ドラマの冒頭は、信長の弟、信勝が絶命したシーンから始まりました。
「信勝!そなたこれ(水)を飲め。ありがたき水を飲んで見よ」
「飲め、飲め、お前が飲め!」「信勝は愚か者」と発すると、そこには、息絶えた信勝が横たわっていたのです。
第19話.信長を暗殺せよ。
その信勝の亡骸に触れた、母・土田御前(檀れいさん)は、信長に対して、
「満足ですか弟を手にかけ、尾張を手中に収めて。そなたはむごい。
私はこの先、何をよすがに生きていけばよいのか。そなたはいつも私の大切なものを壊す。
私が大切に育てた小鳥を死なせ、茶器を割り、幼き頃より、そなたはいつも物を壊し、私を傷つけた。
そなたが側にいるだけで、私の心は穏やかではなかった。それを癒やしてくれたのが、信勝であった。
そなたはまた、私の大切なものを壊したのじゃ!私の大切なものを!そなたは弟を殺しただけではない。この母も殺したのです」
と言い放ち、泣き崩れたのでした。
それに対して信長は「わしは、父も、弟も、母も失った」と嘆くのです。
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越前で暮らす光秀に、京への指令。
斎藤道三の死から2年、明智光秀(長谷川博己さん)は、越前で禄を得ず、浪人暮らしを続け、
子供たちに読み書きや、行儀作法を教えるような、慎ましい生活を送っていたのです。
そんなある日、朝倉景義(ユースケ・サンタマリアさん)から呼び出され、
将軍・足利義輝(向井理さん)が、京に戻ったようなので、様子を探りに行くように命じられます。
「公方様が、三好と和睦したことで、鷹を献上するように、公方様はたいそう鷹がお好きだ」と言ったのです。
京の二条の館で、将軍・足利義輝(向井理さん)をもてなす「薪能」が模様されていました。
その席上で、光秀は、斎藤高政(義龍)(伊藤英明さん)と再会するのです。
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「信長暗殺計画」を阻止した光秀。
京では、尾張を手中に収めようとする斎藤高政(義龍)(伊藤英明さん)の一派が、
これから上洛してくる織田信長(染谷将太さん)の命を狙っているという、不穏な噂を耳にするのでした。
それを耳にした光秀は、慌て、酷く危惧し、
そこで、松永久秀(吉田鋼太郎さん)の力を借りて、それを未然に阻止する策に出たのでした。
松永久秀(吉田鋼太郎さん)が、斎藤高政(義龍)と面会し、何者かが、織田信長を討ち取ろうとするような、不穏な噂を耳にしているので、
斎藤高政(義龍)にも、その警戒措置を講じてくれと頼んだのです。
これが、功を奏して、信長は危害を加えられることが無くなり「信長の暗殺計画」は失敗に終わったのでした。
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斎藤高政(義龍)の説得。
京で、再会を果たした、かつての友・光秀に、斎藤高政(義龍)は、再び自分と手を組むよう説得します。
「わしに仕えてみるか、手を貸せ。」「今さら、おぬしに仕える気はない。」
「相変わらず、頑固な男よ。十兵衛おぬしは、いったい何がしたいのじゃ。」
それに対して、斎藤道三が言っていた話を、斎藤高政(義龍)に話すのです。
「大きな国を作れと、誰も手出しの出来ぬ大きな国を作れ…」と、道三が話していたと。
「美濃よりもか」「そうじゃ」「分かった行け!さらばじゃ。もう会うことはあるまい。」
この2年後、斎藤高政(義龍)は世を去ったようです。
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織田信長が将軍に求めたもの。
織田信長が将軍に面会します。
「上様、お願いの儀があります。」「駿河の今川が尾張を攻めている。兵を引くように申してくだされ。」
それに対して将軍・足利義輝(向井理さん)は、
今川よりも高い位(クライ)を与えるぐらいしか、力を無くした、今の自分に出来ることはない。と語ったのでした。
そんな事で今川は手を引くだろうか。そのために自分は上洛したのだ。
今の世はどこかおかしいとし、尾張が心配だとして、信長は帰ったのでした。
そして、「もはや将軍家はあてにはならぬ」と放ったのでした。
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20話「家康への文」
巷では、近々大きな戦が始まるらしい、今川が尾張に攻め込むらしい、と言う噂が広まっていました。
その頃、光秀は越前の称念寺で子供たちに、寺子屋のように読み書きを教えていましたが、生活は困窮していたのです。
その困窮から脱するために、越前の領主の朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)に仕官を願い出ようとしていましたが、
その謁見の日に、領主の朝倉義景は、蹴鞠の遊びに熱中し、謁見が後日と言うことになると、
光秀は「わしは、かような国に身をゆだねるつもりはない」と、言い切ったのでした。
そんな、光秀の耳にも、尾張攻めの噂が聞こえて来たのです。今川義元の攻勢は強く「今戦えば、尾張は危ない!」と思い、
今川義元と五分に戦うためには、何をしなければならないかと思案する光秀でした。
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今川義元が松平元康(竹千代)を先鋒に。
尾張攻めには三河が先鋒になるべし。
一方、今川義元は家臣たちを集め、戦術を練っていました。その中の家臣が、尾張攻めの「先鋒は三河の者がふさわしいい」と発言すると、
今川義元は「三河の誰じゃ!」と、放ったのでした。
その先鋒を押し付けられたのが、幼名「竹千代」の、松平元康(風間俊介さん)だったのです。
「戦に参ります。尾張へ、先鋒を任された。尾張との戦で、矢面に立たされる」と本心を明かすのでした。
そんな、松平元康に対して、望月東庵の助手の駒は、「なんにでも効く薬を作る人がいます。」
「その薬を、戦いのお守りにするようで、この薬を持参すると、戦で死んだ人がいないようです。」と差し出すと、松平元康は、その薬を受け取り、「効くのかな」言うと、
駒は「私も信じて見ます」と、答えるのでした。
今川義元が望月東庵にこう言います。「元康が万が一、尾張に寝返れば、我が身があやうい」、何だか、この先のことを暗示しているような言い回しでした。
それに対して東庵は「元康さまは、裏表のないお方」今川義元「よう申した。安心したわ」
勝ち目のない戦に、信長はどうする?
今川軍25,000人VS.織田軍3,000人。
今川義元の軍勢は25,000の兵を率いて、尾張を目指します。一方、織田信長の軍勢は3,000の兵。
このままでは、織田方に勝利の目は無いと見た光秀は、松平元康(竹千代)の母に、今川から離反するよう説得します。
そして、息子、元康へ文を出すよう頼むのです。
その内容は「戦から身を引きなさい。今川がある限り、三河は百代まで、陽があたりませぬ」と、言うものでした。
尾張の軍勢として参戦した松平元康が、大高城に入ります。
そこに、母親からの手紙を託された菊丸が忍び寄り、文を差し出したのです。
受け取った松平元康(竹千代)が、「いま読めと?」菊丸「時を移さず読めと仰せでした。」 「これが母上の… …」
このような作戦を立てた事を、織田信長は薄々察します。そして、帰蝶のこう迫るのでした。
「その知恵をつけたのは誰じゃ!、察しはつくがな…」と。
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