新聞や週刊誌が変わって来た。
最近新聞を読んでいて、気になる事があるんです。
それは、新聞紙面の下段にある、広告欄に、週刊誌の広告が掲載されていますが、
その内容や、特集記事が、年金受給、病気、相続記事などで、毎週、どの週刊誌も、同じように掲載されているんです。
今までは、そんな事を、あまり気にしていませんでしたが、最近はやたらと、目に付いてしまいます。
新聞広告や週刊誌が変わって来た。
新聞がシニア仕様に、変化している。
そんな事を考えて、新聞紙面を見ると、週刊誌だけじゃないんです。
新聞紙面の広告は、健康維持のサプリメント、腰や膝関節の緩和剤、シニアグラス、健康食品、シニアのための旅行案内、など、シニア関連の広告だらけなんです。
いつから、新聞広告は、シニア向けになったんでしょうか。改めて、日本の少子高齢化の、加速ぶりを思い知らされます。
と言うことは、新聞の購読者の、高齢化が進む一方で、若年層の新聞離れが進んでいる事を、意味しているのでしょう。
広告主は、一番効率の良い方法で、広告を打つ筈です。
確かにテレビのコマーシャルでも、健康維持のサプリメント、腰や膝関節の緩和剤、シニアグラスなどの、コマーシャルが流れていますが、その割合は、新聞ほどではありません。
新聞を読まない人が増えているのか。
若い世代が、新聞を読まなくなった。
若い世代が、新聞を読まない事を、嘆いて見ても、仕方がありません。
今では、多様なメディア媒体が身にあって、新聞に頼らなくても、情報が得られる事を、改めて痛感します。
新聞は、社会人になったら、毎日読むものだと思っていました。私も入社と同時に、日経新聞を読みだしました。
それは、先輩や上司から、社会人になったからには、日経ぐらいは、読むべきだと言う、言葉だったと思います。
その後、結婚したら日経新聞には、折り込み広告が入らないので、妻から、スーパーの特売状況が、分からないと言われ、全国紙をもう一紙購読しました。
社会人なら新聞は読むものと、思っていたので、若年層の購読離れが、こんなにも加速している事に、思いを新たにしました。
こんな現状に、新聞各社は、頭を痛めているんじゃないでしょうか。
ドラッガーが未来について言っていること
ドラッガーが未来について、確実に言える事とは。
こんな状況をドラッガーだったら、何と言うのでしょうか。
彼の著書『マネジメント』の中で、ドラッガーは未来について、確実に言える事は、2つしかないと言います。
1つ目は、「未来のことは分からない」、
2つ目は、「未来は現在とは違う」と言っています。
しかしながら、未来を知る手立てが、あると言うのです。それは「既に起こっている事から未来を見る」事だと言うのです。
ドラッガーの理論から考えると、週刊誌や新聞の対象者が、シニア層になっているとすれば、
そのシニア化が、更に進むと言う事になり、10年後、20年後には、更に読者の減少があると言うことです。
活字離れが進む中で、この現状が、分かっているのであれば、新聞や週刊誌は、これから、どんな新聞や週刊誌になってゆくのでしょうか。
その一方で、週刊誌の報道で、企業や政治家の、不祥事やスキャンダル、芸能人のゴシップ記事が、出て来ています。
このような報道記事の発端は、週刊誌の情報が多いようです。これを、テレビのワイドショーで取り上げ、コメンテーターが、丁々発止をしています。
でも、視聴者はテレビのワイドショーでの、スキャンダルは見るでしょうが、週刊誌まで買って読むでしょうか。
そこが、週刊誌の課題なんだと思います。
新聞の気になる記事の破り方。
気になる新聞記事は、手で破く。
毎朝、朝刊を読むことが、日課になっています。
何十年もして来た日課です。ほとんどは、満員の通勤電車の中で、紙面を細く折畳んで、読んで来ました。
その反動で、休日は、床に新聞を大きく広げて、読むのが好きです。珈琲を飲みながら読むのは、格別です。
気になる記事があった時には、切り抜いて保管しますが、ハサミで切り抜く事はしません。その箇所を手で、ビリビリと破いてしまいます。
たぶんハサミを持って来て、きれいに切り取るようにするのであれば、続かなかったと思います。
そして、切り取る事をしなかった記事は、二度と目にする事は無いと思っています。