入するなら、

夫37歳の時に、3,000万円の住宅ローンを借りて、毎年120万円づつ返済するなどと、試算をします。

その他、車の買換えの場合、

新車だったら10年毎に変えるのか、更に子供の結婚資金を、多少でも、援助してあげようと思う事でしょう。

そんな事も、考えておく必要があります。

また、家のリフォーム工事代も、試算しておくと良いでしょう。

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生涯で稼ぐお金と、使うお金を把握する。

自分の一生分の人生計画。

そして、この計画書を取り敢えず、あなたの一生分作って見てください。

そうすると、そこにあなたと、あなたの家族の、将来の人生計画が描がかれる事でしょう。

この『お金と人生の設計書』は早い時期から作る事で、人生設計が明確になります。

私は子供の高校入学に際して、教育資金が心配になって作りましたが、

その時の試算では、マイナスの試算になってしまい、これでは大変と悟り、貯金に目覚めました。

その時思ったのは、もっと早く出来れば10年前に、この計画書を作っておけば、

自分の人生設計が、もっと明確になり、どんなに良かったかと後悔したのです。

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『お金と人生の設計書』を作ること。

計画書を作成すると、自分の人生が見えて来る。

この「お金と人生の計画書」を作って見て分かった事は、

人生って、長いと思っていたんですが、例えば35歳~85歳まを、Excelで作ると50列なんです。

なんだか、お金の事をもっと真剣に、考えなければならないと思いました。

現在の家計から、未来の収支を予測する。

収入の未来予想。

次は、収入面について、見ていきましょう。

それぞれの時期に必要になるお金を、どのようなお金で宛てるのか考えます。

毎月の給料やボーナスで賄うのか、貯金を取り崩すのか、学資保険で賄うのか、

奥さまにも協力して貰い、共働きで乗り切るのかなどを試算してください。

収入は、前年の源泉徴収票を参考に、来年、再来年と、年収が上がってゆくのか、

勤務先が毎年、定期昇給やベースアップしているなら、その割合を加算して見てください。

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人生とお金の必要額を考えて見る。

一生分の人生設計を考える。

更に、自分がどの地位まで、昇格出来るかも考えると良いでしょう。課長までなのか、部長までか、役員まで行くのかなどです。

分からない場合は、年1~2%程度アップするなど、試算にしても良いでしょう。

奥さまにも所得があれば、同じように試算して、

合計で家計の収入が、どのように推移してゆくか、試算して見てください。

60歳以降の場合は、再雇用や、非常勤社員などになったら、現役時代の5~7割になるでしょう。

独立して創業したいなら、どんな収入になるのかも試算すると良いでしょう。

更に、年金受給時期に入った場合の、年金額の試算や、退職金の試算も出来ると、

人生のお金の流れが、トータルで知ることが出来て、早い時期から、お金の準備を考える、きっかけになると思います。

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年金生活になった時の備えは大丈夫?

65歳以降の収支を試算。

65歳以降の収支を、簡単に試算して見ます。

毎月の家計支出が、標準とされている、月25万円と、多少余裕のある生活が、出来る金額とされている、月35万円とし、

年金はモデルケースの、平均収入42,8万円、

40年就業で、妻が専業主婦だった場合の、年金受給額、月22万円で算出して見ました。

年金生活での、25年分の支出の試算。

月々の支出が、25万円の場合×12ヵ月×90歳までの25年間= 7,500万円 の支出が掛かります。 

月々の支出が、35万円の場合×12ヵ月×90歳までの25年間=10,500万円 の支出が掛かります。 

年金生活での、25年分の年金収入の試算。

年金収入支給額、月々22万円の場合。月22万円×12ヵ月×90歳までの25年間= 6,600万円 が年金収入となります。 

月25万円の生活費の場合は、 6,600万円-7,500万円= 不足額 900万円 この結果、25年間で900万円不足します。

月35万円の生活費の場合は、 6,600万円-10,500万円=不足額3,900万円  この結果、25年間で3,900万円不足します。

簡単な計算ではこんな感じになります。

この不足分を何で宛てるのか、退職金なのか、貯金なのか、

いずれにしても、早い時期から、将来像が把握出来れば、対処が可能になるでしょう。

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