相棒Season21初回 杉下右京と亀山薫の再会シーンの考察。
相棒Season21が2022年10月12日スタートしました。相棒ファンにとって待望の日となりました。
「Season21」では、初代相棒の亀山薫が、「Season7」第9話レベル4~前後篇・薫最後の事件」以来14年ぶりの登場となり、
「5代目相棒」として再び、右京さんとタッグを組んだのです。
ペルソナ・ノン・グラータ
Season7第9話で特命係を離れ、南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)へと旅立った亀山薫が、
その後、特命係の杉下右京とは、一度も顔を合わせることなく14年が経過しましたが、
「相棒Season21」の初回「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」では、
サルウィンの親善使節団メンバーとして帰国し、待望の再会を果たしました。
その再会がどんなシーンで、どんな感じで再会するか、
そして一度警視庁を退職し14年経過した亀山薫が、どんな理由で復職出来るのかで、大きな注目を集めていました。
初回では、南アジアのサルウィン(架空の国)で、
NGOのスタッフだった、友人が殺害された事件をきっかけに、その友人が活動していたサルウィンで、
友人の遺志を継ぎ、“子供たちに正義の精神を教える”と決意し、
警視庁を退職した亀山薫が、現地の学校で日本語などを教え、最終的に校長になっていました。
そのサルウィンで、腐敗政府を倒した反政府運動のリーダー・アイシャ(サヘル・ローズさん)が親善目的で来日します。
その時亀山薫も、アイシャと共に、サルウィン親善使節団のメンバーとして、帰国を果たしたのです。
アイシャはサルウィンで、学校教育を行っていた亀山薫の教え子でした。
一方、右京さんのもとには、何者かからアイシャの歓迎パーティーの招待状が届きます。
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14年ぶりの相棒との再会シーン。
興味本位で、右京さんがパーティー会場に向かうと、どこからともなく「右京さ~ん」という声が響きます。
右京さんが足を止めて振り向きますが、誰もいません。向き直った右京さんが歩き出すと、「右京さ~ん」と再び呼ぶ声が…。
右京さんは、隠れて声を出していた、かつての相棒・亀山薫を見つけます。
亀山薫は「ハハハ…」と誤魔化し笑いを浮かべながら、
「亀山薫です」と挨拶すると、右京さんはチョットむっつりした表情で「分かっています」と応じます。
「びっくりしたでしょ?」と、亀山薫がうれしそうに言うと、
右京さんは「突如君の声がすれば当然驚きますよ」と、ムスっとした顔でした。
名前を伏せて、右京さんの元に、招待状を送ったのは亀山薫でした。
亀山薫が「普通に招待したところで来やしないでしょ、右京さん」と言うと、
右京さんは「君のいたずらと分かってホッとしました」と答えます。
視聴者としては、もっと劇的で偶然的な再会が用意されているのかと思っていましたが、亀山薫が仕組んだ再会だったのです。
亀山薫は右京さんと別れた後も、右京さんの動向を探っていたんじゃないでしょうか。
何故なら、その後14年間も右京さんが特命係に居たことを知っていなければ、招待状を特命係に送れなかったかもしれません。
右京さんの方では、サルウィンに行ってしまった、亀山薫の消息を知る由もないとすれば、
これは亀山薫が、右京さんの動向をチェックしていたのでしょう。
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殺害指示の脅迫文。
そのパーティーには、政治家の鑓鞍兵衛(柄本明さん)や片山雛子(木村佳乃さん)らが出席していて、
終始和やかなムードが漂っていました。
しかしその後、パーティー会場で、アイシャの命を巡る殺人未遂事件が発生します。
その事件は深刻でした。
亀山薫の教え子で、サルウィン反政府運動のリーダー的存在だったアイシャ(サヘル・ローズさん)を殺さなければ、
薫の妻・美和子(鈴木砂羽さん)の乗った旅客機を爆破するという脅迫文が、亀山薫の元に届いたのです。
しかも、同じような脅迫を受けた人が、亀山薫の他に5人もいたのです。
そしてそれらの人の大切な人が、その旅客機に乗っていたのです。
その中には、外務省幹部の厩谷(勝村政信さん)も含まれていました。
そこで社美彌子(仲間由紀恵さん)などの手を借りて、脅迫者を追跡しようと試みます。
その結果、右京さんが導き出した結論は、アイシャを殺そうと殺すまいと、旅客機は着陸する可能性が高いと言うものでした。
脅迫への対応に右京さんと、亀山薫の意見は対立します。
アイシャ1人の命と、乗客150人の命を天秤にかけようとする亀山薫を、
「ならば(アイシャを)殺しますか」と右京さんは一喝します。
しょせん右京さんは他人事だと言い「こざかしい推理なんていりません!」と叫ぶ亀山薫に苦悩する右京さんでした。
最後は、アイシャの自己犠牲によって旅客機の爆破は阻止され、
亀山薫と美和子は無事に再会したのですが、脅迫事件の動機も犯人もわからないままだったのです。
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亀山薫と伊丹刑事の再会。
初回のもう一つ期待の再会は、亀山薫のライバル的存在である伊丹との再会です。
彼らは顔を突き合わせるたびに、喧嘩腰の態度を繰り広げて来ました。
そして今回も初回の終盤に、右京さんと亀山薫の元にやってきた伊丹は、開口一番、
「元特命係の亀山~!」とお決まりのセリフを放つと、
国賓である亀山薫に対して「このサルウィン亀!」と言うパワーワードも吐き捨てたのです。
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初回では、亀山薫の警視庁特命係への復帰は描かれていませんが、今後どのような展開で復職するのか楽しみです。
今回注目を集めた、五代目相棒役が誰になるのと言う「相棒Season21」ですが、
初回世帯平均視聴率が、
関東地区で17.3%だったことがビデオリサーチの調べで分かりました。また個人視聴率は8.9%でした。
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ペルソナ・ノン・グラータ・後編
国賓が死亡したことの責任を取らされて、「無期限の禁足」処分の謹慎を、言い渡された右京さんと、
事件に翻弄されながらも、自らの国賓という地位を利用して、
その捜査を助け、補佐する亀山薫の働きで、事件をあぶりだすと言う展開でした。
物語では、右京さんと薫の妻・美和子がサルウィンへと飛び、現地調査を行う展開となります。
ドラマの中盤で、伊丹刑事は亀山薫に「警視庁に戻りたくねぇか」と問いかけ、
復帰を手助けする条件として「お願いする時は土下座一択」「俺様の股をくぐれ!」と迫ります。
しかし、亀山薫が、いざ土下座をしようとすると「プライドないのか!」と怒る始末でした。
ドラマの展開で、亀山夫妻は、サルウィン政府から国外退去勧告を受け、日本に戻って来たのです。
その時、警察を辞めていた亀山薫を警視庁に戻したのは、まさかの伊丹憲一(川原和久さん)の行動だったのです。
亀山薫が嘱託職員とは言え、警視庁に復帰出来たのは、
伊丹刑事が特命係の直属の上司にあたる、警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二さん)に、
土下座してお願いしたからだと分かりました。これは予想外の展開でした。
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亀山薫が特命係に復帰
ある日の朝、フライトジャケット姿で、私物の入った段ボール箱を抱えた亀山薫が、
特命係の部屋に出勤して、「本日付で特命係に配属になりました、亀山薫です!」と挨拶すると、
「よろしくどうぞ」と言う右京と、固い握手を交わします。
ネームボードの「杉下右京」の隣に自らの木札をかけ、かつて自らの席に掲げていた「親父の小言」の額を飾りました。
ラストシーンでは、小料理の「こてまり」で、亀山薫の妻・美和子(鈴木砂羽さん)が右京さんに、
「薫ちゃんのことをいじめないで」とお願いすると、
店主の小出茉莉が美和子に、仕事が決まるまで、「こてまり」で働いたらと促します。
すると美和子が、得意料理としていた“美和子スペシャル”を作りたいと言い出し、右京さんと亀山薫は困惑したのです。
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