『相棒19』第10話超新生。絵画贋作事件と内村刑事部長の改心




『相棒Season19』第10話。超新生。

電車の踏切で、一人の男が、警笛の鳴っている遮断機を、乗り越え線路に入りました。

そこへ電車が、通過したのでした。

時間は午後5時30分、その男は、銀座で画商をしている埜原義恭(蒲田哲さん)だったのです。

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杉下右京の好きなもの



踏切で飛び込み自殺した画商。



贋作を売っていた銀座の画廊主。

この埜原義恭は、贋作絵画を売り歩いていたのでした。そして、埜原は死ぬ直前に、捜査二課に自首してきたものの、

買い手たちは、自身の目利き力が傷つくのを嫌い、いずれも「騙された訳ではない」と主張し、

詐欺被害を否定た事から、“被害者が存在しない”という、不可解な状況が発生したため、

経済事件を担当する刑事二課でも、詐欺罪に問えず、自首してきた画商を、そのまま帰すことにしたのでした。

ところがその直後、画商の埜原義恭は、電車に飛び込み自殺してしまったのでした。

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自殺の動機を不審に思う右京。



動機については不明と言うことですか

捜査二課の対応にも問題はなく、自殺を疑うような点も見当たらないことから、

埜原の死は、自殺で処理される方向になりますが、特命係の杉下右京は、

「動機については不明と言うことですか」とその“動機”が不明瞭であることが気にかかるのでした。

冠城亘は、その動機を「良心の呵責」と主張しましたが、

右京さんは「どうして自ら命を絶ったのでしょうね」と、呟き、事の経緯から、画商が自ら、警察に逮捕されることで“緊急避難”しようと試みたが、

それに失敗し、自ら死を選んだのではないかと、推理したのです。

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贋作者のオリジナルを買った右京さん。




「こてまり」に絵を寄贈。

右京さんたちは、埜原義恭が売っていた贋作の作者・中岡丑夫(原勇弥さん)を訪問しました。

埜原の死には驚いた様子ではあるものの、貴重な卸先を失った悲壮感は見られない中岡の態度に、2人は疑問を抱くのでした。

そして、中岡のオリジナルだと言う絵を、右京さんは半ば強制的に、買わされたようになり、その絵を「こてまり」に持参します。

すると、小出茉莉は、この絵は号、いくら位するものか尋ねると、右京さんは「日本人は絵画を値段で判断する」と言うと、

小出茉莉も「要するに買わされたと言う事なんでしょう」と、切り返すのでした。

贋作者の中岡は、案の定、すでに、新たな卸先の画廊を見つけていたのでした。

右京さんたちは、身分を偽り、画廊のオーナー・四条真奈美(野口かおるさん)に接触します。

すると、彼女は死んだ埜原と師弟関係にあり、さらに“ヤクザの情婦”だという情報を掴んだのです。

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内村刑事部長からの咎め。




内村刑事部長と扶桑武蔵桜。

真奈美の相手だと言う、広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』の若頭補佐・虎鉄を訪ねるも、

その事実を知った、内村刑事部長(片桐竜次さん)から、その動きを咎められるるのでした。

内村刑事部長と『扶桑武蔵桜』の組長・桑田圓丈(大石吾朗さん)はツーツーの仲で、

贋作絵画の販売は『扶桑武蔵桜』をあげての“シノギ”なのではないかと察知した「特命係」のもとに、

ある思惑をはらんだ、捜査一課の出雲麗音が派遣されてくるのでした。

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内村刑事部長が襲われる。




生まれ変わった内村刑事部長。

そして、贋作工房に乗り込もうとする右京たちの前に現れる伊丹刑事、芹沢刑事、そして内村刑事部長まで来ていたのです。

そんな内村刑事部長を見た右京さんは「わざわざ、現場までお出ましとは、恐れ入りました」と、述べるのでした。

そこに半グレ集団が大挙して押し寄せ、乱闘の中で内村刑事部長が、瀕死の重傷を負ってしまいます。

そして、「東京警察病院」に運ばれますが、臨終となってしまいます。しかし、その後に、息を吹き返したのでした。

生き返った、内村刑事部長は「清々しい。生まれ変わったような気分だ」と、言ったのです。

そして、「反社をのさばらせてどうするんだ」の、一声で、警察は暴力団の一斉検挙に舵を切ったのでした。

療養を経た内村刑事部長は、どういう訳か、正義感を持った警察官に変わったのです。

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内村刑事部長と特命係の握手。



お前たち二人の協力がいる。よろしくな。

特命係の部屋に現れた内村刑事部長は、

「自分の出世のために、正義を犠牲にして来た。それについては、忸怩(じくじ)たるものがある。」

「お前たち二人の協力がいる。よろしくな」と述べると、握手を求めた来たのです。

それに対して冠城亘は「警視庁は、これからどうなるんでしょうかね」と言うと、

右京さんは「さあ、見当もつきません」と、呟いたのでした。

死の淵から生還した内村刑事部長は、ほんとに生まれ変わったようで、別人のようになっていました。

題名の『超新生』は、題名通り、正に転換点になるようだと良いのですが。

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