『グランメゾン東京』ネタバレあらすじ10話最高料理チーム

 

~第12章~

『グランメゾン東京』

 『グランメゾン東京』は、第10話に入り「最終回前」となりました。  

 かつて、パリの「エスコフィユ」で、2つ星を獲得していた、木村拓哉さんが演じる尾花夏樹が、パリでの日仏首脳会談の昼食会で提供した料理に、

 アレルギー素材の、ナッツオイルが混入していたことから、フランス首脳が、被害に遭う事態となってしまい、

 その事が原因で、傷害事件まで引き起こし、パリの「エスコフィユ」を、閉店する事態となってしまったのでした。


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編集長リンダの混入事件への執念。

アレルギー素材混入事件。

 そのアレルギー素材のナッツオイルを、誤って混入させてしまったのは、「エスコフィユ」で尾花夏樹の下で働いていた、祥平だったことが、

 リンダ・真知子・リシャール役の、冨永愛さんの耳にも入ったのでした。

 リンダは、フランス人の父と、日本人の母の間に生まれ、父の影響を幼少期から受け「食」に関する造詣が深く、グルメ雑誌『マリ・クレール ダイニング』の編集長をしています。

 そして、「エスコフィユ」での、アレルギー素材混入事件に対して、この事件を長く追及しており、絶対に許せないとしているのです。

 その執念たるや、すさまじいものがあります。

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 アレルギー素材混入事件当時、祥平は何も語らず、その責任を尾花夏樹が一人で背負う、形になってしまいました。

 祥平は「怖かったんです、喋ったら、2度と料理が、出来なくなるんじゃないかと思って」逃げたのでした。

 そんな祥平を『グランメゾン東京』のメンバーたちは、ゴーストシェフとして受け入れる事にしたのでした。

 そんな中で、ミシュランの審査開始が1ヵ月以内に始まる情報が入るのでした。

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ミシュランの覆面調査。

 ミシュランの調査員は10名いるらしく、星なしの店には、まず1人で訪れ調査をして、2つ星の店には、2人で訪れ調査を行うようです。

 そして、3つ星の決定は、2人で店を訪れその結果を「レポートスターセレクション」の会議に遡上し、参加者全員の合意が無ければ、3つ星は獲得出来ないようなのです。

 ミシュランの3つ星の定義は、「★★★(3つ星)それを味わうために、旅行する価値のある卓越した料理。」となっていて、凄く難しいようなのです。

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尾花夏樹の名言。禁断の食材で3つ星を取る

尾花夏樹の目指す、日本のフレンチ。

 尾花夏樹は、ミシュランの3つ星を獲得するために、日本の食材にこだわっています。日本製のワイン、日本の食材を使った、フランス料理のメニュー作りに、こだわっています。

 その最たるものが「マグロ」の食材だったのです。

 しかしマグロは、生がおいしい食材であり、火を通すフランス料理には適さないと『グランメゾン東京』のメンバーは反対している中、

 「禁断の食材で3つ星を取る」と、尾花夏樹は、言い放ったのでした。

 そして、いろいろな、紆余曲折はありましたが、それぞれ専門の知識や、技術を持ち合わせたメンバーが集結し、

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強いチームの条件。

『グランメゾン東京』の、最高のチーム。

 今や『グランメゾン東京』は、最高のチームが、出来ていたのです。

 最高のチームと言うことは、そこで働くメンバーたちは、一人ひとりが、仕事と向き合い、

 最高な料理と、最高のサービスで提供すると言う、合意の意思形成が持てた事を、指しているんだろうと思います。

 一般的な職場で、最高のチームで、最高の職場を作り出す事は至難の業です。

 職場の全員が同じ方向を見て、心を通じあって仕事をする、それが出来れば、凄いパワーが出るんじゃないかと思います。

 組織が機能するには、どうしたら良いのでしょうか。

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ドラッガーが『マネジメント』で答える。

ドラッガーはこう答える。

 この問いに対する答えが、著書『マネジメント』で有名な、ピーター・F・ドラッガーが、答えています。

 ドラッガーは、社会の構成要素である、組織に目を付けたのです。

 すべての財とサービスが組織で生み出され、その組織の中で、人々が働いているのであれば、

 その組織をより良いものにして行けば、組織の集合体である社会も良くなるのではないかと。

 私たちは、日常の大半を組織の中で過ごしています。

 だから、その組織のなかでどう過ごしているかによって、幸福感が違って来るのだと思います。

 こんな悪い例があります、「ブラック企業」と呼ばれる組織です。企業の生産性を上げるためには、社員の犠牲もいとわないと言う、オーナーや上司の身勝手な振舞です。

 こんな環境に身を置く社員達が、財とサービスを、より良く生み出す事が出来るでしょうか。

 だから、組織の運営の仕方が、人を幸せにも、不幸にもするのです。

マネジメント 基本と原則 [ ピーター・ファーディナンド・ドラッカー ]

 

『グランメゾン東京』の組織運営。

 『グランメゾン東京』の場合は、どうなんでしょうか。

 『グランメゾン東京』のフレンチが、尾花夏樹を始めとするメンバーで作られているので、そのメンバーたちが切磋琢磨して、よりおいしい料理を提供する事で、

 働いているメンバーの知識や技能が向上し、おいしい料理の評判が上がれば、より多くのお客さまが来店する事で、各自の収入が増えることになるでしょう。

 更に、『グランメゾン東京』がミシュランの3つ星を目指す事で、『gaku』を始めとする、

 多くのレストランで、料理の品質と、サービスが向上すれば、業界全体のレベルアップが図られ、強いては、日本の食文化の向上に繋がるのです。

『グランメゾン東京』の組織論。

ドラッガーの、マネジメントの3つの役割。

 そのマネジメントですが、ドラッガーは3つの役割があると説いています。

「自らの組織に特有の使命を果たす」「仕事を通じて働く人たちを生かす」「社会の問題に貢献する」

 この3つを、『グランメゾン東京』では、どのように、果たしているのでしょうか。

 「自らの組織に特有の使命を果たす」

『グランメゾン東京』は3つ星を狙っていますが、その根底には、お客さまに、おいしい料理を味わって頂くことがあります。

 組織の一人ひとりが、今できる力を発揮して、お客さまに向き合うことで、使命を果たそうとしています。

 「仕事を通じて働く人たちを生かす」

『グランメゾン東京』で働くことで、苦しい中でも、お客さまから「おいしい」と言う言葉を頂き、自分の働く糧に、しているのだろうと思います。

 そして、おいしいという言葉は、料理人に力を与える言葉だと思います。

 「社会の問題に貢献する」

 食文化が直面している問題は、食育だったり、食品ロスだったり、食品偽装だったり、多くの食に対する問題が、山積しています。

 でも、食の基本はキチンとした食生活をする事で、身体の維持の基本となる「おいしい」料理を、食べて頂き、料理のおいしさを感じて貰いたいと、思っているのではないでしょうか。

 きっと、食を通して、見えて来るものがある筈です。だから、食を考えることは、凄く大切な事に、なっているんじゃないでしょうか。

 こんな環境の中で『グランメゾン東京』は、日本の食材にこだわったフレンチの提供を目指しているのです。

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