「金持ち父さんの6つの教え」を考える。
金持ち父さんは言っています。お金は力だが、それよりも強いものは、お金に関する教育だと。
教育を受けて、お金をどのように働くのか。
その仕組みをマスターすれば、お金を働かせて、富を築くことが出来ると。 『金持ち父さん 貧乏父さん』の中で、説いているのです。
著者のロバート・キヨサキ。
『金持ち父さん 貧乏父さん』
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者、ローバト・キヨサキは、この本の中で、「金持ち父さんの6つの教え」について、こう述べています。
金持ち父さんの6つの教え。
第1の教え「金持ちはお金のために働かない」
第2の教え「お金の流れの読み方を学ぶ」
第3の教え「自分のビジネスを持つ」
第4の教え「会社を作って節税する」
第5の教え「会社はお金を作り出す」
第6の教え「お金のためではなく、学ぶために働く」
このような、6つの教えを説いています。
改訂版 金持ち父さんの起業する前に読む本 ビッグビジネスで成功するための10のレッスン [ ロバート・キヨサキ ]
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お金持ちは、お金のために働かない。
第1の教え「金持ちはお金のために働かない」について、見てみましょう。
「中流以下の人間は、お金のために働く」。
『金持ち父さん 貧乏父さん』の本の中で、「中流以下の人間は、お金のために働く」と言っています。
仕事を辞めない人の多くは、こんな給料では、家族を十分養うことも出来ないと知りながら、おとなしく給料を受け取る。
としています。
この言葉は、ある意味切実な真実です。毎月決まった給料を得る事で、安定した生活を送る事が出来るからです。
毎月、定額の収入があると言う事は、ある程度、将来を見通せる、判断材料を持つことになりますが、
その一方で、その給料に甘んじた、生活を強いられることになり、現状は、将来ともあまり、変わらない事でしょう。
たぶん、サラリーマン人生を送ると言うことは、安定した収入を得る一方で、
お金に働かされる、人生が待っている事を、意味するんじゃないでしょうか。
金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法 [ ロバート・キヨサキ ]
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金持ち父さん、貧乏父さんは正反対。
「金持ちは自分のために、お金を働かせる」 。
また、こんなことも言っています。
「金持ちは自分のために、お金を働かせる」 。
貧乏父さんが、少年時代の主人公に言っていたことは、
「一生懸命勉強をして、良い成績をとって、大会社で安定した仕事を見つけて欲しい。給料以外に福利厚生の充実した会社を選ぶのも、忘れないように」。
これに対して、金持ち父さんは、自分が経営していた雑貨店で、
金持ち父さんの息子のマイクと、主人公を無給で働かせる事で、お金に支配されない働き方を、学ばせようとするのです。
そして、期限が経過した漫画雑誌が、処分される事を知った主人公たちが、
この漫画雑誌を使った、漫画図書館と言う、ビジネスを生み出したのです。
正に「お金に働かせる」システムを少年たちが、自分の力で見つけ、事業化するチャンスを、金持ち父さんは与えたのでした。
お金持ちになる為に、お金に働いて貰う。
「お金に働かせる」システムを見つけられない人たち。
このような、「お金に働かせる」システムを見つけられない、多くの貧乏父さんたちは、
いくら素晴らしい学歴や、ある程度の収入を得ていても、請求書に追われる人生を、送らなければならないと教えています。
「朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。また、朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。」
このような文章が『金持ち父さん 貧乏父さん』の中で、たびたび登場します。
金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる ほんとうのフィナンシャル教育とは何か? (単行本) [ ロバート・キヨサキ ]
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貧乏父さんには、なりたくない。
請求書に追われる人生になりたくない。
このくだりを読むにつけ、世間のほとんどの人は、私を含めて「貧乏父さん」だろうな?と思ってしまいます。
貧乏父さんにはなりたくないけど、彼はあんなにすごい経歴があるのに、いつも請求書に追われる人生を過ごしています。
私のような普通のサラリーマンは、
お金が欲しいと思いつつも請求書に追われる、貧乏父さんのような、人生を送っているんじゃないでしょうか。
朝起きて、満員電車に揺られ、会社や上司からのノルマに追われ、遅くまで仕事をして、時間に追われ、請求書に追われた人生です。
この本を読んだ時「金持ち父さんになりたいけれど、今の生き方から抜け出せない、
今の会社や給料に多少の不満があるが、
果たして、自分が金持ち父さんになる、そんな素質があるんだろうか」と思っていたものでした。
お金の流れの読み方を学ぶ、内容と要約。
第2の教え「お金の流れの読み方を学ぶ」について、見てみましょう。
「資産は私のポケットにお金を入れてくれる」。
『金持ち父さん 貧乏父さん』の本の中で、「資産は私のポケットにお金を入れてくれる」と言っています。
金持ちになりたいなら、ただ「資産を買うこと」に生涯を捧げればいい。中流以下にとどまっていたい人は負債を買えばいい。
資産と負債の違いを知らないこと、これが多くの人がお金に困っている最大の理由だ。と説いているのです。
「負債は私のポケットからお金をとっていく」。
また、こんな言葉も言っています。
「負債は私のポケットからお金をとっていく」 お金の流れを考えると、資産は収入を生み出します。
一方、負債は、返済金と借入利息を、支出から支払い続けなければならないのです。
金持ち父さんの「これがフェイクだ!」 格差社会を生き抜くために知っておきたいお金の真実 (金持ち父さんのアドバイザーシリーズ) [ ロバート・キヨサキ ]
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富を築くための第一歩。
そして、富を築くための第一歩として、次の3つのことを心に刻んでおこう。と言うのです。
・金持ちは資産を買う。
・貧乏人の家計は支出ばかり。
・中流の人間は資産と思って負債を買う。
中流と勘違いして思っている、私を含めた多くの人たちは、資産と思ってマイホームを買い、
そのために、35年と言う長い返済期間の、住宅ローンによって、負債を買っているのでしょうか。
でも、一生賃貸では、もったいないと考えて、大変な思いをして住宅を買いますが、
こんなことを言われてしまっては困ってしまいます。
【関連】
金持ち父さんの6つの教え。
お金持ちは、自分のビジネスで成功する。
「自分のビジネスを持つ」。
この中で、第3の教え「自分のビジネスを持つ」について説いています。
マクドナルド社のビジネスは、不動産業。
ここでは、マクドナルド社のビジネスが紹介されています。
マクドナルド社のビジネスは何なのか。の問いに、
マクドナルド社の創業者レイ・クロクが、「私のビジネスは、ハンバーガーを売ることじゃない。不動産業だよ」と言うのです。
確かにビジネス上の基盤は、ハンバーガーを売ることですが、
それと同時に、店舗の立地条件が、店の成功を左右する重要な要因であるとしているのです。
これこそが、商売の原点だと思います。
如何に素晴らしい商品・サービスを開発出来たとしても、顧客がそれを知らなければ売れません。
売れるために何をすべきか。それを追求したからこそ、不動産業と言ったのでしょう。
マクドナルド社は一つの会社としては、世界最大の不動産を所有しており、
世界各国で、最も地価相場の高い交差点の土地を複数所有していると、この本で紹介されています。
金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法 [ ロバート・キヨサキ ]
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本当の資産とは何か。
収入、収益をもたらして呉れる、本当に資産は。
本当の資産は何か。
1.自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。
2.株
3.債券
4.投資信託
5.収入を生む不動産
6.手形、借用証書
7.音楽、書籍などの著作権、特許権
8.その他、価値のあるもの、収入を生む出すもの、市場価値のある物品など
このような資産の中から、自分が好きなことで、事業をすることだと言います。
「好きでなかったら、きちんと世話が出来ないからね」と言うのが、金持ち父さんの口癖でした。
「自分のビジネスを持つ」とは、本当の意味で資産を増やし、それを維持することを意味していると説いています。
年収200万円からの貯金生活宣言 (横山光昭の貯金生活シリーズ) [ 横山 光昭 ]
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個人では出来ない事が、法人なら出来る。
「会社を作って節税する」。
第4の教え「会社を作って節税する」は、このように説いています。
金持ちと貧乏人を分ける、最大の秘訣と言える魔法が、会社を作って節税するとしています。
個人では出来ないが会社なら出来る事がたくさんあります。税金を払う前に、収入から経費を払うと言った事だと言っています。
会社に雇われている人は、稼いだ収入から税金を引かれ、残ったお金で生活をやりくりする。
一方「会社」は収入を得たら、そこから経費を差し引き、残ったお金に税金が課せられる。
これが、金持ちが利用する最大の合法的な税金の抜け道の一つだと説いているのです。
会社を持っている金持ちは、
(1)稼ぐ (2)お金を使う (3)税金を払う
会社のために働いている人々は、
(1)稼ぐ (2)税金を払う (3)お金を使う
これが、会社を持つことの強みになるんでしょう。
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お金の基本は、資産欄に種をまくこと。
「会社はお金を作り出す」。
第5の教え「会社はお金を作り出す」 は、このように説いています。
会社を作って節税することで、会社はお金を作り出すことになります。
ローバト・キヨサキがやっていた、お金に関する哲学の基本は、
資産欄に種をまくことだ。これは、お金を作るための「公式」と言ってもいい。
始めは少ない額で種をまく。何粒の種は育つが、育たない種もある。
そして、不動産のほかに、各種有価証券を組み合わせたポートフォリオを持ち、
これを「パーソナル投資信託」と呼んでいたそうです。
あなたにとって最大の財産は、あなたの知識、「知っていること」だ。反対に最大のリスクは「知らないでいること」だと、説いているのです。
金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」 お金についての8つの新ルールを学ぼう / ロバート・キヨサキ 【本】
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ラットレースから、脱出するために学ぶ。
「お金のためではなく、学ぶために働く」。
第6の教え「お金のためではなく、学ぶために働く」は、こんなことを説いています。
貧乏父さんは、学校は狭い範囲のことを深く追求する人間を高く評価していた。
もっとお金を稼ぎたい、あるいは昇進したいと思ったら、専門性を持つ必要があると言う考え方だ。
金持ち父さんが言ったのは、それとはまったく正反対なことだった。
「広く浅く知る」と言うのが、金持ち父さんのアドバイスだった。
ローバト・キヨサキが、若者にアドバイスする時、
「『いくら稼げるか』ではなく『何を学べるか』で仕事を探しなさい」と言っているそうです。
そうすることが、ラットレースからの脱出に、繋がると言います。
「給料を貰って支出をする」生活を続けることは、小さな輪の中で走るハムスターと、同じになると言うのです。
金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育 / ロバート・キヨサキ 【本】
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