入社したての頃、先輩たちに言われたことは、「日経新聞ぐらい読まなくちゃ、社会人じゃないぞ」の、一言でした。
以前は、満員の通勤電車の中で、人混みに押されながら、日経新聞を4つ折りにして、肩をすぼめるようにして、読んでいる人を多く見掛けました。
新聞がスマホに代わったのか?
しかし、最近は、ほとんどの人が、スマホをいじっていて、新聞を読んでいるのか分かりません。
中には、新聞の電子版を、読んでいる方もいるのでしょうが、今では分かりません。
以前は、あの人も読んでいるのか、じゃ、自分も読まなくちゃと思っていたものです。
新聞の読み方で、違いに差が出る。
新聞なんかに、読み方があるのかと思っていましたが、実はあるようです。
例えば、厚生年金基金に、加入している会社にお勤めの方は、定期的にポートフォリオの組み換えをしているでしょう。
初めは分からないからと、国債や定期預金で、ポートフォリオを組んでいても、
同僚たちが、株式や投資信託を、組み込んだポートフォリオで、実績を上げると、気になって来ます。
そこで、投資信託を組み入れると、その値動きが、気になって来ます。
そんな場合は、まずは投資信託の、基準価額が載っている“オープン基準価格”をチェックする筈です。
その次に、基準価額が、なぜ変動するのかということに注目すると、今度はマーケットの動きを、総合面をチェックするようになるのです。
入社前から先取り!日経新聞の読み方・活かし方 [ 大石泉 ]
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日経新聞に答えが書いてあるのか?
マーケットが動くには多くの場合、相応の理由があります。
それが、日経新聞の、金融経済面、政治面、国際面などに詳しく書いてあるのです。
それは、企業の決算発表や経済指標の結果、また各国の要人の発言などで現れます。
このように、読むべき目的を、はっきり持つ事で、知りたいことが明確になり、
多くの情報の中から、読むべきポイントが少しづつ、浮かび上がって来るのです。
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目的を決めて、新聞を読む。
全ての記事を深追いしようとしたら大変です。
日経新聞の記事は、内容がとても深く用語も専門的です。いきなり隅から隅まで、読もうとしたらこれも大変です。
そのため、全ての内容を理解しようとするのではなく、自分の気になる業界や会社の記事など、
最初は目に留まった記事から、読みはじめるのが良いでしょう。
グラフやイラストが使われている記事を、読むのもわかりやすいかもしれません。
気になる記事のタイトルが見つかったら、そのすぐ下に書かれているリード文を読みます。
そこに、記事の内容が要約されていて、おおよその内容を把握出来るでしょう。
更に、詳しく知りたいと思ったら、その先の、本文を読んでいくと言う流れになります。
そうすることで、自分の会社や得意先、気になっている業界などの事など、手軽に情報収集が出来るようになるのです。
考える力と情報力が身につく 新聞の読み方 (単行本) [ 池上 彰 ]
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イメージ的には、「見出しのポイント(おっ!なんか気になるな?)」→
「リード文(そう言うことか!)」→「本文(じっくり読もう)」というような、イメージになると思います。
なぜなら、日経新聞の記事は、結論から書かれているからです。
最初の1段落を読んでみて、ニュースを知り、より深く知りたくなったら、次の段落へ、読み進めていくと読みやすいでしょう。
これは、本の読み方でもそうですが、自分の好きな作家が見つかったら、その作家の作品を読み進めてみたり、
作品のなかにある、キーワードを広げるような、本を読むと言った事にも繋がると思います。
新聞はその日の重要なことを、第一面に掲載されているのです。
それを以前の私は、朝は気軽な社会面や、テレビ欄などから、何年も読み始めていたのです。
これは、もったいないことをしていたんだと、後悔した覚えがありました。
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新聞の中のキーワードを押さえる。
そして、世の中の流れの中にあるキーワードを、押さえる事も、新聞を読む上では大切なことです。
日経新聞には、その日の新聞で、重要なキーワードだと思われる用語には、“きょうのことば”に、分かりやすく解説が書かれています。
新聞を読む前に、まず、そこをチェックしてから、読み始めるのも、内容が理解しやすいかもしれません。
“きょうのことば”の内容を積み重ねていくと、ビジネスシーンでの雑談も、より質の高い、有意義なものになるかもしれません。
また、電子版を購読するのも一つの手です。移動中やスキマ時間など、短い時間でも、有効に使うことが出来るからです。
自分の気になる業界や、会社の記事をフォローすることができるので、一覧からフォローした記事を、まとめて読むことが可能になるでしょう。
日々変化してゆく、ビジネスの現場では、新しいキーワードが、どんどん生まれていきます。
日頃から日経新聞を読んでいくことで、経済の流れや、新しいキーワードなどが自然と学べて、
自分のビジネス知識の向上に、きっと役立つ筈です。
まずは自分の気になる、好きな業界や、会社の記事から読んで行くのが良いでしょう。
1つの業界や会社の知識が深まっていくと、他の業界が気になった時にも、学びやすくなっていきます。
ビジネスの知識を得て、自分の仕事に活かすようになれば、最高です。
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日経新聞を読むポイント。
一面とトップ記事を、ある程度しっかりと読む。
この記事だけで、クライアントを訪問した際に、まず、挨拶代わりに使えると思いますし、
企業のトップであれば、必ず目を通している筈ですから、会話がスムーズになることを、経験上から学んで来ました。
1日に1つ、気になる数字や、記事、景気指標を記録する
例えば、日経平均、為替相場などの、経済指標を記録する方もいるようです。
記事は記録するのが大変ですが、気になる分野の、トップ記事の見出しだけでも、手帳の日付け欄に記載するのなら、出来るかもしれません。
記事を関連づけながら読み進む。
関連付けしながら読み進むことは、知識の幅を広げることになります。
気になるキーワードを広げて行ければ、自分の世界がさらに広がる筈です。
こんな本もあります。参考になさって見てはいかがですか。
入社前から先取り!日経新聞の読み方・活かし方 就活にもスタートダッシュにも 火曜日からはじめて14日間で完全マスター
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「日経新聞の読み方次第で、仕事に差がつくポイント!」への1件のフィードバック
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