融資が必要な時は、必ず金融機関から借りましょう。
事業主の皆さま、金融機関から融資を受けていますか。資金が必要な時は、必ず金融機関から借りてください。
何故なら、それがあなたの会社の信用につながるからです。
初めて融資を受ける場合、金融機関は何だか敷居が高くて、面倒くさい、なんて思っていませんか。
各自治体の融資あっ旋制度。
そんな時は、各自治体が、融資のあっ旋をしてくれる制度がありますので、ぜひ利用される事をお勧めします。
利用されたい方は、事業所のある各自治体へ連絡すると、概要を教えてくれます。 取り扱い内容は、下記の通りです。
融資が受けられるためには。
あっ旋融資が受けられる条件。
(1)同一場所で、同一事業を1年以上営んでいる方。
(2)確定申告を行っている事。
(3)納税をしている事。
(4)信用保証協会の保証対象業種で、その保証を受けられる方。
だいたいこのような内容ですが、各自治体によっては、細かな取り決めがある場合も、ありますので、確認をしてください。
受付条件の詳細を見て見ましょう。
同じ事業を同じ場所で1年以上、継続して営んでいることです。
そして、この同じ場所と言うのが、その場所にある自治体に申込むことになります。
法人であれば、事業年度毎に、決算書を作成します。
また、個人事業者の場合には、確定申告を行い、共に納税をキチンと済ませます。
申告をした際に、赤字になっているからダメとはなりませんが、
事業経営には利益追求が命題でしょうから、本来的には利益計上が求められます。
信用保証協会の保証対象業種は、大きな意味で、その業種が、公序良俗に反するものでない事が条件です。
詳細については、信用保証協会、金融機関、各自治体等でご確認願います。
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あっ旋融資の申込込み方法。
申込は各自治体の産業振興部門が担当しています。先ずは、事業所がある自治体の、ホームページをご覧になると良いでしょう。
ホームページには、取扱要領や、融資限度額、期間、金利などが掲載されています。
概要を理解出来たら、お問い合わせ電話番号に、電話をすると詳細を教えてくれます。
殆どの自治体では、事前に電話で予約を取って頂き、その予約日に訪問して、申し込みをするシステムになっていると思います。
◆自治体が金利の一部を補助してくれる。
利子補給が受けられる。
この制度の利点(1)は、自治体が金利の一部を補助してくれるのです。これを利子補給と言います。
金融機関に金利を支払う時は、利子補給分を除いた、利子を支払えば良いんです。この手続きは全て、金融機関が行ってくれます。
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各自治体が、金融機関に融資の斡旋をする。
金融機関に融資のあっ旋をするが、融資の可否とは別です。
この制度の利点(2)は、自治体が金融機関に、融資のあっ旋をしている事です。
あっ旋と言っても、融資がOKと言う事ではありません。
各自治体であっ旋融資の申込を受け付けると、
その内容を精査して、問題が無ければ申込人が指定する金融機関へ、あっ旋状を送る仕組みです。
各自治体の方で、利子補給するに問題ない先なので、金融機関で融資の審査をしてくださいと、言うような事なのです。
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保証人に変わる、信用保証協会。
こうして、あっ旋書が金融機関に回ると、そこで信用保証協会へ申込をします。
信用保証協会と言うのは、保証人に代わり、一定の保証料を支払う事で、保証人になってくれる機関です。
この保証料はだいたい、融資金額の1%程度と言われています。
その保証料は融資が実行される際に、融資金額の中から、一括で徴求されます。
キチンと返済する事が実績となり、次の融資に繋がります。
融資が実行されたら、決められた返済日に、必ず引落出来るようにして、期日通りに返済してください。
金融機関と信用保証協会はデータを共有していますから、
キチンと返済を履行する事が、信用に繋がり、あなたの会社の信用になるんです。
そして、この返済実績のデータは、次回の融資の際に、キチンと返済した証拠となり、
次回の融資の際に、有利に運ぶことになるのです。
そうです。返済実績が、信用に繋がるのです。