『グランメゾン東京』ネタバレあらすじ8話.尾花夏樹フレンチ

~第10章~

パリのフレンチ。

 かつて、パリの「エスコフィユ」で、2つ星を獲得していた、木村拓哉さんが演じる尾花夏樹と、

 鈴木京香さんが演じる早見倫子が、東京に戻り3つ星レストランを目指すストーリーが、佳境を向かえています。

 主人公の尾花夏樹は、自分の腕と舌のセンスに絶対的な自信を持っていて、料理のためなら、どんな犠牲もいとわない人物です。

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尾花を襲う、アレルギー素材混入の余波。

パリの日仏首脳会談での事件。

 しかし、かつて、パリの日仏首脳会談の昼食会で提供した料理に、アレルギー素材が入っていたことから、

 傷害事件まで引き起こした尾花夏樹は、全てを失い、全てから逃げるような生活を、余儀なくされていたのです。

 一方、早見倫子は、料理を食べると、その料理の素材から調理方法まで分かってしまう、絶対味覚の持ち主ですが、料理に自信をなくしていました。

 そんな時、尾花夏樹の作った「手長エビのエチュペ」の、おいしさを知ると「私には3つ星を取るほどの才能がない」と悟るのでした。

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尾花夏樹の名言。俺が3つ星取らせてやる!

一緒にグランメゾンを作ろう。

 すると尾花夏樹は「もったいねいな!、お金持っている」、「2人で一緒にグランメゾンを作ってはどう」、「俺が3つ星取らせてやる」と言い放つのでした。

 更に「世界一のグランメゾンを作ってはどう」と語り、尾花と倫子の夢は「新しい3つ星のフレンチになる」と、なったのでした。

 そして、パリでの失敗を教訓に、このままでは終われない、と言う強い思いが『グランメゾン東京』に繋がっています。

 そんな二人に、かつてのメンバーだった、ギャルソン役の沢村一樹さんが演じる、京野陸太郎と、

 人気WEB料理研究家の、相沢瓶人役の及川光博さんが加わり、レストランの物語が展開されています。

 料理に妥協を許さない、木村拓哉さんが演じる尾花夏樹が、こんなことを言っています。

 「料理を作るのに、何時間掛けたと言った事は関係ない。お客さまが、美味しいと思って、味わって頂くことがすべてだ。」

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尾花夏樹の師匠が教えて呉れた。

下町のレストラン『浪漫亭』の料理人。

 第8話では、尾花夏樹の師匠だった、下町浅草のレストラン『浪漫亭』の料理人、潮卓(ウシオスグル)役の木場勝己さんが登場します。そして、彼が良い味を出しているのです。

 尾花夏樹が、潮を『グランメゾン東京』に連れて来て、コース料理を提供しますが、潮は殆ど手を付けません。

 そして「星なんかにこだわってるから、大事なものが見えなくなるんだよ」と、言い放つのでした。

 師匠がそんなことを言った背景には、加齢などの影響で、味覚障害に陥っている事を、尾花は見抜くのでした。

 そして、尾花夏樹と京野陸太郎は、料理はただ提供すれば良いのではなく、お客さまの好みや、体調に合わせてこそ、最高のおもてなしが出来るのだと、気付かされるのでした。

 潮は言います。「いつ何時でも、お客さまの事を考えて料理をしろ」と。それは、オーナーシェフの早見倫子にも伝わり、

 現在の東京でのミシュラン掲載店舗は484軒、その内女性シェフが3名、フレンチでは0の、現実を突きつけられると、

おいしさを求める、新たなフレンチ。

 『グランメゾン東京』のコンセプトは、「おいしさを求めて、新たな3つ星のフレンチを目指します」と宣言するのでした。

 そもそも、料理は誰のために作るのでしょうか。

 今まで、尾花たちは、ミシュランの3つ星のために、料理を作っていたんじゃないでしょうか。

 そのために、全てが3つ星のためとして優先され、3つ星のためとして、多くの事を犠牲にして来たのです。

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何故、ミシュラン3つ星を求めるのか。

ミシュラン3つ星の威力。

 勿論、ミシュランの3つ星を取れば、世界が変わるからでしょう。3つ星となれば、世界有数のレストランとしての、称号が与えられ、客足は一気に増えるでしょう。

 レストランの経営は安定し、シェフたちの給料も上がり、生活環境も向上し、何より仕事に対するモチベーションが、格段に上がる事は確かです。

 すると、銀行も急にすり寄って来て、融資を使って第2、第3の姉妹店を出店してはどうかなどと、持ちかけて来る筈です。それだけビジネスチャンスの機会が、増える事になるのでしょう。

お客さまから「おいしい」を頂くために。

目の前の料理の先に、ミシュランがある。

 でも、ミシュランを目指す前に、目の前のお客さま、一人ひとりの満足を得られなければ、

 その延長線上にある、ミシュランも、満足させられないんじゃないのでしょうか。

 そのことを、下町のレストラン『浪漫亭』の料理人、潮が教えて呉れたのでした。

 上ばかり見て仕事をすると、回りの状況が判らなくなり、何のために、誰のために仕事をしているかを、見失う事になるかもしれません。

 そして、『グランメゾン東京』の挑戦は更に続くのでした。

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