定年は必ずやって来ます。
サラリーマンには、定年が必ずやって来ます。
誕生日で定年になる会社、年度末で定年になる事業所などの違いはありますが、
定年の日は、何年も前から、既に決まているのです。定年は、まだまだ先の事では無いんです。
定年は、まだまだ先の事では無いんです。だって、その日は入社した時から、決まっているんですから。
公的年金の支給は65歳、更に伸びる。
年金の支給開始年齢。
年金の支給開始年齢が65歳になっています。
60歳以降もそのまま再雇用などとして、現在の勤務先にお勤めになっても、60歳までの給与額が、保証されている訳ではありません。
ほとんどの事業所では、再雇用、非常勤社員、嘱託と言った形態で、仕事をする事になるでしょう。
管理職を解かれて、給与は60歳までの給与の6割~7割程度に、なるんじゃないでしょうか。
だから、定年までの準備は早くするに越した事はありません。
多くのマネー雑誌や、週刊誌の定年特集で、定年までに準備すべき金額として、2,000万円~3,500万円が、必要などと報じています。
定年までにやるべき事。
では、定年までにやるべき事は何でしょう。
定年前の10年間は、人生最後の貯金の時期
人生で貯金が出来る、最後の時期。
老後資金として3,500万円が必要と、あなたが考えたら、3,500万円-退職金-現在の貯蓄額=定年までに貯める額、となります。
お子さんが学校を卒業されてから、定年までが、人生で貯金が出来る最後の期間です。
その間にどう貯めるか、早い時期から考える事が重要です。
それには、目標計画を作って、その進捗状況に沿った、生活をする事です。
老後のプランを考えておく時期。
老後に向けて、欲しい物と、必要な物の区別。
それには、老後に向けて、どんな支出を減らせるか、検討する事です。欲しい物と、必要な物の区別をするのです。
自宅のメンテナンスは必須課題。
終の棲家のメンテナンス。
その一方で、終の棲家である自宅のメンテナンスを、この時期にしておく事も重要です。
その頃になると、家も老朽化して来る事でしょうから、水回りの改修や、バリアフリー化はしておきたいものです。
その他にも、屋根や外壁なども対象になります。
家のメンテナンスやリフォームは精神的にも、肉体的にも疲れますので、
年を重ねるほど大変になりますので、早めに対処する事をお勧めします。
でも、それにお金を使いすぎると、老後資金に問題が発生しますから、財布と相談しながら進めるのが大事です。
定年前にやるべき8つのこと。
「定年前にやるべき事。」
(1)年金支給額の確認~年金事務所で、年金支給額の試算をして貰う。
(2)定年前までに、老後資金を準備するための、目標計画書を作って実践する。
(3)60歳以降の仕事の仕方を考える。自分の強みを生かせる仕事か検討する。
(4)身体のメンテナンスと、健康管理。
(5)自信を持てる趣味を見つけておく。
(6)欲しい物と、必要な物を区別する。
(7)終の棲家のメンテナンスの準備。
(8)付き合い方の見直し。
定年になったらやるべき9つのこと。
「定年になったらやるべき事。」
(1)定年後に使うお金の進捗管理。目標計画書との乖離の検証。
(2)家計の見直し。年金で暮らすライフスタイルを模索。
(3)保険の見直し。
(4)規則正しい生活への移行。
(5)身体のメンテナンスと健康管理。
(6)趣味を極める。
(7)終の棲家のメンテナンス。
(8)過去1年以上、使わなかった物の整理と処分。
(9)付き合い方の見直し。
主にやっておくべき事、やるべき事は、年金支給額の確認、お金の進捗管理、身体のメンテナンス、
健康管理、生涯通して楽しむ趣味の探求(趣味が極められる域に達せれば最高です)です。
限られたお金の中で、欲し物と必要な物の区別、老後に備えた家のメンテナンス。
また、物の処分(本や洋服、趣味のもの等)、人との付き合い方の変化も考えておく必要があるでしょう。
特に、自宅に住みながらのリフォームは、かなりストレスが掛かります。
最低でも1ヵ月前後は掛かりますし、キッチンや水回りが使いずらくなるため、体力的にも苦痛になります。
年を重ねる程大変ですので、より早い時期のリフォームをお勧めします。
社会の繋がりが減り、心境に変化が出る。
心のバランスの変化。
定年後は社会と接する事が、極端に減ります。
「仕事人間」だった人は、特に、時間の使い方、社会との繋がり、疎外感などで、心のバランスに変化があるでしょう。
定年になっても、ちょっとした事で、社会と関わる事が大切だと思います。
仕事をしている時の、緊張感や達成感は、人を成長させてくれます。
生涯仕事が出来ることは素晴らしい。
60歳以降の仕事の仕方。
60歳以降の仕事の仕方を、考えて見ましょう。
ほとんどの事業所では、再雇用、非常勤社員、嘱託と言った形態で、仕事をする事になるでしょう。
今までの職場で、再雇用として働く場合を考えて見ましょう。
60歳以降の雇用の形態。
再雇用の形態を希望される方は、たぶん大多数じゃないかと思います。
再雇用の場合は、給与は現役時代の60%前後程度でしょうか。
管理職を外され、以前の部下たちが、上司になる場合もあるでしょう。
職場環境は、以前と同じか、関連する部署への配置転換になるでしょうから、
長年知った職場ですので、どうしても先輩風を吹かせたくなります。
でも、その職場にいる人たちは、表面上は繕っていても、そんな話には、興味がありません。
自分は過去に、こんな難しい仕事をして来たんだ、こんなに実績を上げたんだと言ったところで、共感は得られないでしょう。
だって、あなたは一兵卒になってしまったからです。同僚たちは65歳までの腰掛けとしか、見ていないんじゃないでしょうか。
長年持ってきたプライドをしてられる?
謙虚に仕事に向き合う事。
では、どうしたら良いのでしょうか。
それには、今までの経験や知識を発揮しながらも、組織の歯車の一つとして謙虚になり、仕事に向き合う事です。
プライドを捨てて、今の自分を見せる事ではないでしょうか。
転職される場合は、過去のあなたを知る人はいません。
それだけに、自分の強みを発揮出来る職場でないと、何でここへ来たのと、成っちゃいます。
仕事で人の役に立つことをして来た?
あなたは何をして来た人?
何が必要かと言うと、あなたのサラリーマン人生で、あなたは何をして来て、
何が強みで、何で人を感動させられるものを学んで来たか、試されるんじゃないかと思います。
だから、定年までにやっておくべき事は、
どのように仕事に向き合い、人を育てて、正しい人生を送って来たかに、掛かっているんじゃないでしょうか。
魅力ある人は、どこへ行っても魅力ある人です。
定年が迫って来て、会社が何とかしてくれると思って過ごすか、
今までの経験、知識を生かして、貢献したいと思うかは、自分次第です。