格差社会の、拡大が始まっている。
世の中には残念なことですが、貧富の差が存在します。
そして、この差はますます広がっているように思えます。
日本は1970年代に「一億総中流」と言う言葉がありました。
真面目に働き、キチンとした生活をしてさえしていれば、誰もが中流になると、信じられていた時代がありました。
でも、そんな時代は、バブルの崩壊や、リーマンショックなどの、大きな経済状況の変化の中で、いつしか、遠い理想郷に、変化して行きました。
自分の質を高めるためにすること。
正規、非正規、契約社員、派遣社員。
そして、正規、非正規、契約社員、派遣社員などの言葉と共に、急速に格差が拡大して、いつの間にか、日本は格差社会になってしまいました。
それまでの日本は、学校を卒業したら、働くのが当たり前の社会でした。
それが、学校を卒業しても、働かなかったり、バイトを続けていたり、好きな時間だけ、働くような環境が出来て来ると、
それが、正規から外れ、それを続ける事で、格差が広がって行ったのです。
そして、一旦外れてしまうと、正規に戻るのが、凄く厳しい社会になっています。
親世代が夢中になって、働いて来たのを見て来た、子世代は、どんな思いをしているのでしょうか。
自分の価値を上げることは色あせない。
将来の蓄えは、貯金か、自分を高めることか。
こんな社会の中ですから、なお更、貯金をして行くことが、大事な時代になって来ています。
将来を見据えて、貯金を考えた時に、ただ単に節約して貯金をしているだけでは、ダメなんじゃないでしょうか。
日本の金融情勢は、ゼロ金利、マイナス金利の時代が続いています。銀行に貯金をしていても殖えない状況です。
なら投資と言うことになるのでしょうが、自分への投資をしてゆく事も、大事だと思いませんか。
自分の質を高める仕事のやり方。
所得を上げる事も、考えて見たら。
やるべきなのは、あなたの所得を、上げる事も、考えることではないでしょうか。
「だって、これ以上給料も上がらないし、今さら転職なんて無理、どうすればいいの」と思われますが、このままで、本当に良いのでしょうか。
それには、自分に力を付ける事だと思います。
今している仕事を、誰よりも精通する事です。それには業務の質を、高める勉強をする事だと思います。
自分の為にした事が、会社のためになる。
自分の得意分野を極めた人。
こんな人がいました。その彼は業務マニュアル、業務仕様書、取扱マニュアルをいつも、手元に置き読破し、自分のものにしていたのです。
そのため、彼のところには、同僚や上司までもが、やって来て、マニュアルの解釈を求めていました。
その人はちょっと癖があって、付き合いづらかったのですが、
業務マニュアルに精通している事が、社内で評判になり、それから暫くした人事異動で、業務規約・規定部門の、責任者に抜擢されました。
社員のみんなは、うらやましく感じる一方で、あの人のようには、なれないと思いました。
自分の好きなことで道が開けた。
勉強好きの人が資格を取得した。
また、こんな人もいました。勉強好きの彼は、頭が良く、学者タイプの人だったんですが、
引っ込み思案で、人前で意見を述べるような、タイプではありませんでした。
そんな彼が、毎年4月に公開される。社内の資格所得者リストの中で、国家資格を、取得していたんです。
それからは、社内での見る目が変わって来ました。
引っ込み思案な彼ではなく、頭の良い、知識のある彼へと、評判が変わったのでした。
彼は2年間、毎日2時間づつ勉強し、受験セミナーにも通っていたようです。
それから半年後の、人事異動で企画部門へ異動し、今では自分本来の、力を出した仕事をしています。
努力している人を、見ている人がいる。
自分の仕事の質を、高めるための勉強。
どんな職場でも、頑張って、努力をしている人には、誰かが見ているものです。彼等は、自分のために勉強をしていました。
自分のため、自分の仕事の質を高めるために、努力していたのです。それが、結果的に会社の業務に、必要な人材になっていたのです。
お金を貯めるには、お金の勉強をする事も大事ですが、自分の質を高める事に、時間を割く事も大事だと思います。
そうする事で、自分に自信が持て、会社や、ひいては、社会に貢献出来るよになり、結果的に、収入に結び付けば、良いでしょう。