『麒麟がくる』第22話本郷奏多~セリフ名言と気品の秘密。




『麒麟がくる』22話。本郷奏多さん演じる近衛前久の登場!

『麒麟がくる』22話では、今後のキーマンの一人とのなる、本郷奏多さん演じる近衛前久(サキヒサ)が登場しました。

関白・近衛前久(本郷奏多さん)は、公家でありながら、政治に介入する変わり者で、真っ赤な装束に、黒の烏帽子姿で、印象的な登場となりました。

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若き演技派俳優。

本郷奏多さんと言えば、演技派俳優として評価を高めています。

本郷奏多さんが登場した姿には、公家っぽさや高貴さのほかに、少年っぽさと、不気味な切れ味の鋭さが、同居したような、気品を漂わせていました。

キャッチコピーでもある「若き破天荒関白」としての片鱗を、視聴者に、感じさせる登場となりました。

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近衛前久役の本郷奏多さん登場。



「若き破天荒関白」

そのシーンは、二条御所で対面した、将軍・足利義輝に、公家の近衛前久が、

「何故じゃ? 何故、義輝殿は改元の申し出をなされぬ?」

「今年は60年に一度の甲子の年。この年は、いにしえより必ず改元を行ってまいった。

帝(ミカド)に、改元のお伺いを立てるのは、代々将軍家の務めであるぞ。それをせねば改元はできぬ。前代未聞のことじゃ。将軍の名に傷が付く」

と、苦言を発したのです。

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力を無くした将軍足利義輝の嘆き。




それに対して、将軍・足利義輝は、

「それがしを将軍と思われますか? 京を治めているのは誰であろう。私ではない。三好長慶です。私には何の力もない」

「将軍などと名ばかり。帝(ミカド)も、私を軽んじておられます」と感情を高ぶらせ、

「帝は私に何も知らせず、勝手に永禄に改元あそばされた。軽んじている証拠。悔しゅうて……」

「あのときから私は帝(ミカド)を信用しておりません。帝が何ほどのものですか。武家の後ろ盾がなければ、何もできぬではありませぬか」。

その足利義輝の言葉に、近衛前久は「言葉がすぎる!」と、とがめるも、

全く、聞く耳を持たない足利義輝は「私は改元など知りませぬ」と言い放ち、立ち去ったのです。

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三好長慶の傀儡(カイライ)となって、やる気を無くしている将軍・足利義輝に対し、

叱咤する若き関白として、毅然たる態度で将軍に対峙していたのです。

その後の、姉弟のような関係が、明らかになった、伊呂波太夫とのやりとりでは、少年っぽさを、のぞかせていました。

そんな気高い気品と、少年っぽさが融合した、本郷奏多さんの魅力が、近衛前久役に、ピッタリはまっているのが、魅力なのではないでしょうか。

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近衛前久の生い立ち。


関白になった男。

近衛前久は、天文5年(1536年)、関白・近衞稙家の長男として生まれました。母は村上源氏の久我(コガ)家出身の慶子でした。

父親の近衛稙家(タネイエ)が、足利将軍家と親しく、足利善晴が近江に逃れたときは同行していました。

天文9年(1541年)に元服すると、将軍足利義晴のから、一字を譲り受けて近衛晴嗣(ハルツグ)と名乗ったのでした。

しかし足利将軍家の立場は不安定でした。

管領・細川家内部の争いや、新たに台頭した三好長慶との対立で、近江と京都をいったり来たりしている状態だったのです。

こんな中、天文23年(1554年)に、近衛前久は関白になったのです。

しかし、近衛前久は、朝廷の最高の地位についても全く無力でした。武士たちが京都で争って、何も出来ない状況だったのです。

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光秀を訪ねた「京よりの使者」




京で苦悩する将軍足利義輝の助けに。

物語は、こんな状況の中で、将軍の苦悩を見て来た、細川藤孝(眞島秀和さん)が、

越前で暮らす、明智光秀の元へ「京からの使者」としてやって来ます。

京では三好長慶(山路和弘さん)が権力を掌握し、将軍・足利義輝(向井理さん)は、完全な傀儡(カイライ)に、成り下がっていたのです。

すっかりやる気を無くし、怠惰な日々を送っていて、別人のようになった将軍・足利義輝の話し相手として、

京の二条御所で行われる、薪能を見に来て欲しいと、言うものでした。

その狙いは、光秀に足利義輝の真意を、探って欲しいと言うものだったのです。

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麒麟を連れて来る男になりたい!




将軍・足利義輝は、麒麟を連れて来る男になりたかった。

二条御所では薪能が行われていました。薪能のあと、将軍・足利義輝と対面します。

「面を上げよ!、お告げの通りだ、夢に観音菩薩が現れ、越前から助けが来る、それを頼りにせよと」と言ったと言うのです。

「あることを頼もうとしていた。正直に言うと三好長慶を討って欲しいと、されど、頭を冷やしてよく考えた。」

「十兵衛、覚えておるか、昔そなたに麒麟の話をした。私は、麒麟がくるような、男になりたいのじゃ」

「皆の心が、私から離れてゆく、なんとも上手くゆかぬ」



「私に考えがございます」それは、強い大名を将軍のために上洛させると言うものでした。

「尾張の織田信長は、只ものではありません。大いに力になるでしょう」と話したのです。

明智光秀は、今や勢いに乗る織田信長を、上洛させて見せると足利義輝に約束したのです。

それに対して、将軍・足利義輝は「そなたに託す、織田信長を連れて来て呉れ!」と、言ったのです。

将軍・足利義輝が、平和な世になるために、連れて来たいとしていた麒麟は、誰が連れて来るのでしょうか?⤵

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