サッカー日本代表、森保一監督のノートの中身が知りたい。




サッカー日本代表、森保一監督のノートの中身が知りたい。

2022年カタール・ワールドカップで、日本代表チームは、ドイツ、コスタリカ、スペインと同じE組でグループリーグを戦い、

初戦の強豪国のドイツ戦では、前半ドイツの猛攻に遭い、防戦一方でしたが、

後半からメンバーを交代させ、ドイツを2-1の逆転勝利へ導くと、森保監督の手腕が高く称賛されました。



勝敗の結果で批判か称賛


しかし、第2戦ではコスタリカに破れ、その采配ぶりが一転し、酷評を浴びる結果となってしまいます。

そんな中で迎えた第3戦の、スペイン戦でまたも逆転勝利を収めると、その大金星から、森保監督は再び称賛されたのです。

決勝トーナメント1回戦では、クロアチアと1-1で延長戦までもつれ込む激闘を演じ、PK戦(1-3)で涙を飲む結末となったのです。

クロアチア戦後、

森保監督が現地カタールのスタンドの、サポーターへ向けて深々と一礼する「最敬礼」姿がネット上で話題になりました。

プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意 [ 森保一 ]



森保一監督のノート


惜敗しながら健闘した日本代表の選手らと並び、

注目を集めているのが、試合中にグランドでメモを取っている森保監督のノートでした。

それは小型のノートで、森保監督が試合中でも、スーツの内ポケットから取り出し、気になることを書いているようです。

そんな様子がテレビ画面に映し出される度に、いったい、森保監督はそのノートに何を書いているのか。

そんな話題が飛び交っていたのでした。

敗戦後、帰国した森保監督は、2022年12月9日、NHKの「ニュースウォッチ9」に生出演した際に、

番組で、常に森保監督が手にしていた「森保ノート」の一端を公開しました。

それは、クロアチア戦に向けて乗り込んだ、バスの中で書いたというもので、

「日本に不可能はない JAPAN IMPSSBLE IS NOTHING」

「日本人であること 喜び、誇り 幸せにつつまれる」(原文ママ)のメモが明かされました。

それについて、森保監督は「日本は不可能はないと。チームとサポーター、そして日本の国民の皆さんと一丸になって戦えば、

われわれは世界で勝っていけるという思いを持ってクロアチア戦に臨もうと思いました」と説明しました。

更に、ノートには戦術面についても記されていて、

「試合で起こったことをポイントを書いて。ハーフタイムに私が思っていることとコーチが思っていることを1回共有した上で、

それが合致した時にはチームとしての問題点、改善点だなということで選手に伝えるということはしていました」と明かしました。

束ねる力 新時代のリーダー・サッカー日本代表監督森保一 [ 寺田弘幸 ]



コクヨのキャンパスノート


森保監督のメモ帳として使っているノートは、文具大手コクヨの、キャンパスノートB6判を、愛用していると言います。

コクヨの文具事業の広報担当者は、

「話題になるきっかけをつくっていただいて感謝している。

メモや手書きの力を改めて感じてもらえる機会になった」とコメントを出しています。

同社ではこれを機に、森保監督にオリジナルノートをプレゼントしたり、

少年サッカーチーム向けに、ノートを寄付したりする案も想定されていると言います。

試合の途中で、森保監督のノートにメモする光景を見て、何を書いているんだろうと想像していました。

試合の経緯や展開ならば、試合後にビデオで確認すれば良いので、

きっと試合中に思った心情や、ひらめいた戦術、その瞬間に湧き出た思いを、綴っているのかなぁと勝手に憶測していましたが、

ハーフタイムや、試合後に選手やコーチに伝える、その場の声や思いを書き留めていたのです。

コクヨ キャンパスノート B6 B罫6mm 40枚 20冊



なぜ、メモを取るのでしょうか?


それを教えて呉れるのが、読書家で作家の千田琢哉さんの『読書をお金に換える技術』に記載されています。

そこで、述べられているのが、

「アイデアが浮かんで消えるまでは約2秒」として、ひらめきの2秒間を大切にすることだと言っています。

千田琢哉さんは、

「あなたはいつもペンを携帯しているだろうか。ペンを携帯していない人は、いつまで経っても稼げない。

なぜならアイデアが浮かんでも、一瞬で忘れてしまうからだ。」

「ペンを携帯していないのは。将来の1億円をドブに捨てているようなものなのだ。」

と記しているのです。

これは、私もよく思い当たることです。ベッドに入った時に、良いアイデアや、ひらめきが出る事があります。

明日の朝になれば、思い出すだろうと思って、

そのまま夢の世界に入ってしまい、翌朝あれはなんだったっけと、思い出そうとしても思い出せません。

読書をお金に換える技術【電子書籍】[ 千田琢哉 ]

【抽出】

千田琢哉さんの『読書をお金に換える技術』。



メモが夢を叶える。


メモを取ると言うことは、その時の一瞬、一瞬を大事にしていることなのかもしれません。

その瞬間を生き、自分はどう思っていたのか、どう対処していたのか、どんな感情でいたのかと。

でも、メモが無ければ、思い出すことが出来ない事だってある筈です。

自分の記憶には限界があるからです。

だから森保監督は、その瞬間を忘れないために、

より良いチームを作るために、より良いゲームをするために、そして結果を出すために、メモを取っているように思えます。

自分のためにしていることが、

チームを強くし、サポーターに寄り添い、そして俄かサッカーファンまでに、感動を与えていたのです。

プロサッカー監督の仕事【電子書籍】[ 森保一 ]