イタリアはドイツと共に、FIFAサッカーワールドカップに於いて、抜群の成績を誇るヨーロッパの雄です。
FIFAサッカーワールドカップの18大会に出場し、優勝4回、準優勝2回、3位1回、4位1回の成績で、18大会中8大会で4位以上の成績を収めています。
通算勝ち点で、ブラジル、ドイツに次ぐ活躍をしています。
また、FIFAランキング1位になった経験を持つ、8チームの内の1つで、4回の優勝は、その全てがヨーロッパの大会でした。
イタリアの至宝、ロベルト・バッジョ。
「偉大なるポニーテール」
このイタリアサッカー界の長い歴史の中で、近年の「イタリアの至宝」「偉大なるポニーテール」と称された選手が、ロベルト・バッジョです。
ロベルト・バッジョは、セリエA通算ゴール205得点で、歴代5位で、ファンタジスタの象徴的存在として知られている、偉大なサッカー選手なのです。
1994年アメリカワールドカップ。
アメリカワールドカップの前年の、1993年にバロンドールを受賞し、イタリア国民の期待は高まっていました。
しかし、大会直前に右足のアキレス腱を痛めてしまい、万全な状態でなく、1994年のアメリカワールドカップを迎えたのでした。
イタリアは、1勝1敗で辛うじて、決勝トーナメントに進出するものの、
グループリーグでは無得点と精彩を欠く、ロベルト・バッジョへの風当たりは、激しくなっていたのです。
決勝戦に進んだイタリア。
しかし決勝トーナメントでは、本来の姿を取り戻し、酷評から一転し救世主となりましたが、
準決勝で右足ふくらはぎを痛めたまま、ブラジルとの決勝戦を迎えました。
ロベルト・バッジョは、強行出場したももの、精彩を欠く状態だったのです。
イタリアは、ブラジルからの猛攻に耐え、120分間ゴールを割らせませんでした。
優勝決定戦での、運命のPK戦!
そして、試合は0-0のまま、ワールドカップ史上初の、決勝戦でのPK戦に突入したのです。
ブラジルがリードを保ったまま、最終キッカーである、ロベルト・バッジョの番になりました。
彼の蹴ったボールは、ゴール左上に、遥か高く打ち上げたことにより、イタリアは優勝を逃がしたのでした。
ロベルト・バッジョの名言。
「PKを外すことが出来るのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。」
ロベルト・バッジョが、決勝戦で、PKを外してしまったことで、イタリアは敗北してしまい、彼は、イタリア国内から非難されることになりました。
この局面で、この逆境から立ち直り、この経験を生かして、
次の機会には、同じ失敗を繰り返さないために、自らを鼓舞するために、この名言が生まれたと言います。
最終のPKを蹴れるのはバッジョだけ。
FIFAサッカーワールドカップの優勝戦、そのPK戦の最終キッカーになれる人は、
監督からも、選手からも、絶対的な信頼を得られている人だけでしょう。
彼ならやって呉れる。そうした絶大な信頼を託されて、PK戦でボールを蹴られる人は、彼しかいなかったのでしょう。
決勝戦と言う、異常なピッチの環境の中で、イタリア国民の期待を背に担いで、
「イタリアの至宝」には、計り知れないプレッシャーが、掛かっていたことでしょう。
でも、凡人には、とても分からない領域だと思います。
だから、ロベルト・バッジョは、と言ったのでしょう。
「PKを外すことが出来るのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。」
ロベルト・バッジョはこんな名言も語る。
「PKを決めても誰も覚えていない。外したら誰もが忘れない。」
「僕のプライドはずたずたに傷つけられた。」
「今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない。」
「思いついたプレーの中で、一番難しいものを僕は選択するんだ。」
「ミスを恐れてはいけない。リスクを冒すことによって、誰も真似できないファンタジーなプレーが生まれるんだ。」
「勝利は苦しみを通じてのみ得ることができる。苦しみを通り抜けない勝利なんてない。」
「僕はサッカーに恋したんだ。」
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「FIFAワールドカップでPKを外したロベルト・バッジョの名言」への3件のフィードバック
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