五代目相棒/寺脇康文に決定!杉下右京が亀山薫を好きな理由。




五代目相棒寺脇康文に決定!杉下右京が亀山薫を好きな理由

杉下右京の名推理が好評の、最新作『相棒season21』が、2022年10月より、2クールで放送されることが決定し、

初代相棒・亀山薫役の寺脇康文さんが、“五代目相棒”を務めることが発表されました。

1クールとは、日本の放送業界の専門用語で3カ月(四半期)を指しますので、2クールだと6ヵ月ドラマが決定したのです。

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杉下右京の好きなもの

相棒役最長の冠城亘。


2000年にスペシャルドラマとして誕生した『相棒』は、その後、国民的刑事ドラマとして定着しました。

そして、歴代最長となる7シーズンにわたって、杉下右京の“相棒”を務めたのが、冠城亘役の反町隆史さんでした。

Season20の最終回は、「冠城亘最後の事件―仇敵」として、前後半の2週に渡って放映されました。

その中で、冠城亘は、法務省時代の上司・日下部(榎木孝明さん)から、公安調査庁の改革を託され、警視庁を退職します。

そのラストシーンで、冠城亘が、「俺、警視庁辞めて、公安調査庁移ります!」と右京さんに打ち明けます。

右京さんは「君が羨ましいです。居場所を変えられる、その軽快さが…」と笑顔で伝えると、

冠城亘は「嫌みにしか聞こえませんけど」と笑顔を返しました。

「去る者は追わず、来る者は拒まずでやってきましたが、

今回、それを破ろうと思います。もう少し一緒にやりませんか?」と冠城亘を引き留めます。

しかし、冠城亘は「最高のはなむけの言葉です。長い間、お世話になりました」と言って一礼し、

二人は別の方向へ向かって歩き出したのです。

最後は、右京さんが「こてまり」で、一人熱燗を飲んでいるシーンが流れて、終わりました。

冠城亘が、警視庁特命係を去った日でした。

その後、前シーズンで「相棒」を卒業した冠城亘(反町隆史さん)の後を継ぐ、

“五代目相棒”に誰が成るかが、大きな関心を呼んでいました。

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“五代目相棒”亀山薫(寺脇康文さん)に決定。


そして、五代目相棒の憶測が流れていましたが、最終的には、水谷豊さんと相性の良い、寺脇康文さんに決まったようです。

寺脇康文さん演じる“初代相棒”亀山薫は、こうして新シーズンで、約14年ぶりに、タッグを組むことになったのです。

亀山薫が特命係を離れたのは、Season7の第9話です。

高校時代の友の死をきっかけに、彼の遺志を継ぎ、子供たちに“正義”を教えるため、不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)に移住したのです。

右京さんは、亀山薫の思いを尊重し、「どうか、気をつけて行ってください。以上です」と言い、

ガッチリ握手をして、はなむけの言葉を送ってていました。

そんな右京さんと亀山薫の出会いは、 “プレシーズン”第1弾で、

捜査一課の刑事だった亀山薫が、偶然出くわした指名手配犯に、

人質にされる失態を犯し、“人材の墓場”と揶揄される、特命係に左遷されて来たのです。

その後、2002年10月から「相棒」はシリーズ化(連ドラ化)され、足掛け9年、124話にわたって、亀山薫が右京さんの相棒を務めたのです。

シリーズ卒業後は、回想シーンや、登場人物の会話に何度か登場することはありましたが、

右京さんと直接連絡を取ったり、帰国時に会うなどの描写はありませんでした。

“亀山薫”の人物像は、曲がったことが嫌いな熱血漢で、相手を放っておけないタイプです。

ただ、お人好しで、楽天的な性格が災いし、面倒事に巻き込まれたり、自らトラブルを引き起こすこともしばしばでした。

論理的な右京さんと、ぶつかることも少なくありませんでしたが、

数々の事件を解決していくうちに、強い信頼関係で結ばれていったのです。

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右京さんが、亀山薫を好きな理由。


Season7 第19話『特命』

その証拠となる言葉を右京さんは発していました。それは、Season7 第19話『特命』の中でのことでした。


「君は亀山君の代わりにはなれません」


これは、初代相棒の亀山薫から、二代目相棒の神戸尊に、バトンタッチした時に発せられた言葉ですが、

とてもインパクトがあり過ぎますし、こんなことを異動先で言われたら、転勤者は落ち込んでしまいそうな言葉です。

それだけ、亀山薫との相性が良かったことの、証しかもしれません。

そして、神戸尊に対しては、たぶん「君も頑張れよ!」と言ってるようでした。

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Season4第8話『監禁』

更に、Season4第8話『監禁』では、とある地下室で、手足を縛られ監禁された亀山薫の窮地の状況から、ドラマが始まりました。

その最後のシーンでは、現場に侵入した右京さんに対して、

進藤ミサエ(佐藤江梨子さん)が、毒薬の入った注射針を亀山薫の首元に当てて脅かします。

亀山薫が自分のことは構わないのでと、言った言葉に対して、右京さんは、こう言い放っていました。


「亀山君、君の命を引き換えにするような相手じゃありませんよ。」



亀山薫の経歴


亀山薫の経歴は、新潟県立阿賀野東高等学校 ⇒城東大学法学部法学科 ⇒警視庁刑事部捜査第一課 ⇒

警視庁特命係 ⇒警察庁長官官房付 ⇒警視庁交通運転免許センター ⇒警視庁特命係 ⇒

警視庁麹町東警察署刑事課強行犯係 ⇒警視庁特命係 ⇒退職。階級は巡査部長でした。

造り酒屋の息子だった亀山薫。

亀山薫の実家は新潟県の造り酒屋で、父親は市議会議員を務めています。

亀山薫の妻の美和子は、大学時代の同級生で、大学時代から同棲していたのでした。

コーヒーが好きで、嫌いなものはヒジキとあんぱん。運動神経は優れていますが、頭を使うことが苦手です。

一方、昆虫の知識は豊富です。

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Season7 第7話「最後の砦」


右京さんとの関係では、亀山薫は当初はそりが合わず、右京さんの辛辣な発言に、腹を立てていましたが、

右京さんの心情や思慮に触れることで、次第に良き相棒になって行きました。

こんな話がありました。それは、Season7 第7話「最後の砦」です。

被疑者と間違えられた男が取り調べ中に、強制的な任意同行、長時間の拘束、暴力的な取り調べで、死亡しました。

その現場には、刑事を監察していた取り調べ監察官がいましたが、その取り調べ監察官は、事実を話すことをためらい、

同僚をかばう、その苦しみの中で、拳銃で自殺してしまう事実に直面した時に、

右京さんがその取り調べ監察官に、同情を見せなかった事に意を唱えた、亀山薫が発しました。


「右京さんは強いですね。そして正しい。」


右京さんは常に、正義とは何か?警察官が行うべきことは何かを問いかけています。

そんな中で、右京さんに「君がいつも側にいて呉れて助かります」とまで言わせていて、良好関係を構築していたのでした。

さて、そんな関係の二人が、新シーズンでは、

亀山薫が特命係を離れてから、一度も顔を合わせていなかった者同士が、14年ぶりに再会するのです。

亀山薫がどのように警察官として、復帰するのか?

どんな場面で、どのように再会するのか、楽しみで仕方ありません。

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