『相棒Season19』第15話「薔薇と髭の不運」
ゲイバーのママ・ヒロコ（深沢敦さん）が、何者かに赤いバックをひったくられそうになり、
その弾みで、階段から転げ落ちそうになったのです。
それを何とか食い止め、助けたのが、たまたま現場付近に居合わせていた、捜査一課の出雲麗音でした。
と言うのも、昨夜、貿易会社の社長・速水（綱島郷太郎さん）が、
マンションの一室で殺害される強盗殺人事件が発生し、その聞き込みに、あたっていたのでした。
ヒロコママのバックが問題の鍵。
何故犯人はバックを狙うのか？
速水はヒロコの店の常連で、事件当夜は結婚記念日で、ママのヒロコから、
プレゼントを買って、早く帰るように促されいました。それが午後7:30でした。
ところがその後、電話を受け、慌てて店を出ていたのでした。
それは、税務調査の電話で、1時間後に、税務調査が入ると言う内容だったのです。
速水は脱税していて、愛人の郁美（吉井怜さん）に、裏帳簿を処分させるように電話を掛け、
そして友人の相馬（佐伯新さん）にも、預かって欲しいものがあるから、至急来て呉れと呼び出したのです。
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殺害された速水が隠したかったもの。
Ｂカンの中身。
友人の相馬が、速水の部屋についた時、既に、速水が殺害されているのを見つけたのでした。
捜査一課は、問題のマンションに呼び出された、速水の愛人・郁美（吉井怜さん）が、犯人と見て捜査を進めるのでした。
一方、右京さんと冠城亘は、ヒロコと顔見知りの、フードデリバリー配達員の池澤（瀬川亮さん）のやり取りから、
バッグを奪おうとした“ひったくり犯”の動機が、ヒロコのスマホにあった可能性を指摘したのです。
犯人は、ヒロコが偶然撮った、月の写真に、自分が写り込んでいると思い込み、スマホを奪おうとしたのではないか、という推理だったのです。
その月の写真は、ヒロコさんが午後8時に写し、メールでフードデリバリー配達員の、マロロこと、池澤に送っていたのでした。
出雲麗音は、再び襲われる可能性がある、ヒロコママの警護を買って出ます。
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クローゼットは開いていたのか？
事件現場のクローゼットは語る。
そんな中、右京と冠城亘は、第一発見者となった速水の友人・相馬（佐伯新さん）から事情を聞くと、
相馬にはアリバイがない上、闇金に手を出していた過去も、判明して来るのでした。
右京さんは相馬に、「あと一つだけ、このクローゼットは最初からこの状態でしたか？」と、クローゼットが開いている状態なのかを尋ねたのです。
相馬の証言で、その時、現場のクローゼットは、閉まっていたのが分かりました。
しかし速水が殺害された、発見時には、クローゼットは開いていたのでした。
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Ｂカンの意味は裏帳簿だった。
「Bカン全部…」
ゲイバーのママ・ヒロコさんの『薔薇と髭と…』の、お店に赴いた右京さんと冠城亘は、
当夜、速水が電話を掛けていた内容を、聞いていないか尋ねたところ、「Bカン全部…」と言っていたと、証言を得たのでした。
「Bカン」とは、裏帳簿のことではないか、それを速水の愛人・郁美に破棄するように、命じていたのではないかと推理します。
速水の愛人・郁美に裏を取ると「大至急、Bカンを全部破棄を命じられた」と、言ったのでした。
速水の携帯の着信履歴を調べると、その時間帯に、飛ばしケイタイからの着信があった事から、
その電話を掛けたのが、税務調査官を語った人物ではないかと、推測したのでした。
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第一発見者が怯えていた理由。
ヒロコママのスマホ。
第一発見者の、相馬の自宅を訪ねた右京さんは、彼の部屋に超音波洗浄機と、クリーナーが置いてあることが気になっていました。
相馬は、速水に呼ばれ、彼の部屋を尋ねた際に、既に彼は殺害されていましたが、そこにあった、コインケースを見つけます。
それが、自身がヤミ金に手を出した時に、泣く泣く手放したものだと気づき、それを持ち去ったのでした。
しかし、そのコインケースは大きく、仕方なく中身のコインだけを盗み、そのコインのショーケースを捨てに、ゴミ置き場に向かったところ、
ヒロコママが、月の写真を撮っていて、自分も写真を撮られたと思い、ヒロコママを襲ったのでした。
しかし、相馬は速水を殺害してはいませんでした。
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フードデリバリー配達員の恨み。
マロロこと池澤。
速水を殺害したのはマロロこと、フードデリバリー配達員の池澤だったのです。
速水に目をつけたのは、一度フードデリバリーを、配達したことがあったからでした。
宅配弁当を配達し、テーブルの上に置いた時に、速水がテーブルにあたり、お弁当が床にこぼれてしまいました。
その時、速水は「ちゃんと拭いておけよ！」と、高圧的な言動を吐き、マロロが片付けていると、速水と愛人の郁美とB勘（裏帳簿）の話をしていたのでした。
マロロの前職は経理担当で、速水の言動から、彼が脱税している事に気が付いたのです。
マロロは、前の会社では、社長の言う通り帳簿をつけていたのに、追徴課税を支払わされたのを理由に、解雇の身となったのでした。
この時の、理不尽なことから、社長という社長に恨みを持っていたのかもしれません。
「どうせ外に出せない金なんだから奪っても良いんだ！」と、発するマロロに対して、右京さんは、
「だからと言って、金を奪っていい訳ではありませんよ。」
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ヒロコママの、黄色い薔薇の花。
嫉妬と言う花言葉。
事件解決後の『こてまり』で、右京さんと冠城亘がくつろいでいました。「ヒロコさん大丈夫でしょうか」と冠城亘が言った時、
ヒロコママが、黄色い花束を持って、お店に入って来て「今度とオバケは出ないのよ。この女にたぶらかされたのよ」と言うと、小手鞠が
「友情なのでは、黄色い花の合言葉では…」
その花は、最初は麗音に渡すものでしたが、いけすかない小手毬に、あ・げ・る、として差し出したのでした。
「嫉妬、黄色い薔薇には、嫉妬と言う花言葉があるんですよ」と、右京さんが語ったのでした。
この流れを見ると、小手鞠とヒロコママは、どうやら、以前からの知り合いだったようなのです。
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杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京はブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年～1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン（H13431553）。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出して、
何故か！右京さんの腕時計が気になって仕方ありません。
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「『相棒Season19』第15話。薔薇と髭の不運のヒロコママ。」への2件のフィードバック
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