長寿番組『科捜研の女』。
テレビ朝日のドラマ 『科捜研の女』は、1999年に放送が開始されたそうです。
既に放送開始から、20年を超える長寿番組になっています。
科学を武器に、凶悪化、ハイテク化してゆく犯罪と向き合う、
法医研究所の姿を描いていて、2020年1月のドラマ部門の視聴率では、第3位なんです。
ドラマ部門の視聴率が気になる。
ドラマ部門の視聴率第3位。
1位が『麒麟がくる』13.2%、2位が『相棒』11.8%、3位が『科捜研の女』11.1%となっているんです。
放送開始の1999年頃には、視聴率が10%前後でしたが、年を追うごとに上がって来て、単発の2時間スペシャルでは15%以上を上げる回もあったようです。
そういう意味では、ドラマ『相棒』と結構凄い、視聴率争いをしているんですね。
京都府警科学捜査研究所、通称科捜研。
京都府警科学捜査研究所。
主人公の榊マリコが勤務するのが、京都府警科学捜査研究所、通称「科捜研」です。
ここでは、DNA鑑定、画像解析などを駆使して、犯罪の解明にあたり、犯人逮捕の重要な役割を果たしているのです。
殺人事件が起こり、マリコさんが駆け付ける。
ドラマ『科捜研の女』の筋書きは、殺人事件が起こるところから始まります。
事件現場にマリコさん達の、科捜研のメンバーが駆け付け、指紋やタイヤ痕の採取をしたり、その他の遺留物から、鑑定に必要なものを探し出します。
メンバーたちが科捜研に戻ると、各自がそれぞれの得意分野の鑑定を始めるのでした。
そして、それらの鑑定結果から、犯人像を浮き上がらせるのです。
困難な事件から、マリコさん達が証拠の核心となるものを探し出します。
科学は嘘をつかない。
マリコさんの信条です。
科捜研のキャスト(メンバー)たち。
「科捜研」を支えるメンバーは、この人たちで、それぞれのメンバーには、テーマカラーが付いているそうです。
榊マリコの科捜研。
榊マリコの情熱の赤。
榊マリコ(沢口靖子さん)は、京都府警科学捜査研究所の研究員です。テーマカラーは「情熱の赤」。
マリコさんの仕事に賭ける情熱は凄いもので、時には徹夜もいとわない活躍ぶりで、時々メンバーたちにも、残業を強いることがあります。
働き方改革が叫ばれている今日では、チョット難しい状況になるかもしれません。
でも、それくらい自分の仕事に生きがいを持ち、科学で犯人を見つけようとする情熱は、凄いものです。
日野和正は科捜研の所長。
日野和正(斎藤瞭さん)は、京都府警科学捜査研究所の所長で、専門は文書鑑定、テーマカラーは「茶色」です。
斎藤瞭さんの人柄で、ほっこりします。
宇佐見裕也は化学の専門家。
宇佐見裕也(風間トオルさん)の専門は化学。テーマカラーは「クールな青」です。
如何にも知的な科学者と言った感じです。
涌田亜美はデータ解析が専門。
涌田亜美(山本ヒカルさん)は、映像データが専門で、テーマカラーは「陽気な黄色」で、データの解析スピードが凄いのです。
橋口呂太は、物理が担当。
橋口呂太(渡部秀さん)は、物理が担当で、テーマカラーは「自然児らしい緑」なんだそうです。
洛北医科大学の風間先生の差し入れに、彼は真っ先に反応するのです。
京都府警のキャスト(メンバー)たち。
一方、警察の登場人物は、
土門薫は、白シャツにエンジのネクタイ姿。
土門薫(内藤剛志さん)は、京都府警察本部一課の刑事で警部補、白シャツにエンジのネクタイがお似合いです。
内藤剛志さんと言えば、今や刑事さんという固定観念がこびりついてしまう程、刑事が似合っています。さすが土門さんです。
蒲原勇樹 は、一課の刑事。
蒲原勇樹(石井一彰さん)は、京都府警察本部一課の刑事で巡査部長です。
佐伯志信は、京都府警察のトップ。
佐伯志信(西田健さん)は、京都府警察本部の本部長、警視監、京都府警察のトップです。
刑事部長の藤倉甚一。
藤倉甚一(金田明夫さん)は、刑事部長で警視正です。
ここで、時々頭がごっちゃになる事があります。
それは、同局、テレビ朝日のドラマ『警視庁・捜査一課長』では主人公・大岩純一役(内藤剛志さん)が人気があります。
『科捜研の女』と 『警視庁・捜査一課長』
上司と部下が入れ替わる。
『科捜研の女』では土門の上司・藤倉役である金田明夫さんが、『警視庁・捜査一課長』のドラマでは大岩(内藤剛志さん)の部下・小山田大介役(金田明夫さん)を演じています。
上司と部下が入れ替わっているので、『科捜研の女』では、あんなに強気で押してくる金田明夫さんが、
『警視庁・捜査一課長』のドラマでは、大岩捜査一課長(内藤剛志さん)の前では、従順に指示を受けているのを見るにつけ、あれ!と思ってしまうのでした。
風岡先生のスィーツの差し入れ。
風岡早月は、法医学教室の教授。
風岡早月(若村麻由美さん)は、洛北医科大学医学部病理学科の、法医学教室の教授です。
マリコさんと一緒に、解剖にあたっている光景が必ず出て来ます。鑑定結果が出ると、鑑定書を持参して科捜研に現れます。
その時、必ずお菓子の差し入れをして呉れる光景が定番です。
撮影のロケ地。
この洛北医科大学なんですが、これは京都市内と思われる架空の医科大学で、外観のロケ地は、京都造形芸術大学のようです。
土門刑事が登場し犯人逮捕に繋がる。
ドラマのクライマックス。
事件がクライマックスに近づくと、土門刑事の登場となり犯人逮捕に繋がります。
場合によっては、マリコさんに危機が及んでいて、土門刑事が間一髪で駆け付けるシーンもあって、マリコさんは、結構危ない目にも合っているんです。
眺望の良い眺めの科捜研の屋上。
屋上から京都の街並み、山並みが。
事件が解決すると、科捜研の屋上にマリコさんと土門さんが現れて、事件の回想をしている光景が映し出されます。
あまり高い建物が無いような街並みの向こうに、山々が映しだされる眺望は、良いものです。
京都府警が舞台なので、あのような風景が、映し出されるんだと思うとホットします。
この科捜研のロケ地は、京都市南区の積水化学工業の京都研究所だそうで、良いロケ地を選んだもんですね。