『麒麟がくる』ネタバレ感想第16話大きな国、道三VS高政!


『麒麟がくる』16話「大きな国」。

前回15話では、道三から家督を譲られた嫡男の高政が、

弟の孫四郎たちに、自分の座を追いやられると思い込み、弟たちを部下に命じ、殺害してしまうのでした。

そして高政は「自分は土岐頼芸様の子である、道三は父に非ず」と宣言したのです。

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斎藤道三の怒り。



「美濃を手に入れた褒美がこれか!」

この高政の行動を知った道三は怒り狂い、孫四郎の亡骸の血を顔に塗りつけると、

「美濃を手に入れた褒美がこれか!

わしがすべてを譲ったわが子が、すべてを突き返してきたのじゃ。このように血まみれにして」と絶叫したのです。

そして、斎藤道三は「高政、わしの手を汚しおったな。出てきてこの血のにおいを嗅ぐがよい」と、

鬼神と化した姿は、圧倒的な迫力で迫って来ました。

二人のこじれた関係は、最大の親子喧嘩「長良川の戦い」へと、突入してゆくことになるのでしょうか。

明智光秀は、道三と高政の対立が、「戦になるかならぬかは、信長さま、いや、帰蝶さま次第かもしれません。」と、思っていました。

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美濃の分断回避に動く光秀。




帰蝶に追い返される光秀。

明智家はどちらに付くべきかで、当主、明智光安(西村まさ彦さん)は、思い悩むのでした。

明智光秀は、国を二分する回避しようと、尾張の織田信長と帰蝶の元へ向かいます。

光秀を迎えた帰蝶は言いました。「十兵衛、今日は誰の仕えで来たのじゃ。」「憎き高政は、もはや兄とは思えぬ。」

それに対して光秀は「高政さまを、そこまで追い込んだのは、帰蝶さまではありませぬか。」「美濃のことは、美濃にお任せくだされ。」

明智光秀は、帰蝶に対して、道三に肩入れして、戦に手出しをしないことを訴えます。

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その代わりとして、織田との同盟を破棄しないように、高政に対して、一命を掛けて押し留めると訴えたのですが、

弟、孫四郎に手を貸さず、死に追いやったとして、光秀に対する不信感をあらわにして、

払拭出来ない帰蝶は、懸命に訴える光秀を、厳しく突き放すのです。

すると帰蝶は、「もうよい、帰ればよい」と、追い返えしてしまうのです。

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信長は美濃の情勢を分析していた。




「親父殿は、いま、戦をなさるべきではない」

光秀が帰ると、信長のも元へ向かった帰蝶は、信長に、光秀との話を聞いていたかと聞くと、信長は、光秀の言うことは分かると言い、

間者を美濃に送った結果、道三側の兵士は、2,000~3,000、それに対して、高政側は、10,000と報告を受けていて、

「親父殿は、いま、戦をなさるべきではない」と、信長が述べるのです。

「間者」とは、敵方の様子を探る者、間諜、スパイと言う意味です。

道三への不満は、高政だけではなく、美濃は多くの国を敵に回していたのです。

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明智家の存亡に関わること。




領地を変える。

美濃に戻った光秀は、高政と面会します。すると高政は「光安には隠居して貰い、十兵衛が明智の後を継げ」と申すのです。

更に領地の洗い直しをしたい。「そなたに力を貸して貰いたい」と告げると、光秀は「領地を出ろと!」と言うのかと叫ぶのです。

そんな中で、道三は、高政を討つべくとして出陣します。そして、大桑城に参集せよと告げたのです。

それに対して、明智光安の元に馳せ参じた光秀は、

「ことは、明智家の存亡に関わること、二日間お待ちくだされ」と告げ、道三の元を訪れます。

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斎藤道三の言葉。




上に立つ者は、正直であれ。

道三は「先ほど、帰蝶が妙な女を寄こした。戦をしても勝てぬと」「わしはこの鎧を脱ぎはしない。」そして、こんな風に言ったのです。

「人の上に立つものは、正直でなければならない。偽りを述べる者は、人を欺く、国を欺く。決して国は穏やかにならぬ。」

「大きな国になれば、誰も手出しは出来ぬ。」

「それをお前がやれ、わしは美濃一国で終わってしまった。」

「でも、信長と言う男は面白いぞ。信長となら、そなたもやれるかもしれぬ。」

「誰も手出しが出来ぬ大きな国を、さらばじゃ。」と、道三は言い放ち、戦いに出掛けて行くのです。

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光秀はどちらに付くのか?

「鎧の用意を!」

十兵衛は苦悩します。既に、叔父の明智光安は、道三側に馳せ参じていたのです。

そして、考えに考えを重ねた結果、「鎧の用意を!」と、発し、兵士を集めた光秀は、「敵は高政さま!」と言い放ったのでした。

道三は最終的にどうなってしまうのか。道三ロスになってしまうのか。そして、高政には、父親殺しの汚名がついてしまうのか。

そして、光秀はどうなってしまうのか、明智家はどうなってしまうのか。