【お金の名言】ジョンロックの身の丈にあった収入が良い話。




ジョン・ロックの身の丈に合った収入。

誰だってお金は欲しいですよね。

でも、そう簡単に収入は増えません。サラリーマンの方なら、年1回のベースアップで多少増えるぐらいです。

それなら、成績優秀で昇格し昇給する方が、金額も大きくなるので良いのですが、

そうしようと思うと、否応なく、出世競争の渦の中に、巻き込まれてしまいます。



出世競争のために何を犠牲にする。


同期も先輩も、後輩もみんな競争相手。

例えば、出世競争を争うのは、あなたの同期と、3年上の先輩、そして3年下の後輩が、ほぼ対象相手になるんじゃないでしょうか。

そのために、競争を余儀なくされ、社内の学閥や、出世した上司の下の潜り込む輩までいて、戦いは日々激化しています。

そして、そんな社内情勢に、疲れてしまうことが多いんじゃないでしょうか。

出世した上司のグループに入らないと、将来出世は望めないなどとの噂が飛び交い、

仕事のほかに、そんな付き合いまでしなければならないと、私も悲鳴を上げたこともありました。

でも、そんな付き合いを辞めてしまっても、あまり変化はありませんでした。

むしろそんなことに、キュウキュウとしている同僚たちを見て、何でいつまで、しがみ付いているんだいと思っていました。

1万円起業文庫版 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 [ クリス・ギレボー ]



サラリーマンの生涯賃金。



生涯賃金は2億円~3億円。

サラリーマンの生涯賃金は2億円~3億円と言われています。

大卒の場合は、概ね22歳で入社し、60歳で定年ならこの間39年間です。

生涯賃金2億円なら、2億円÷39年間=平均年収512万円です。

この間、ボーナスが、年2回で3ヵ月分、支給するとしたなら、平均の月収は、34万円です。

生涯賃金3億円なら、3億円÷39年間=平均年収769万円です。

この間、ボーナスが、年2回で3ヵ月分、支給するとしたなら、平均の月収は、51万円となります。

キミの生涯賃金”2億円”を守る!労働契約の方法 知らないと、絶対損をする!これからの働き方 [ 萩原 京二 ]



お金と、どのように付き合う。


お金の噂話に振り回されないで!

こうして見ると、もっと大事に、お金は、使わなくちゃいけないと思いませんか。

お金に関連した、本や雑誌などの中に、

「定年までに、1億円貯める方法」などと言う、うたい文句が踊っていて、ますます不安を増長させられます。

2億円の生涯賃金の中から、1億円の貯蓄は、ほぼ難しいのではないでしょうか。

もちろん貯蓄以外に、投資などもして行かなければ、とても難しいことは確かです。

生涯収入・五億円! あるサラリーマン、五十七年間の軌跡 [ 石津 一成 ]



ジョン・ロックのお金の名言。


17世紀のイギリスの哲学者。

17世紀のイギリスの哲学者ジョン・ロックが、こんなお金の名言を残しています。


「収入は靴のようなものだ。小さ過ぎれば我々を締め付け煩わしい。大き過ぎればつまずきや、踏み外しの原因となるのだ。」


その人の収入は、その人の身の丈に合った収入でないと、上手くいかないのではないでしょうか。

身の丈に合わない収入は、その人を疲弊させるのではないでしょうか。

知性の正しい導き方 (ちくま学芸文庫) [ ジョン・ロック ]


巨額な宝くじに当たった人。


よく事例に出るのは、突然、巨額な宝くじに当選した人が、今まで手にしたことのないお金を持つことで、

人格まで変わり、その当選金を使い果たした後に、宝くじなど当たらなかった方が良いと言う話が、流れることがあります。

お金は魔物です。そして、多くの欲望を満たして呉れるものでもあります。

しかし、自分が管理できる範疇を超えたお金は、暴挙になることだってあるのです。

お金で人をひれ伏せたり、お金で自分を大きく見せたり、お金で自分を強く見せたりしますが、

そんなことでひれ伏せたとしても、お金が無くなれば、誰も振り向いてくれなくなるのです。

同じようなケースで、巨額な遺産金が入ったことで、今までの平安な人生では、いられなくなった方も多いいようです。

会社を辞めずに収入を月50万円増やす! 小さく始めて成功させる「自分ビジネス」 [ 船ヶ山 哲 ]



お金はその人の力量に比例する。


身の丈に合ったお金の力量。

いつの時代でも、お金はその人の力量、身の丈に合ったものでないと、負担になってしまうのかもしれません。

だから、ジョン・ロックは、小さい靴は履けないし、大きい靴も危なくて履けないと言っているのです。

そうです、お金は程々が丁度良いと、言っているんじゃないでしょうか。


ジョン・ロックは、こんな人。



17世紀のイギリスの哲学者。

ジョン・ロック(1633~1704)は、イギリスの哲学者で、イギリス経験論の父と呼ばれた人物です。

主著に『人間悟性論』に於いて、経験論的認識を体系化しました。

また、政治哲学者としての側面も非常に有名で、彼の自由主義的な政治思想は、名誉革命を論理的に正当化するものとなり、

その中に示された、社会契約や抵抗権についての考えは、アメリカ独立宣言や、フランス人権宣言に、大きな影響を与えたのでした。

市民政府論 (光文社古典新訳文庫) [ ジョン・ロック ]