『麒麟がくる』21話 決戦!桶狭間。
1560年(永禄3年)5月19日。駿河の今川義元が大軍を率いて尾張に進軍していました。
今川軍は大高城に軍勢を集め、一気に、織田信長の清須城を攻める作戦でいました。その中で悩んでいたのが、母親からの文を受け取っていた元康だったのです。
信長は、今川の先鋒となった元康(風間俊介さん)に対して、思い留まるように工作しましたが、それは叶わなかったのです。
織田方を攻める元康勢。
母親の手紙に心揺れながら戦いに挑む元康。
「我々は攻めるしかない。母上にそう伝えて呉れ!」と、菊丸に告げたのです。そして、織田方の丸根城を夜明け前に攻め込むのでした。
その情報は、信長の耳にも入っていて、信長は「わしはこの城(清須城)に籠城する。そう皆に伝えよ」と言うと、いぶかしがる帰蝶に対して、
「会わせたいものがおる、来い。」として、側室が生んだ奇妙丸を会わせたのでした。「わしの子じゃ。そなたに預ける、そなたを頼りに思うて来た」と告げたのです。
それは、これから大一番の戦に対して、生きて戻れぬかもしれない、その時は、その子の将来を、帰蝶に託すと言いたげな物言いでした。
その子は、天から降って来た大事な扱いものだったのです。
織田信長の策略。
信長は考えていました。今川義元を討つには、今川の本陣にいる軍勢を、もう少し減らすことが出来ないものかと。
そして、今川軍が兵を分散し、本陣の勢力が少なくなった時、その時を信長は待っていたのです。
信長の読みの通リ、今川軍は軍勢を分散し始めます。
決戦!桶狭間。
そして、今川義元の本陣が桶狭間にやって来たのです。
出撃の時に雨が降り出しました。「雨か、雨か!」それは好機の雨が降って来たと思わせる、信長の言葉だったのです。
そして、今川軍の先鋒を担いだ元康(風間俊介さん)は、織田軍の迎撃の命令に拒否を示したのでした。
織田信長が率いる小人数の兵が、桶狭間にやって来ます。
今井翼「今川義元、討ち取ったり!」
信長は局地戦を考えていました。そして、暴風雨の中、立ち往生を余儀なくされた、今川の本陣に対して襲撃を掛けたのです。
織田家家臣、毛利信介(今井翼さん)が、ワイヤーアクションの大ジャンプで、今川義元を討ち取ったのでした。
「毛利信介、今川義元を討ち取ったり……!」と、雄たけびを上げたのでした。
「今川を倒して、次は何をなさる」
織田信長が帰還の途中で、明智光秀が待っていました。光秀が勝利の言葉を述べると、「褒めて呉れるのか」
光秀「帰蝶さまは、お褒めになりましょう」
信長「帰蝶はいつも褒めて呉れる。何をしても褒める。あれは母親じゃ」
光秀「今川を倒し、次は何をなさる」
信長「美濃を取る。取って帰蝶を喜ばせてやる」
光秀「その後は」
信長「… … …」
そして、斎藤道三が言っていた「大きな国を…、誰も手出しが出来ぬ大きな国を…」と言う声が聞こえていたのでした。
「『麒麟がくる』ネタバレ感想第21話 決戦桶狭間信長の奇襲。」への2件のフィードバック
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