『相棒19』20話最終回プレゼンス暗殺者への招待~宣戦布告。




『相棒Season19』最終回SP第20話後編プレゼンス。

『相棒Season19』第19話。プレゼンス~暗殺者への招待。前編に続き、後編の宣戦布告となりました。

「宣戦布告」とは、誰が誰に宣戦布告するのでしょうか?2週連続シリーズで、Season19の最終回です。

『相棒』まとめ記事一覧。

杉下右京の好きなもの



“相当の罰を与えたい”




殺し屋に狙われている男。

加西を標的とした殺し屋が雇われたことが分かり、

右京さんと冠城亘は、内閣情報調査室カウンターインテリジェンスセンターの、柾庸子(遠山景織子さん)から「情報の共有」を提案されます。

内調でも“加西不逮捕”の件を調査していたと言うが、

右京さんは、更に上の権力者から、指示があったのではないかと疑います。

不当に罪を逃れた加西を逮捕したい「特命係」と、加西には“相当の罰を与えたい”と考える内調、

その双方の利害は一致している、と言うのが、庸子の言い分でした。

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悪い奴は誰だ!



衣笠副総監か、国家公安委員長の鑓鞍 か。

警視庁では、衣笠副総監から、加西を警護するよう命令が出されました。

そして、その警護命令は、国家公安委員長の鑓鞍からの、差し金と思われていたのです。

その鑓鞍の口癖が「甲斐さんところの若い衆」で、この若い衆が、右京さんと冠城亘を指していたのでした。

そして、内調からの“情報共有の打診”は、内閣官房長官の鶴田翁助の、命令によるものでした。

加西の気まぐれで、殺されかけた出雲麗音は、

国家公安委員長の鑓鞍 が、衣笠副総監に、加西の警護を要請した件も含めて、美彌子(仲間由紀恵さん)に、泣きながら不満をぶつけていました。

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金銭授受は如何になされたのか。




恋人の母親の協力が必要では。

同じ頃、出雲麗音銃撃事件は、単独犯で、加西は関係ないと供述を翻した静 (日南響子さん) が、

加西からの金銭授受に、彼女の恋人だった母親の蒔子(松永玲子さん)を利用している疑惑が、浮上して来ます。

しかし、当の蒔子は、黙秘の構えを見せていました。

そんな中、内調を動かしているのは、官房長官の鶴田翁助(相島一之さん)と睨んだ右京と亘は、鶴田翁助から事情を聞きに行きます。

すると、加西は政界に深く食い込んでいて、特に、国家公安委員長の鑓鞍とは、昵懇(じっこん)の関係にあると話したのです。

衣笠副総監に、加西の逮捕状の執行停止を働きかけたのは、国家公安委員長の鑓鞍――

それが事実なのであれば、無視できる状況ではないと右京は捉えます。

その頃、加西と仮想国家「ネオ・ジパング」が、事件に関係しているという供述を翻させ、1ヵ月半もの間、供述の“保留”をし続けました。

その間に何があったのか、その期間を使って、金銭の授受があったのではないかと、疑惑を持つのでした。

静に支払われた金と、殺し屋に加西殺害を依頼した際の、報酬について調べていた、

捜査一課の伊丹憲一、芹沢慶二は、ようやく通帳の在り処にたどり着きます。

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供述を翻した金額は6億円。




手形割引のカラクリ。

そして、その総額が6億円で、1回2,000万円を手形にして、毎日のように普通郵便で郵送し、

それを受け取った蒔子が、手形割引で現金化していたのでした。

この時、右京さんが危惧したのは、割引手形が本当に決済されるのか、

万一、不渡りになった場合には、蒔子が買い戻さなけらばならい事でした。

そして、手形が配達された封筒には、あて先は記載されていても、差出人の記載はありませんでした。

そんな事で、蒔子の預金通帳には、毎回2,000万円前後の異なる金額が入金されていたのです。

これは、その都度、手形割引の、期限や金利が違っていた結果ではないかと、推察する右京さんだったのです。

そして、何よりも蒔子が、どうやって留置所の中にいる、実行犯である朱音静と、

看守の目をすり抜けて、金銭授受の方法を共有したのかと言うことです。

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学が無い間違いだらけの手紙が鍵。




弁護士が執拗に指摘した罠。

そこで、大手事務所・エンパイヤー・ロー・ガーデンの弁護士・中里都々子が、持っていた、1通の手紙が鍵だと思ったのです。

それは、中里都々子弁護士が、「学が無い」と言う手紙の文面には、多くの間違いがあって、その間違い箇所を、×で訂正していたのでした。

そのことを、執拗に指摘していた事から、×の部分を読み解くと、暗号化された文章が、分かる仕組みになっていたのでした。

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殺し屋は女の出張料理人。

買収金の支払われ方、そして殺し屋依頼の経緯が徐々に明らかになっていく中で、

加西と彼を警護するボディーガードたちが、一酸化炭素中毒で、死亡してしまったのです。

食事中のような状況で、人数分の七輪がテーブルの上に置かれ、お餅を焼いている時に、一酸化炭素中毒になり死亡したようだったのでした。

そこで浮上してきたのが、出張料理人の女の存在でした。この女は、別の回で出て来ていました。

確か、泥棒集団の元締めだったような気がします。殺し屋と言えばヒットマンを想像しますが、

中年の女性料理人が殺し屋とは、加西も思わなかったのでしょう。とんだどんでん返しの殺し屋でした。

右京さんは思っていました。「素人がネットを徘徊したところで、そう簡単に殺し屋を雇えませんよ」

「ネットの相手はあなたですよね。加西が逮捕されたら、何を話すか分からないからですよ」と、

内閣情報調査室カウンターインテリジェンスセンターの柾庸子に言ったのです。

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我々は喧嘩を売りに来ている。


あなたの悪事を暴いて見せます。

そして、内閣官房長官の鶴田翁助に最後に面会した、右京さんと冠城亘は「我々は、喧嘩を売りに来ているもんで」と冠城亘が発します。

右京さんは「我々は、必ずあなたの悪事を暴いて見せます」

右京さんが、巨悪に立ち向かう緊張感と、自分の正義感を貫く凛とした姿勢が、画面から伝わって来ました。

””がんばれ右京!””と、叫びたい状況でした。

二人と別れた後、内閣官房長官の鶴田翁助が呟きます。「消し去りたいよね。あの二人。警視庁からじゃないよ… …」

何とも不気味な言葉で、Season19の最終回が終わりました。しかし、この言葉はSeaso20の始まりの言葉でもあったのです。

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