宵闇の中、3人の人物が人目を避けるように、不審な入居をしていました。その内の1人は、車椅子に乗っていたのです。
その光景を目撃していたのが、サイバーセキュリティ担当の青木だったのです。
彼はその様子を双眼鏡で覗き、その光景を、不信に思った事から、翌日、右京さんに話したのです。
それに対して右京さんは「君、興味本位の覗きなら犯罪ですよ!」と、嗜めます。
そして「少々、具合が悪いんですよ。」と、自身の眼鏡の不具合を語ったのでした。
右京さんのお眼鏡に叶う眼鏡屋は、「田崎眼鏡ぐらいですかね」と明かします。
そんな中、老舗眼鏡メーカー・田崎眼鏡の女性専務・三沢が殺害される事件が発生します。
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老舗眼鏡店の“お家騒動”
田崎眼鏡では、3か月前、社長の田崎恭子(かとうかず子さん)が、心臓発作で倒れた後、“お家騒動”が勃発していたのです。
警察は、恭子の長男が、社長を代行していた女性専務に反感を抱き、殺害したと考え、長男の行方を追います。
一方、右京さんと冠城亘が調べると、恭子の次男と末娘が、本屋で「週刊イースト」を熱心に読んでいて、
そこにあった記事は、“お家騒動”に絡む、殺人事件の記事だったのでした。
そして、2人は、母親の恭子をかくまっていることが判明します。
2人は、三沢専務が殺され、長男に容疑が掛けられていると言う、ショッキングな状況で、
病床の恭子を動揺させたくないという思いから、情報を遮断しているらしいのです。
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しかし、母親の恭子に面会できた右京さんは、田崎眼鏡の後継者について、
彼女から「私の志すものは、倒れる前に、家族会議で伝えてあります」と言う、証言を得たのです。
そしてそれは、三沢専務を、後継者にすると言うことで、お家騒動には、意外な事実があったことが、分かって来たのです。
そんな中、右京さんは田崎眼鏡の伝説の職人・松田(青山勝さん)にオーダーメイドの眼鏡を依頼します。
眼鏡を作るために、目の測定する右京さんを見た冠城亘は、「右京さん、何だか昭和の映画スターみたいですよ!」と呟きます。
更に右京さんは、殺害現場にいくつも不自然な点があることに気付きます。
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右京さんの気になったこと。
その一つが、殺害された被害者・三沢専務の掛けていた眼鏡だったのです。
「妙ですね。相当の衝撃だった筈です」と語り、
後頭部を強打され倒されたにしては、眼鏡は顔にピッタリ付いていた事が、右京さんには気に掛かります。
もう一つの疑問が、金庫を開けたのに、そこに在った現金には手を付けておらず、
目的は別のことに有ったのではないかと、疑問を持つたのです。
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一番得する人物は誰?
お家騒動で、殺害された三沢専務と、後継者と思われた長男が、行方不明となっている状況を考え、
「二人がいなくなって、最も得する人物は誰でしょうか?」と、右京さんが話したのです。
そして、右京さんは長男の仕事部屋で、新工房の設計図を発見します。
そして、3ヵ月前。恭子社長が倒れた時、そこには三沢専務と、長男がいたのではないかと考え、
「3人で何を話していたのか、気になりますよね」と、呟きます。
そんな事を「こてまり」で話していると、小手茉莉が「知りも、知らぬも、どちらも辛いですよね」と話すと、
右京さんが「一つ嘘をつくと、それを隠すためにまた、嘘をつく」と、応じます。
その後、恭子が「右京さんを呼んで、倒れた時のことお話します」と、次男と末娘に話します。
呼ばれた右京さんは、恭子から、その時、専務の三沢は恭子の長男と結婚することを決めていて、
それが原因で恭子は倒れたと、話したのでした。
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極小の眼鏡のネジが事件を解く鍵。
右京さんが気になっていた事、それは、倒れた三沢専務の眼鏡が、乱れていなかったことです。
その原因を調べるために、証拠品をもう一度見直すと、凶器になった鉢植えの植物の根元から、極小の眼鏡のネジを発見します。
三沢専務から、工房の建て替え話を聞かされた職人の松田は、眼鏡工房を閉じてしまうと勘違いして、三沢専務を殺害してしまったのでした。
その後、その場に来た、長男はある会社との提携話の「秘密保持契約書」が公になると、契約がご破算になると思い、
慌てて金庫を開けて「秘密保持契約書」を持ち出し、姿を消していたのでした。
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田崎眼鏡の職人の勘違い。
眼鏡は正しい位置に掛けられていた。
田崎眼鏡を訪れた右京さんが、職人の松田に、私はどんな風に見えるか尋ねると「隙のない方かと…」
「では、僕も一つ、心の乱れを必死に隠している。また、僕がこの壊れた眼鏡を、手に取ろうとしているのではないかと」
「眼鏡は少しもずれることなく、正しい位置に掛けられていました。あなたの作る眼鏡は、道具ではなく、芸術品だと見ていましたから…残念です。」
老舗メーカーのお家騒動の裏に複雑な事情が、あぶり出されたのでした。
そのきっかけになったのは、青木の“覗き癖”が、真相究明のカギになったようです。
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杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京はブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年~1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン(H13431553)。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出していて、
何故か!気になって仕方がありません。
HAMILTON ハミルトン H13431553 ボルトン BOULTON メンズ 腕時計 【長期保証3年付】
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「『相棒Season19』第17話右京の眼鏡~老舗眼鏡店後継者争い」への1件のフィードバック
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