第4話。引きこもりニート男を護れ。
20年間の引きこもりのアラフォー男。
丸腰の状態で命の盾となり、あらゆる危険からクライアントを護る、民間ボディーガードを目指すことを信条としている、
島崎章(木村拓哉さん)が、立ち上げた「島崎警備」に加わった高梨雅也(斎藤工さん)たちは、
クライアント獲得策として、ホームページを開設したようです。
ホームページに警護依頼が届く。
すると、すぐに警護の依頼メールが入って来ました。その内容は「至急!警護乞う!」
島崎章がクライアント先に電話をすると、
「監禁され、今も見張られている。助けてください。身の危険がある」と言う、生田大輔(岡田義徳さん)からの依頼だったのです。
2人で町田市藤の宮の生田大輔と両親の暮らす家へ急行します。玄関に出て来た母親を押しのけて、向かった2階の大輔の部屋では、
髪を伸ばしたボサボサ頭、髭ずらのアラフォーの引きこもりニートの生田大輔が、パソコンに向かっていて、
「ネットで一番小さな警備会社を選んだ」と言い放ったのでした。こうした男を”子供部屋おじさん”と呼んでいるらしのです。
大輔は行かなければならない所があると言うのです。
彼は一度も働いた事がなく、高2の夏休み以来、20年間引きこもりの生活をしていたのです。
同窓会の小学校までの2㎞の警護。
そして彼の依頼は、藤の宮小学校の同窓会があって、その時にタイムカプセルの開封式があるようなのです。
そのタイムカプセルに、将来の夢として、「Jリーグの得点王になる」と書いていて、それを同級生に見られたくないので、
同窓会の始まる前に行き、先生の許しを得て、誰よりも先に、そのタイムカプセルを、取り戻したいと言うものでした。
島崎章が狙われている状況を聞き出すと、自転車を故意にパンクさせられたり、
踏切で突き飛ばされたと言うものでしたが、何れも相当、過去の話だったのです。
大輔の父親は、生田洋平(平泉成さん)で、電車の運転手をしていましたが、早期退職を勧告され無職になっていました。
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小学校までの警護を開始。
10:51「誤差なし」「誤差なし」の連呼と共に、小学校までの2㎞の警護が始まりました。
島崎章は大輔のために、スーツと靴を用意して来ましたが、大輔はそれを拒みます。
しかし、彼の靴は20年間も外出していなかった事などから、靴の裏が剥がれ、履ける状態ではありませんでした。
そこで、島崎章が用意して呉れた黒の革靴だけを履き、家の外への第一歩を踏み出します。
ベージュの薄汚れはジャージに、黒のビジネスシューズの取り合わせは違和感がありました。
そんな姿を、怪しげな男が見ていたのです。
大輔は以前危険な目に遭ったことを話しだします。
「お父さんが(電車を)運転していたんですよ…」その電車を見に行った時、「突き飛ばされて我に返った」と語ります。
途中でソフトクリームのお店があり、2個のソフトクリームを買っていたのが、大輔の小学校時代の同級生の谷口でした。
2個のソフトクリームを妻と子供に手渡し、如何にも幸せそうな家族でした。
その同級生が大輔に、一緒に同窓会へ行こうと誘いますが、その幸せそうな同級生を見た大輔は、
「俺、株やっていて年商20億だから、身の危険が多くて」と、言い放ったのでした。
それに対して谷口は「あの生田が大学にも行かず、アルバイトもしたことが無いなんて」と言ったのです。
幸せそうな同級生を見るが、堪えなかったのかもしれません。
その時、怪しげな男の影があり、やはり、自分は狙われていると言って、家へと引き返してしまったのです。
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憧れていた父親との確執
家に帰って来た大輔に、父親は「30分しか外出が出来なかった」と、さげすんだように言い放ちますが、
それに対して島崎章は「私のクライアントを、そんな風に言わないでください」
「少しでも外に出たいと言う、気が合ったからじゃないですか!」「息子さんにとっては、大変な冒険だったんじゃないんですか」と反論します。
大輔は「任務完了…もう帰っていいよ」
それに対して父親は「そんなに皆にバカにされるのが恐いのか」その言葉に後押しされて、再び、同窓会へ出掛けます。
そんな大輔に、島崎章は語り掛けます。「私もクラス会や同窓会へ行ったことがありません」
人生を狂わされたと思っている同級生。
小学校の校門で、先ほどの同級生の谷口が待っていました。「待ってたよ生田、皆が来るまで理科室へ行ってみないか」
すると大輔は「ここからは大丈夫」「仕事はここで終わり、お金は後で振り込むから」と警護を断ったのです。
しかし、その同級生の谷口のことが島崎章と高梨雅也(斎藤工さん)は、気になっていたのです。
その同級生の男は理科室へと大輔を誘います。
「塩酸を盗んで騒ぎになったことあったじゃない…(大輔が)自分が命じたと言わなかったよね。俺はあのことで中学受験がパーになって…母親が自殺した。謝れ!」
その事があって、大輔を、踏切で突き飛ばしたり、自転車をパンクさせていたのです。
あれ以来、ろくなことがないとして、「妻とは1年前に離婚し、人が信じられなくなった」今日は、子供に会える日だったことを告げたのです。
「それなのに、お前は引きこもってのうのうと生きている。一発ぐらい殴ったら気が済むんだ」
それに対して、島崎章は「人を信じられないのは、あなた自身の問題です!」と叫んだのでした。
その時、大輔が「止めて、止めてください。…済まなかった、何も知らなくて済まない、忘れていて…、殴るなら俺を殴ってくれ」と言って殴られました。「済まない…済まない」
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タイムカプセルに秘めた両親への思い。
その後、暫くして、校庭でタイムカプセルの掘り出しが行われ、小学生時代のタイムカプセルが現れ、同級生たちが集まっていました。
その時、同級生谷口が「生田!その恰好はうけ狙いかよ。お前は目立ち足りやだったから。お前のだぞ!」と言って、
フォローして呉れて、大輔のタイムカプセルの手紙を、渡して呉れたのでした。
そこには、「25年後の僕へ」と言う手紙があったのです。
帰宅後、島崎章は両親に彼の手紙を見せます。
「25年後の僕へ」の中には「僕はお父さんの運転する電車を見るのが好きです。お父さんのような運転手になりたい。…お父さんと、お母さんを乗せて…」と、綴られていたのでした。
大輔は「本当は親父の仕事に憧れていた。25年前の自分に嘘をつきたく無かった。」
それに対して父親は「体裁ばかり気にしていたのは、父さんのほうだったんです。大輔、この家を出て行け。」と優しく言ったのです。
第4話からのメッセージ。
「ありがとう。僕の記憶を護って呉れて」
島崎警備への支払額は8万円でした。大輔はその料金を、長年貯めていたお年玉で支払いました。
そして、髪を切り、髭を剃り、スーツにビジネスバッグを持つ大輔がそこにいたのです。
「あの…ありがとう。僕の記憶を護ってくれて」
仕事が終わった後、高梨雅也(斎藤工さん)が「すいませんでした。生田さん嘘ついていなかった。あなたの勝ちです。」
そして、例の謎の男が島崎章を付け回していたのです。