お小遣いで、子供の将来は変わるのか。
子どもへのお小遣いの与え方次第で、その子供の将来が、変わる事が、あるのでしょうか。
親としては、将来お金に困らない大人になって、貰いたいと思い、
少しでもお金の事を、考えて貰える機会に、なればと思っている筈です。
お小遣いが、その良い機会になれば良いですね。
小学校の高学年になると、親子間で、お小遣いの、価額論争が勃発するようです。
きっかけは、友だちが、お小遣いを貰っていて、羨ましいという事から始まるようです。
お小遣いの与え方で、子供の将来が変わる
お小遣いの金額はどれぐらい。
お小遣いの金額については、昔なら「学年×100円」で、足りたかもしれませんが、
今なら、その倍ぐらいですか。3年生なら、600円ぐらいでしょうか。
金融広報中央委員会(事務局/日本銀行)が、5年に1回実施している「子どもの暮らしとお金に関する調査」(2015年)によると、
小学生の7割超の子供が、何らかの形で、お小遣いを、貰っていると言います。
その頻度は、低学年では「ときどき貰う」が57.3%、
高学年になると「ときどき貰う」が38.3%なのに対し、「月1回貰う」と答えた児童が、45%になるようです。
「月1回貰う」の場合の金額は、最も多い金額で500円~700円のようです。
そうすると、小学生の年間の、お小遣いの合計は、どれぐらいになるのでしょう。
小学生のお年玉ランキング。
お年玉の全国平均は19,386円。
小学生のお年玉ランキングがあるんです。一人の小学生がお正月に貰う、お年玉の全国平均は19,386円です。
これは、10年前から変わっていないようです。ちなみに、全国上位、5位までのランキングは、このようになっています。
1位 大分県 32,875円
2位 福井県 32,500円
3位 山梨県 32,500円
4位 鹿児島県 32,400円
5位 熊本県 30,231円
お年玉の他に「お盆玉」などの、ポチ袋が最近、徐々に広がりつつあります。
これを10,000円貰うと仮定すると、お小遣いの年間収入額は、
お子さんの年間お小遣い額。
年間のお小遣い収入はどれぐらい。
お小遣い(700円×12ヵ月)+お年玉の平均額 19,386円+お盆玉仮定 10,000円=37,786円となり、
結構な額になり、お小遣いは潤沢かなと思いましたが、
「お年玉は貯金しておきましょうね」と、お母さんに言われて、貯金している、お子さんは多いかもしれません。
お金の教育は、日常生活の中で。
お小遣いを渡す時が、お金教育のチャンスなのか。
お小遣いを渡す時が、お子さんにお金の教育をする、絶好の機会だと考えている、親御さんは多い筈です。
「お小遣いを渡すんだから、もっと勉強をするように。」
「お小遣いは、大切に使うようにして、お小遣い帳をつけましょう。」
「少しは、家のお手伝いをするように。」
などと、言いたいと思うでしょうが、あまり干渉しすぎるのも良くないようです。
それでも、親御さんはお子さんが、将来の社会生活で大切になる、お金の知識を少しでも、学んで欲しいと願うでしょう。
しかし、その後は段々と、親は子供に、お金の話をしたりする事はあまりありません。
だから子供は、よその家と比べて、自分の家の経済状況を、感じるしかなくるのでしょう。
その背景には、お金の話はみっともない、大人になったら分かる事として、殆どの親は子供に話したがりません。
そして、学校でも教えてくれないまま、子供たちは大人になってしまうのです。
親はお小遣いを通して、子供にお金の教育するチャンスがあったはずですが、
なかなか出来ないまま、子供は社会人になってしまいます。
親子で考えるお金の話。
子供とお金について話し合う。
そして子供は一人で、お金の事を考える事になってしまうのです。
では、どうすれば良かったんでしょうか。
きっと、子どもの頃から、お金について良く話し合う事が、必要なのかもしれません。
何で、お小遣いが欲しいのか。欲しいものを買うためには、何かを、我慢しなければならないのか。
親がどんな仕事をしてお金を稼ぎ、それが、お小遣いの源泉になっている事を、話し合う事も必要かもしれません。