優良株をほったらかしにして半期毎に届く株式配当金のご褒美

 

株式の配当金。

  忘れた頃に届くのが株式の配当金です。

 中間決算と本決算が終わると送られて来ますが、ついつい忘れてしまっています。

 どうしても、日々の株価の動きや、日経平均などの、キャピタルゲインは気にしていますが、インカムゲインのことは忘れてしまいがちです。

キャピタルゲインとインカムゲイン。

半期ごとに届く配当金の計算書。

 しかし、優良株であれば、半期毎に株式配当金の計算書が手元に届きます。その時、いつも「ありがたいな」と思ってしまいます。

 黙っていても、その時期になると、優良株であれば、半期ごとに、お小遣いを運んで来て呉れます。

 日々の相場で、株価の動きに一喜一憂する事が多いと思いますが、業績の良い会社の株式を保有する事で、

 キャピタルゲインに執着することから、少しは解放されるかもしれません。

配当金のしくみ。

 そんな株の配当金ですが、どうなっているのでしょうか。

 株の配当金は、企業が上げた利益の一部を、出資者に還元するものです。それなので、全ての企業が配当を出している訳ではありません。

 業績が悪い企業は、配当金を出せないところもあるでしょう。利回りは次の算式で求められます。

配当利回りを計算して見る。

配当利回り算式。

「配当利回り(%)=1株当たりの配当金÷現在の株価」

 日経平均株価の平均配当利回りは凡そ、2%前後と言われています。中には配当利回りが5~6%になる企業もあるようです。

 配当金の支払いは年1~2回(決算と中間決算)支払われ、決算日の3営業日前に、株を所有している必要があります。

 だから、決算日前になると、株を購入する人が増えるようです。多くの上場企業は3月が決算期ですので、その時に売買が集中するのです。

 配当金を計算すると1,000万円を1年間運用した場合1,000万円×2%=20万円です。

 所得税+復興特別所得税の税率が20.4%なので159,200円となります。

預金と、投資を比べて見る。

銀行金利と配当率の比較。

  銀行の定期預金の金利が、0.01%でしょうから、200倍の配当利回りとなるのです。

 普通預金の金利なら0.001%ですから、2,000倍の配当利回りとなります。

 但し投資にはリスクがあり自己責任が原則です。

株式投資で上手くゆく方法はあるのか。

 そんな株式市場で、株式投資で、うまく行く方法はあるんでしょうか。

 証券会社などの調査部門では、優秀な専門家が絶えず投資先の調査をして、

 ファンダメンタルズがどうだ、チャート分析がどうだと、投資先の調査に明け暮れていて、金儲けのチャンスを狙っています。

 そして、この分析を投資信託のポートフォリオや、投資用のレポートに活用します。それを参考にして、トレーダーが株式投資などをしています。

 しかし、このレポートは、一般の投資家は、見ることが出来ません。

 こんなすごい調査機関を持ち、資金力が桁外れに違う相手に対して、一般の人たちは無力です。

プロと素人の違いを認識する。

プロと素人投資家では、戦う土俵が違い過ぎる。

 最初から戦う土俵が違うんです。こんな格差がある市場に、大切なお金を勉強もしないで、晒して良いのでしょうか。

 私たちの情報源は何でしょうか。四季報ですか、日経新聞ですか、ネットやマネー雑誌の情報ですか、私の情報源もそんなところです。これで勝てると思えません。

 だから、しっかりと自分の考えを持ち、知識を得なければ、この市場に参加するのは、勝ち目の無い戦いに行くようなものです。だって、そこには自己責任の原則があるからです。

 考えも無しに投資を始めると、私のようにその日、その日の株価が気になり、

 仕事中でも株価が気になり、絶えずチェックするようになるのです。自分の本業は、自分の仕事をしっかり行う事です。

株価の下落は恵みの雨。

唯一、勝てる可能性がある場合。

 唯一、勝てる可能性があるとすれば、株が大暴落した時です。

 株は上がる時はジワジワと上がります。上がったり下がったりしながら、ジワジワとして、そして天井に達した時、

 何かのマイナスの要因が働いて、投資家が一斉に弱気になり、売りに走るのです。

 全員が弱気になった時に、業績が良くて、将来性があるような株を買うことが出来れば、底値で優良株を買うことが出来きる絶好のチャンスなんです。

 でも、暴落している時は全員弱気になっていて、とても買える状態ではないと思いますが、

将来性のある優良株を安く買う。

 そんな時こそが、将来性のある優良株を安く買う、絶好なチャンスだと思いませんか。

 株の格言で「人の往く裏に道あり花の山」と言う、言葉があります。  

 投資の神様、ピーター・リッチは著書『株で勝つ』で、

「下落している株を底値で拾おうというのは、落ちてくるナイフを素手でつかむようなものだ。ナイフが地面に突き刺さり、しばらく揺れ動いた後、しっかり止まってから掴むのが良い」

  と言っているのです。

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