「帰蝶の願い」。
『麒麟がくる』の第7話は「帰蝶の願い」です。
駿河の今川義元（片岡愛之助さん）の動きに、脅かされた織田信秀（高橋克典さん）は、
美濃の斎藤道三（本木雅弘さん）と和議を結ぶことを決めるのでした。
和議とは、和睦の会議のことを指します。
戦略としての和議と人質の関係。 
和議の証としての帰蝶の輿入れ。
和議の証として、織田信秀は、斎藤道三の娘の帰蝶（川口春奈さん）を嫡男・信長（染谷将太さん）の妻に迎え入れたいと、申し出たのでした。
戦国時代では、和議は多く用いられた戦術の一つでした。
そのために、その証としての人質が必要だったのでしょう。そんなこともあって、武将たちは正室の他に、多くの側室を置いていました。
尾張の織田信秀は、駿河の今川義元との戦いを、優位に進めるためにも、
美濃の斎藤道三に、和議の申し入れをしてまでもして、今川に対抗したかったのでしょう。
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三好長慶襲撃事件を阻止した明智光秀。 
負傷した光秀が京から帰る。
三好長慶襲撃事件を阻止した、明智光秀でしたが、肩に傷を負い、京から帰郷すると、稲葉山城に戻り、
翌日には、京の名医、望月東庵の助手、駒に同行して貰い、母の元へ帰るのでした。
そんな、明智光秀の元へ、帰蝶がやって来ます。
帰蝶は初めての婚姻の時も、父、斎藤道三に言われるがまま結婚し、
その夫を、道三に毒殺されていることから、自分の婚姻を政争の具にして欲しくはないのです。 
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帰蝶の願いは叶うのか。
そこで帰蝶は、一番親しい身内である、明智光秀に父親である、斎藤道三の意向を覆して欲しいとして
「今度は私を守って欲しい、尾張などに嫁ぐことはならぬと、申して欲しい」と言及するのでした。
和議のよる嫁入りで、人生を狂わせられた娘たちも多くいたことでしょう。それが、戦国の動乱を生き抜く、すべだったのかもしれないのですから。
帰蝶のそんな輿入れのうわさ話を駒から聞いた、光秀の母は「国の大事を軽々しく言うのは控えなければならない」と苦言を指し、帰蝶への思慕の念を抱くのでした。
光秀への、駒の切ない恋心。
それに対して、光秀に淡い恋心を抱く駒は「思うても、遂げられないものや、叶わぬものは、どうしたら良いのか」と、
身分が違う、立場が違う中での、叶わぬ恋心のやるせなさを、見せるのでした。 
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海がある国には叶わない。
斎藤道三が夢見ていた、尾張の向こうに海がある。
斎藤道三に呼び出された明智光秀に対して、道三は「人を説き伏せるには、自らが正しいと思うこと」と話し、
帰蝶に対して説得が出来るのは、光秀しかいないとして、説得を頼むのでした。
はじめは、帰蝶の思いを踏みにじる道三の考えに否定的だった光秀でしたが、斎藤道三の、平和に対する思いを知ることになるのでした。
海のある国は喰うに困らず、しかし、美濃には海がない、海の恵みには圧倒される。海を手に入れたい。そして、尾張の向こうには海がある。 
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国を豊かにするための和議。
斎藤道三の和議への思いと、帰蝶の憂い。
「その尾張が手を差し伸べて来たのだ。国を豊かにすること。それがこの度の和議じゃ。」と、斎藤道三の和議に対する本音を、光秀は知ることとなったのでした。
尾張との和議の提案により、嫁入りに悩む帰蝶は、光秀に願いをするのでした。
それは、尾張の「うつけ」と評判の、織田信長という男を光秀に見て来て呉と頼むのでした。
「そなたの目は、この帰蝶の目ぞ、しかと見てくれ。万事それからじゃ」と帰蝶は放ったのでした。
そして、光秀は織田信長を知るために、変装して尾張に潜入するのでした。
そこの熱田浜の市街で見たものは、海があることで、美濃とは比べ物にならない程に栄えていた、尾張の現実だったのです。 
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将来の天下人、織田信長の登場。
明智光秀、織田信長を見る。
熱田浜の市街で出会った菊丸の情報で、織田信長に会いたいなら、信長は日ごと漁に出ている筈なので、明け方の浜に行けば会えると教えられ、
朝の浜で待っていると、まぶしく光り、朝焼けに染まる海の彼方から、一艘の小舟が浜に近づき、そこに、織田信長が乗っていたのでした。
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「『麒麟がくる』ネタバレあらすじ7話.帰蝶の願いに光秀は？」への2件のフィードバック
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