金持ち父さん貧乏父さんに学ぶ名言要約、金持ちは欲張り?   

 

『金持ち父さん 貧乏父さん』

『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズの、本を手に取った読者たちは、

どうしたらお金持ちになることが出来るのかと思って、その本を、手にしたことでしょう。

たぶん羨ましくもあり、でもきっと、自分には出来るんだろうかと、懐疑心を持ちながら、書店でその本を、買ったのではないでしょうか。

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『金持ち父さん 貧乏父さん』を読む。

私もこれらの本を、最初に書店で手に取った時、分厚くて、ページを開くと、細かい文字でびっしりと書かれていて、

読み切ることが果たして出来るかなと、不安がよぎりました。

最近の本は、文字も大きく配列してあり、特にビジネス書や、お金に関する本の中には、

行間も広く、2時間ぐらいあれば、読み切れる本が多いようです。

だから、そんな気持ちで、ページを開いて驚いたのでした。

最近はやることが、とにかく多いいと思いませんか。

昔は無かった、メールのチェックや、返信に多くの時間を、割いているように思います。

そんな事もあって、書籍も簡単に読み切れるものが、多くなっているのでしょうか。さて、金持ち父さんの話に戻りましょう。

これらの本のなかでは、金持ち父さんと、貧乏父さんの、比較が随所に出て来ます。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ]

 

金持ちは、欲張りか?気前がいいか?

より少ない労力で、より多くのことをする。

主人公が、金持ち父さんに、『金持ちは欲張りだ』と言う事と、

『金持ちは気前がいい』と言う事は、どういうことなんですかと、質問すると、

金持ち父さんは、こう答えるのでした。 より少ない労力で、より多くのことをする。と、

金持ちになる一番簡単な法は、気前よくすること。


より少ない労力で、より多くのことをするのは、気前がいいことでもあると言い、金持ちになる一番簡単な法は、気前よくすることなんだと言うのです。

 

「より多くの人の役に立つこと、サービスを提供できるか、~もっと金儲けがしたいと思った時に、考えなくちゃいけないのは、ただそれだけなんだ」

と言うのです。

そして、金持ち父さんは、こうも言いました。


「~私の世界では、同じ仕事をしていながら、お金をもっともらおうとするのは欲張りだ。 」


金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法/ロバート・キヨサキ/白根美保子

もっと、お金が欲しいと思ったら。

儲けは、あとから付いて来る。

 金持ち父さんは言います。


「私の世界では、もっとお金を欲しいと思ったら、まず、もらうお金は少なくして、労力を増やし、

より多くの人にサービスを提供する必要がある。それから金持ちになるんだ。」


先ずは、自分の収入は後回しにして、人に喜んで貰うサービスに徹するべきだと、

そうすれば、儲けは後から付いてくる。と言う事でしょうか。

そして、ヘンリー・フォードが、世界で有数の大金持ちになったのは、

より多くの人のために、より少ないコストで、自動車を提供したからだと言うのでした。

これこそが、より少ない労力で、より多くのことをする。ことなのでしょう。

貧乏父さんの世界では、同じ仕事をしていても、年齢が上がるに連れて、給料が上がって行く、

いわゆる、年功序列の世界にいるのでした。

でもそれは、間違っているんじゃなかと、金持ち父さんは、警鐘を鳴らすのでした。

たぶん年功序列の世界では、年を重ねる事が収入アップになっていて、

そんな環境に居たのでは、自分を変えることはしないでしょう。

その結果、仕事に対する改革も無ければ、改善も出てこなくなり、競争力は低下してゆくのだと思います。

だから、金持ち父さんは、そんな世界が嫌いなのでした。

金持ち父さんの投資ガイド(入門編)改訂版 [ ロバート・T.キヨサキ ]

貧乏父さんはお金のなる木を持っていない

貧乏父さんと言う言葉のイメージ。

貧乏父さんと言うと、貧困生活をしている父さんのイメージですが、貧乏父さんに関して言えば、そんな事はありません。

貧乏父さんは、主人公の父親で高い教育を受け、知的レベルも高かい人です。

4年生の大学を2年で卒業し、博士号を取得し、

その後、スタンフォード大学、シカゴ大学、ノースウェスタン大学で、勉強するほどだったのです。

成績優秀だったため、授業料は全て、奨学金で賄う事ができたそうで、卒業後は教師の仕事をしている勤勉で、実直な人物です。

貧乏父さんは、このような経歴にも関わらず、お金の面では、いつも請求書の計算に、明け暮れる日々を送っています。

金持ち父さんの金持ちがますます金持ちになる理由/ロバート・キヨサキ/井上純子

 

「朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。また、朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。」

このような文章がたびたび登場します。

こうして見ると、貧乏父さんは、誰もが羨むような経歴を持っています。

でも、金持ち父さんと比べると、考え方や人生の取り組み方で、金持ち父さんとは、差がついています。

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貧乏父さんは、お金の勉強をしなかった。

ファイナンシャル教育。

貧乏父さんは、知的教育には興味がありましたが、ファイナンシャル教育には、興味を示しませんでした。

なので、大学教授という立場で、かなりの高給にも関わらず、貧乏父さんと呼ばれてしまっているのです。

高校を中退してしまった、金持ち父さんでしたが、実体験を通して、ファイナンシャルの重要性に早くから目覚めました。

そして、金持ち父さんは、レバレッジを使って資産を殖やし、経済的自由を手に入れ、ラットレースから抜け出したのです。

多分、学生の頃の、この二人を見ている人がいたら、優秀な学歴を持つ人と、

高校を中退してしまった人を見た時、誰もが、貧乏父さんの方に、輝かしい未来が待っていると予想した筈です。

でも、私はこう考えます。

貧乏父さんが、もしファイナンシャル教育を受けたとしても、

安全志向で冒険をしない貧乏父さんならば、

レバレッジを探す事もせずに、年功序列の世界を、回顧しているんじゃないでしょうか。

そして、今日も請求書の支払いに、追われているんじゃないでしょうか。

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