イチロー先生の「結婚はギャンブル」「嫌われるの大好き」
SMBC日興証券「おしえて!イチロー先生」
イチローさんは、日米のプロ野球で大活躍し、現役時代には、あまり見せなかった本音を語る動画が今、ネット上で沸騰しています。
大人や子供を前にして教壇に立つイチロー先生の姿が、そこには映し出されています。
「おしえて!イチロー先生」
友人、夫婦観や、人生の悩みになどについて、一般の人たちから寄せられた、様々な質問に答える姿からは、超一流のアスリートの意外な側面を見せています。
動画はイチローさんを、ブランドパートナーとして起用する、SMBC日興証券が公開した
「おしえて!イチロー先生」で、イチロー先生が質問に答えているのです。
昨年秋に同社が公開し、1千万回を超えて視聴された「人生100年イチロー人生すごろく」に続く第2弾として、計27本が2020年6月23日から公開されています。
その中でインパクトのある回答をしているのが、「結婚はギャンブル」と「他人から嫌われるの大好き」と言う、メッセージではないでしょうか。
「結婚はギャンブルですから」
ある女性からの質問で「夫婦の関係は何だと思いますか?」に
「理想は確かに何か分からないです。だって結婚はギャンブルですから、それは分からないですよ」
「お付き合いしている時に、全部分かったら、それはそれでつまらないでしょうし、結婚してから初めて分かることの方が多い訳で、ギャンブルですよ!」
「それを認めなかったら、結婚なんか出来ないです」
と、ご自分の経験から結婚観を披露しているのです。
何十年も別々の環境で過ごして来た二人が、ある時から生活を共にすれば、経験や人生観が違って当たり前です。
上手くゆくか行かないかは、50%の確率だとすれば、結婚はギャンブルだと言う発言も納得してしまいます。
他人から嫌われるの大好き。
「他人から嫌われるの大好き」と、言い切った言葉が話題を集めているのです。
人気商売のプロ野球選手として、多くの観客を集め、それにより、多額の収入を得て来たイチローさんにとって、お客さまは大切な存在である筈です。
しかし、好かれるために迎合するのではなく、プロ野球選手として結果で評価して欲しい、
その結果を出すためには、ストイックな生活や行動をして、結果を出して来た、イチローさんらしい言葉ではないでしょうか。
イチロー選手の現役への執念。
イチロー選手は1992年に、ドラフト4位でオリックス入団、独特の振り子打法と、俊足でヒットを量産し、一躍スーパースターとなりました。
その後、メジャーリーグへ移籍し、メジャーでも大活躍した事は、世間の承知するところで、彼は50歳までの、現役続行に、執念を燃やしていました。
そんなイチロー選手も、次第に、打撃の不振に見舞われ、少しづつ迫りくる黄昏の時を、考えずにはいられなかった選手時代があったのです。
「NHKスペシャル」密着取材。
2019年3月31日の「NHKスペシャル」で、半年間の密着取材を、受けたイチロー選手の自宅には、
数々の、凄いトレーニングマシーンに囲まれて、トレーニングするイチロー選手の姿が、映っていました。
常に結果を求められる、重圧に向き合うには、トレーニングの積み重ねと、自分を律する事しか、ないのかも知れません。
彼はアスリートとして、身体維持に努めていました。そして、こんな、興味深い発言をしていたんです。
「理想の打撃の追求の先が、相手の投手の、決め球を打つ事だった」と言います。
ルーティン。
イチロー選手の、代名詞ともなったルーティンは、バッターボックスでの動作や、7年間、昼食にカレーを、食べ続けた事で有名です。
常にストイックなイチロー選手ですから、物凄く孤独な中で、ルーティンする事で、冷静を保っていたのしょうか。活躍できなければ、引退勧告が、常に付きまとう世界です。
「挑戦する事に近道は無い、理想は遠周りをする事だ」と、背番号51番は、言っていました。
最終形が無いから、前に進むだけとしながらも、野球選手としての終わりが、確実に迫って来ていたのでした。
「おしえて!イチロー先生」
SMBC日興証券
そんな、ストイックなイチローさんが引退した後、SMBC日興証券が公開した「おしえて!イチロー先生」で、イチロー先生が質問に答えているのです。
その他の質問に、イチロー先生は何と答えているのでしょう。
「出る杭は、もっと出たらいい」
小学生の女子からの質問で「出る杭は打たれると言うが、打たれないようにするにはどうしたらいいのですか?」
に対して、「もっと出たらいい、突き抜ければいい」「『こつは手に負えなくなる』となるので」と回答したのです。
日本のプロ野球で大活躍し、メジャーリーグでもその偉業を見せつけていたイチロー選手。
そこには常に出る杭が付きまとっていたのでしょう。だから、突き抜けるぐらい出れば良いと語ったのでしょう。
「好きって何?」
「朝起きた時に考えたら、好きなんじゃない?」「夜はダメです。判断力が鈍るから。」
相手が子供だからと言って、下手なきれいごとや美談を言わない所が共感を呼んでいるようです。
「好きなことを仕事にすると大変ですか?」
将来、お寿司屋さんを開きたいと言う少年の質問に対して、
「僕は野球をプロとしてやって来たけど、小学生、中学生の時とは全く違って、楽しさはゼロだった」と本音を吐露。
「自分の仕事になると、大変になるので、心から楽しめなくなる」と語った。
「プロになるとやっぱり責任がついて回って、もちろん上手く行った時の快感はあるけれど、基本的には失敗と向き合う時間になる」
だから、もう一度『野球選手になりたいか』と、僕は聞かれたら『やりたい』とハッキリ言う事は出来ない」
「それが、プロの世界だと言うことを、知っておいて貰いたい」
「無理しても友達の輪に入るべきですか?」
「無理して入ると疲れちゃうから、…以前は大人が抱える問題だったが、今は子供たちも抱えることに…」
「一度、入って見て、体験して見るのもいいかもしれません」
「人生にはお金がすべてと言う事に関係して」
「それが無くては生きて行けない」「どうやって使うか…その使い方によって、その人が出る」
「昔はおごって貰うのがラッキーだと思っていたが、ある時から、反対の立場になって、人に喜んでもらうことに、お金を使うとはハッピーになる」
「きれいなお金の使い方の出来る人になって貰う…」「お金によって、人生が狂ってしまう人もいる…」
「宿題のある意味は?」
「宿題は、野球選手がトレーニングをしているイメージ」「宿題はやりたくないよね」「大人になったらやりたくない事も、やらなければならない」
「社会で生きてゆくための、その訓練」「好きなことしていると、社会人としては厳しい」
「おしえて!イチロー先生 日興証券「結婚はギャンブル」名言集」への1件のフィードバック
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