『金持ち父さん 貧乏父さん』。
ロバート・キヨサキの著書『金持ち父さん 貧乏父さん』を知っていますか。
日本で300万部、全世界で2800万部も発行されたベストセラーです。
そして、多くの『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズが、出版されていますので、 お金や経済、金融に興味のある方は、読まれたこともあるでしょう。
金持ち父さんの、内容と要約。
ロバート・キヨサキ。
ロバート・キヨサキは、1947年アメリカのハワイ州生まれの日系四世で、
ラットレースから抜け出し、お金の自由を手に入れる方法を、『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズで、読者に伝えているのです。
ラットレース。
ラットレースとは、働いても、働いても一向に資産が貯まらない、殖えない状況のことで、
働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状況が、
回し車の中で、クルクルと回り続けている、ネズミに似ていることから付けられた言葉です。
クルクル回るモルモット。
檻の中にいるモルモットが、回し車に乗ってクルクルと回っているように、
自分もあれと同じように、社会の中で、会社の中で、ただ忙しく働かされているのかなと、思ってしまう私でした。
『金持ち父さん 貧乏父さん』に学ぶ金戦術
だから、一刻も早くその現状から脱却して、如何にして、経済的自由を手に入れるには、
何をなすべきかを見つけたくて、『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで見たのです 。
どんなに優秀な学校を卒業して、安定した職業に就いても、
普通に生活をして、普通に貯金しているだけでは、経済的自由を得るための、資金を手に入れることは出来ません。
貧乏父さんの仕事と日常。
それを、貧乏父さんが実証しているのです。 貧乏父さんは、主人公の父親として登場します。高い教育を受けた教育者です。
4年生の大学を2年で卒業し、博士号を取得し、
その後、スタンフォード大学、シカゴ大学、ノースウェスタン大学で、勉強するほどの人です。
成績優秀だったため、授業料は全て、奨学金で賄う事ができたそうで、卒業後は教師の仕事をしている勤勉で、実直な人物です。
貧乏父さんはこのような経歴にも関わらず、お金の面では、いつも請求書の計算に、明け暮れる日々を送っています。
「朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。
また、朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。」このような文章が、たびたび登場します。
ラットレースから抜け出す教育とは。
金持ち父さんのファイナンシャル教育。
一方、金持ち父さんは、幼なじみのマイクの父親で、ビジネスで成功し、ラットレースから抜け出し、お金の自由を手に入れた人物です。
金持ち父さんは、主人公が目指すべき経営者として登場します。そんな、金持ち父さんは、ハイスクールすら卒業していません。
金持ち父さんは、実社会の中で働きながら、レバレッジを如何に使うことが重要であり、
それを使って、経営資源や、資産を殖やすことが有効かを、教えて呉れるのです。
金持ち父さんの金持ちがますます金持ちになる理由/ロバート・キヨサキ/井上純子
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金持ち父さんが語るファイナンシャル教育
こうして、金持ち父さんは、この本の中で、主人公の彼に、金持ちになる方法を教えているのです。
それは、ファイナンシャル教育の、重要性に早くから目覚め、あらゆるレバレッジを使って、資産を殖やすことで、
経済的自由を手に入れ、ラットレースから抜け出せる方法だと、説いているのです。
レバレッジを利かせた、ファイナンシャル。
ファイナンシャル教育については、
主人公を、金持ち父さんの店で、無給で働かせることで、自分で事業を興す、きっかけを学ばせています。
そして、レバレッジには、資金調達だけでなく、その他に、次のようなものを上げています。
健康、時間、教育、人間関係、道具、余暇などがあると言うのです。
そうして、自分にとって一番効果があるレバレッジを見つける必要があるとしています。
一生懸命に働いているのに経済状態が良くならない人は、たぶん、他人のレバレッジになって、働いているのだと言うのでした。
サラリーマンが金持ち父さんになれるの?
果たして、私のような普通のサラリーマンで、普通の生活をしている人間が、金持ち父さんのようになれるものだろうか。
読者はどんな気持ちで、この本を購入したのか。
たぶん『金持ち父さん 貧乏父さん』を購入した多くの読者は、
この本を読めば、自分も金持ちになれるだろうと思って、本を手にしたに違いありません。
私も、サラリーマンをしながら、お金持ちになる方法はないものかと、淡い夢を抱いていました。
金持ち父さんが説いているのは、ファイナンシャル教育の重要性に自分で目覚め、
株式投資。
自分で株式投資や、不動産投資などの事業を興すことで、
会社と言う法人での税制面の恩恵を受けながら、資産を殖やせと説いているのです。
確かに言っている事はよくわかりますが、サラリーマンをしながら、株式投資を行うまでは分かります。
ただ、その先が一歩踏み出せません。
たぶん、私だけじゃなくて多くの方が、そうなんじゃないかと思ってしまうのでした。
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不動産投資。
不動産投資は、かなりハードルが高い事は事実です。私も多くの不動産投資を、されている方を見て来ましたが、
その大半は、自宅以外に、元々不動産を所有していて、
その不動産を活かして、更に資産を殖やすための、銀行借入をしているのです。
既に基になる、不動産を持っているのです。
自宅が大きく、その担保価値を使って、別の賃貸物件を所有する。これなら、銀行も安心して資金提供に応じる筈です。
自宅は、住宅ローンの担保に入っていて、担保余力がない普通のサラリーマンには、
銀行は、なかなか手を差し伸べては呉れません。
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サラリーマンで、不動産投資をしている人。
私の知っている方で、不動産収入を得ていたサラリーマンは、夫婦二人で学校の教員をしていて、
ご主人の収入で生計を立て、奥さまの収入を貯金して、賃貸用不動産を手に入れた方です。
その方は、当時定年が近かったようで、奥さん退職金を使ってもう1棟、賃貸用不動産を購入したいとしていました。
このように、不動産は高額であり、賃貸物件であれば、最低でも数千万円以上無ければ、思うような収益を上げられる物件は、難しいかもしれません。
賃貸物件でも数百万円で買える、中古の物件もあるでしょうが、
訳ありや、築年数が古くて、当然耐用年数も経過しているものです。
補修や修繕の懸念が、かなりあるものでしょうから、素人が手を出すのは、難しいかもしれません。
だから、不動産は「お金のなる木」と分かっていても、手が届かないのです。
これをクリアーする方法はないものかと思いながら、月日だけが過ぎて、いまだに貧乏父さんです。
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