【お金の教科書】貯金の習慣を三日坊主で終わらせない仕組み

 

貯金の三日坊主。

  今度こそは、貯金をするぞと心に決めて、貯金を始めて見たけれど、三日坊主に終わってしまう事ありませんか。

 お金を貯めるには、現在の収支状況をキチンとチェックして、どこを改善したら、生活費の中から余裕が生まれて、

 貯金が出来るような、体質になるかを考えて、行動を起こすことから、始めることでしょう。

貯金を三日坊主で終わらせない。

貯金は、収支計画を作成する事から始まります。

 私も子供たちの進学時期に、教育資金の手当ができるだろうかと悩み、どうしたらこの時期を、乗り切れるか考えて「収支計画書」を作成しました。

 出来上がった計画書では、子供の進学時期に、貯金が0になるどころか、マイナスになる試算が、出てしまったのです。

お金のこと、漠然と頭の中だけで考えていた。

 進学時期に、お金の状態が厳しくなるだろうと、漠然と考えていましたが、これ程までになるとは、収支計画書を作るまで、分かりませんでした。

 それまでは、貯金がこれぐらい有って、収入が、だいたいこれ位で推移すれば、たぶん大丈夫じゃないかと、頭の中で思っていたのですが、

 実際は二人の教育費が、数年間に集中することから、予想以上の支出が、あったのです。

 これは、お金の事を、真剣に考えたくないまま、過ごしてきた、結果だったかもしれません。

お金は使う時期が決まっている。

お金が必要になる時期は、事前に分かっている。

 この収支計画を作ったのが、進学の2年前だったので、やっと本気になって、急いで対策を立てました。

 ボーナスは、住宅ローン返済の以外は、全額貯金に回し、毎月の給与から、貯金に回す額を、増やすようにしました。

 家族にも協力してもらい、出来るだけ節約に、努めるようにしてもらったのです。

 こうして、子供たちの進学時期を迎えました。結果は、なんとか、教育資金を捻出する事が出来ました。

 お金が必要な時期までに、2年間あった事で、時間に余裕があって、計画的に貯める事が出来た事と、家族にも協力してもらった事で、対処が出来きました。

少しづつ、収支計画書の精度を高める。

 改めて、収支計画書を作る事の、大切さを知りました。それからは、この計画の精度を、高めようと考えました。

 そして、その先の人生で、どんな出費があって、それに対処するには、どうしたら良いのか、考えて見たのです。

 子供たちが、学校を卒業した後、自分の定年後の資金を、どうしたら作れるのか、収支計画書に、織り込むようにしたのです。

 作成した計画書の、進捗状況を把握するため、定期的に計画書を見ていました。 たぶん、仕事の計画書と、同じくらい見ていた気がします。

 計画書を見ただけでは、収入が増える訳ではありませんが、この先、どんな事をして行けば良いのか、計画書が教えてくれたような気がしました。

未来図を予想する。

収支計画書を見ながら、未来予想図を考える。

 出来上がった収支計画書を見ながら、来年までにやっておく事、

 10年先のまでの間に、やらなければならない事、20年先までに、やらなければならない事を、考えていたのです。

 たぶん、こうなりたいと思う、自分の、未来予想図を見ていたのだと思います。

 計画書は数字だけですが、その数字の行間には、自分が成りたいと願う、未来が描かれていると思います。

 「収支計画書」を見て、資金が必要となる時期までに、どうしたら貯められか、いろいろ考える事が大切だと思います。

貯金が出来るように、節約の原資を探す。

節約なくして、貯金は貯まりません。

 では、どんな事をしたら、貯金が増えるのでしょうか。先ずは節約です。節約なくして、貯金は貯まりません。

 生活の中での無駄を省くことです。特に節約効果が大きいのは、住宅ローンの、金利引き下げのための借換えです。

 手続きが面倒ですが、早く借換える事で、効果があります。

住宅ローンの借換えを検討すること。

 私は、この住宅ローンの借換えを、仕事が忙しい事を口実に、5年間も、先延ばしにしてしまいました。

 でも、ある時、新聞の広告欄に載っていた、問い合わせ先に電話をして見ると、5分間ほどの、簡単な質問の受け答えをしたら、住宅ローンの借換えの、仮合格が出ました。

 その内容は、現在の住宅ローンの残高、返済期間、土地建物の面積、勤務先、年収などの項目で、5分以内で、答えられるような内容でした。

 その後、書類が送られた来たので、土地建物の謄本、公図、実測図や、売買契約書にコピー、返済予定表のコピーなどを添えて返送すると、1週間程度で、正式に借換えのOKが出たのです。

 こんな、簡単な事なら、何でもっと早く、やらなかったのかと後悔しました。

 金利が高い時期だったので、計算して見ると5年間で80万円近くも、返済額が違っていたのです。

保険の見直しを検討すること。

 次に、保険の見直しです。無駄な保険に、入ったままにしていないか、確認して見てください。きっと、貯金出来るようになりますよ。

 保険についても、私は、見直しをしないままにしていましたが、ある時、会社が加入している共済に一本化して、生命保険、医療保険を、見直しました。

 保険は若い頃、入っていたものを、そのままかけ続けていたり、複数の保険会社に入っていたものを、その際、整理しました。

 その結果、保険料を、大幅に減らす事が出来て、その後の、貯金の原資になりました。

 これはたぶん、必要以上の保険に、入っていたんじゃないかと思います。そのことを、保険屋さんは、教えてくれませんから。

 こちらも、もっと早くやっていたらと後悔したのです。