世界の恋人になった、ヘップバーン。
『ローマの休日』は1953年公開された、アメリカ、パナマウント映画が制作した白黒映画です。
この映画によって、オードリーヘップバーンの魅力が世界中に配信されました。
既に公開されてから66年経っていますが、いまだに世界中に影響力を与えている映画です。
オードリーヘップバーンの『ローマの休日』(Roman Holiday)の経済効果は。
イタリア経済の復興と、アメリカ人観光客誘致が目的。
この映画は、第二次世界大戦後のイタリア経済の復興と、アメリカ人観光客誘致のために、作られたと言われています。
話の筋は、皆さんご存知でしょう。
王女と新聞記者との淡い恋。
ヘップバーン扮する、アン王女の恋心。
ヘップバーン扮する、アン王女が欧州親善旅行で、最後の訪れたローマを舞台に、
アメリカ人新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリーペック)との淡い恋心を描いた作品です。
王女が旅先でしか出来ない冒険や恋心を、24時間と言う時間の中で、上手に表現しています。
映画の至るところに、ローマの街並みが出て来て、旅心を誘うように、演出されています。
それでなくても、ローマには世界遺産が、溢れています。
オードリー・ヘップバーン愛される人になるための77の言葉 AUDREY’S WORDS (美人時間ブック)[本/雑誌] / 〔STUDIOPAPERPLANET/編著〕 |
スペイン広場でジェラートを召し上がれ。
スペイン広場に腰掛けて、ジェラートを食べるシーン、トレヴィの泉、そして有名な真実の口のシーンです。
映画の中ではトレヴィの泉に、子供たちが入って遊んでいて、のどかな時代だったと、感じさせられます。
現在ではスペイン広場で、ジェラートを食べる事が、禁止されているようです。
また、真実の口は、紀元前のマンホールらしいですよ。
トレヴィの泉での、コインの投げ方。
ちなみに、トレヴィの泉では、投げるコインの数で、叶えられる事が違うようです。
1枚だと、再びローマに戻って来られる。
2枚だと、大切な人と一生一緒にいられる。
3枚だと、パートナーと別れたい時に投げ入れるようです。
映画のラストシーンは、アン王女がローマを旅立つに際し、
「ローマは永遠に忘れられない街になるでしょう」と話し、記者たちに、お礼の挨拶をするシーンで終わります。
この映画でヘップバーンは世界の恋人となり、ヘップバーンカットは、世界中でヒットしました。
ヘップバーンがローマに与えたもの。
ヘップバーンの経済効果は尽きない。
では、ローマはどうなったかと言うと、世界中の旅行会社がローマへの観光誘致行っています。
スペイン広場、トレヴィの泉では人が溢れていますし、真実の口では、いつでも長蛇の列が絶えないようです。
世界中から、多くの観光客が押し寄せるローマは、映画公開から半世紀以上経った今でも、
ヘップバーンの面影を残し、大きな経済効果を生み出していると言います。
世界の有名観光都市でローマは第3位。
ちなみに、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」によると、
世界の有名観光都市2018年版によると、1位 パリ、2位 ロンドン、3位 ローマでした。
オードリー・ヘプバーン 彼女の素顔がここに / 原タイトル:Audrey Hepburn[本/雑誌] / マーティン・ギトリン/著 中尾ハジメ/訳 |
オードリーヘップバーンの『ティファニーで朝食を』の経済効果は。
『ティファニーで朝食を』
『ティファニーで朝食を』はアメリカの小説家、トルーマン・カポーティの中編小説で1958年に出版され、
1961年にヘップバーンの主役で映画化されました。
ニューヨークを中心に、自由奔放に生きる女性ホリーの念願は、ティファニーのような所で、暮らす事だったようです。
気持ちが落ち込んだ時には、ティファニー宝石店へ、ジュエリーを見に行く事が、彼女の日課でした。
そんな彼女と同じアパートへ、引っ越してきた作家のポ―ルとの、恋愛を描いた、ラブロマンスコメディーです。
カポーティは米国雑誌「ザ・ニューヨーカー」で下働きをしながら、作家志望を目指していたようです。
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雑学王植草甚一のぼくは散歩と雑学が好き
植草甚一の『ぼくは散歩と雑学が好き』。
「ザ・ニューヨーカー」と言えば、
余談ですが1970年代にその生活スタイルや、驚異的な読書家で収集家として知られた、植草甚一を思い出します。
彼の代表作は『ぼくは散歩と雑学が好き』で、その間並外れた、雑学振りに驚いたものでした。
彼はこの雑誌が大好きで、よく神保町へこの雑誌を探しに行っていたようです。
彼の書評や著書の中で、探し当てた重い雑誌類を持つて、
神保町の喫茶店で、珈琲を飲みながら、読み進める場面が紹介されていました。 話が余談になってしまいました。
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『ティファニーで朝食を』の映画化にあたり、カポーティは当初、主役のホリー役を、
マリリンモンローが行う事を条件に了承していたようですが、
モンローが辞退した事で、ヘップバーンに決まったようなんです。
ヘンリー・マンシーニ の曲が流れる。
映画のファーストシーン。
映画のファーストシーンでは、ヘンリー・マンシーニ作曲の「ムーンリバー」が流れる中、
朝靄のニューヨーク5番街に、イエローキャブが走って来て、ティファニーの前で止まります。
タクシーから降りた女性は、髪をアップにして、黒のノースリーブのロングドレスに、サングラスをかけた、ホリー役のヘップバーンでした。
彼女は白い紙袋からパンとコーヒーを取り出し、ショーウインドーを眺めながら、パンをかじります。
たぶん、クロワッサンでしょうか。
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ティファニーのブレックファースト。
「BREKFAST AT TIFFANY」
ティファニー(TIFFANY & CO.)にはレストランはありませんでしたが、
映画公開から56年後の2017年にダイニングスペースがオープンしたようです。
そこでの一番の人気メニューは「BREKFAST AT TIFFANY」のセットだそうです。
ティファニーは当時から女性たちの垂涎の的の宝石店で、今でも世界有数な宝石店です。
婚約指輪や結婚指輪で、大人気のティファニーですが、クリスマスプレゼントでも人気のブランドです。
ティファニーの象徴と言えば、ティファニーブルーでしょう。
そのティファニーブルーのBOXは、女性たちの憧れの的となっています。
指輪の世界の5大ジュエラーは、HARRY WINSTON、Cartier、TIFFANY & CO.、BVLGARI、 Van Cieef & Aepeisのようで世界の女性たちの憧れでしょう。
それにしても、ティファニーへの経済効果は、どれくらいあったのでしょうか、気になります。
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