貯金・預金と投資は何が違う。
預金から投資へと、言われていますが、株式の配当金は、いったい、どれぐらい貰えるのでしょうか。他の利殖と比べて見ましょう。
今の時代、ゼロ金利、マイナス金利の今、預金にお金を預けておいても、仕方が無いと分かっていても、いざ、投資となると二の足を踏んでいませんか。
投資とは、何をどうすれば良いのでしょうか。
でも、貯金と投資の差は、ありすぎるんだと思うので、キチンと理解したいと思います。
そして、理解したら踏み出そうと思いませんか。
預金、株、不動産の利回りを比較。
◆預金金利
先ず預金ですが、今はマイナス金利の低金利時代です。
銀行の預金金利は、普通預金が0.001%、定期預金 0.01%で、定期預金に関しては、3ヵ月物~10年物は、同一金利です。
期間を長くしても、金利は同じ状況です。
と言うことは、預金は殖やすものでは無くて、お金を預かって貰っていると、思えば良いんじゃないでしょうか。
そして、ペイオフの関係で、各金融機関で1人、1,000万円が、ペイオフの対象です。
利息は付かないけれど、安心して預けたいなら、各金融機関に分けて貯金をすれば良いでしょう。
こんな状況の中で、預金でお金を殖やす事は出来ません。先ずは現状把握からして見ましょう。
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1,000万円の銀行の定期預金、1年後の税引き利息は800円。
1,000万円を、銀行の定期預金にした場合、年間利息は1,000円です。そこから20%の源泉分離課税を、引かれると800円となります。
これでは、利殖とは言えません。安心安全のために、保管しておいて貰っていると思えば、良いんじゃないでしょうか。
こんな状況ですから、ATMからお金を時間外や、休日に下ろしたらそれだけで、
年間の利息分を、手数料で持っていかれてしまいます。
ATMの利用には、充分注意をした方が良いことは、言うまでもありません。
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株の配当金はどうなるのでしょう。
◆株の配当金
では、配当金はどうでしょう。株の配当金は、企業が上げた利益の一部を、出資者に還元するものです。
ですから、全ての企業が、配当金を出している訳では、ありません。
業績が悪い企業は、配当金を出せないところもあるでしょう。配当利回りは、次の算式で求められます。
配当利回り(%)=1株当たりの配当金÷現在の株価」 日経平均株価の平均配当利回りは凡そ、2%前後と言われています。
なかには配当利回りが、5~6%になる企業もあるようです。
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配当金を貰うには。
配当金が貰える条件は、決算日の3営業日前に株を所有していること。
配当金の支払いは年1~2回(決算と中間決算)支払われ、決算日の、3営業日前に、株を所有している必要があります。
つまり、自分の名義にして、おかなければ、配当金は入りません。
だから、決算日前になると、株を購入する人が増えるようです。
多くの上場企業は3月が決算期ですので、その時に、売買が集中するようなのです。
配当金を計算すると、1,000万円を1年間、株で運用した場合、配当利回りが、2%だとすると、1,000万円×2%=20万円です。
所得税+復興特別所得税の税率が20.4%なので159,200円となり、銀行の定期預金の金利の、約200倍の配当金となるのです。
但し投資にはリスクがあり、自己責任が原則です。
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◆投資不動産利回り
では、投資不動産の利回りはどうでしょう。利回りは、次の算式で求められます。
(年間家賃-諸経費)÷(物件購入価格-諸経費)×100
賃貸物件を購入する時の目安は、マンションの場合、
都心部物件で、築20年迄が5%、築20~35年が7~8%、一棟物件は新築が5~6%、中古が6~8%のようです。
不動産は購入に際し、仲介手数料(3%+6万円)、
所有権移転登記料、不動産取得税、固定資産税、火災保険料、購入物件を賃貸する際の、仲介手数料などがあります。
建物の老朽化に伴い修理費用が発生したり、老朽化による、空室のリスクもあります。
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アパート収入と、銀行預金を比べて見ると。
具体的に考えて見ましょう。
アパートを購入するとした場合、1,000万円ではアパートは購入出来ませんので、3,000万円で中古のアパートを購入したら、
中古物件の利回りを6%とすると、年間180万円の、収入になります。
預金金利が0.01%ですから、貯金にしていたのでは、3,000円となり、ここから源泉分離課税20%が、差し引かれるので、2,400円となります。
利回りだけ見ると、大きな差が出てしまい、預金をしているだけでは、資産が殖えないことが、分かると思います。
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不動産は、物件毎にすべて条件が違っている。
不動産は物件毎に、すべて条件が違って来ます。
その購入物件の環境、道路付け、駅からの距離、交通アクセス、などによって価格が違います。
最近ではコンビニの有無も、重要な要素になっているようです。
そして、不動産は一度購入してしまうと、簡単に手放す事が、難しいと言う、要素もあります。
だから、良く調査してからでないと購入してはいけません。
不動産の売却は相対取引であり、売りたいと思っても、買い手がいなければ簡単には売れません。
そのような様々な事を、充分考慮して、購入するのが不動産なのです。