ピーターラビット絵本の作者ビアトリクス・ポターが愛した湖水地方。

ピーターラビットの誕生。

ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターは、1866年にロンドンの、ケンジントンの裕福な、上位中流階級の家に生まれました。

1893年に知人の5歳になる、病気の息子:ノエルのために送った絵手紙のなかで、

あの、イギリスの田舎が良く似合う、ピーターラビットが登場しました。

湖沼地方のピーターラビット。

イギリスの田舎の農園を舞台。

それは、イギリスの田舎の農園を舞台にした物語でした。いたずら好きのピーターラビットが、マクレガーさんの庭に入り込み、

レタスを食べているところを、彼に見つかってしまうような筋書きで、物語は展開されてゆきます。

四季折々の自然のなかで、ピーターラビットが、織りなす物語は、子供から大人まで、楽しませて呉れています。

アプリイ・ダプリイのわらべうた ピーターラビットの絵本 / ビアトリクス・ポター 【絵本

世界一有名なウサギの生まれた場所。

世界中で最も有名なウサギ。

ピーターラビットが、誕生してから100年以上経った今でも、彼は、世界中で最も有名なウサギとして、愛され続けて来ています。

その絵本は、全世界で2億5千万部を超える大ベストセラーとなり、

日本では1971年に、日本語版の絵本が出版され、1,300万部のベストセラーになりました。

そして、年間5万人以上の日本人が、イングランドの田舎町を訪れているのです。

【新品】【本】ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅 ピーターラビットの故郷をめぐって 北野佐久子/著

子供より大人が多い展覧会。

ピーターラビットの展覧会。

数年前、ピーターラビットの展覧会に行って見ました。

その会場には子供から大人まで多くの来場者で溢れ、その人気の高さを再確認しました。

多くのグッズが販売されており、絵本から、マグカップ、スカーフ、お菓子まで、その多彩な品数に驚いたものです。

世界で最も有名なウサギは、日本でも、変わらず、売れ続けているようです。

グロースターの仕たて屋 ピーターラビットの絵本 / ビアトリクス・ポター 【絵本】

ピーターラビットが湖水地方を有名にした

イングランドの湖水地方のヒルトップ。

湖水地方が有名になったのには、ピーターラビットに、負うところが大きいかも知れません。

森と湖が織りなす風景は、幻想郷な佇まいを、醸し出しています。

湖水地方と言うのは、氷河時代の痕跡が色濃く残る景観で、渓谷沿いの、大小無数な湖が点在する、風光明媚な地域で、

イングランド有数の、リゾート地になっています。

深い森と、静謐な湖の佇まいは、物語を彷彿させます。

その面積は、約2,300㎡㎞で、2017年に文化的景観として、世界遺産に登録されました。

その生い立ちは、今から15,000年前の、最終氷河期の終了と共に形成され、

氷河が解けた後に、土砂が削られ溪谷となったようなのです。

ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて 河野芳英/著

ポター一家の避暑地になった「ヒルトップ」。

この湖水地方に、ポター一家は、避暑地として訪れていたようで、ビアトリクス・ポターは、湖水地方を大変に気に入り、

1905年に、本の印税と叔母の遺産で、

「ヒルトップ」と呼ばれるニアソーリーにある、湖水地方の趣のある伝統的な農場を購入しました。

その農場で畑の手入れし、動物を飼い、草花を植え、ピーターラビットの執筆をしていたのです。

ピーターラビットのおはなし しかけえほん / ビアトリクス・ポター 【絵本】

ナショナルトラストへ寄贈された農園。

ナショナルトラスト。

1943年にビアトリクス・ポターが亡くなると、農場と400エーカーの土地は、ナショナルトラストに遺贈され、

そのままの姿で保存され、今でも世界中から、多くの観光客を集めています。

ビアトリクス・ポターは、ナショナルトラスト運動に、大変、賛同していたようです。

ナショナルトラストと言うのは、歴史的な建造物の保護を目的に、イギリスで設立された、ボランティア団体です。

正式名称は「歴史的名所や、自然景観地のためのナショナルトラスト」だそうです。

こわいわるいうさぎのおはなし ピーターラビットの絵本 / ビアトリクス・ポター 【絵本】

イングランド旅行で人気の湖沼地方。

イングランド最大の国立公園。

湖水地方と言うのは、イングランド最大の国立公園で、16の湖と、400の村があるようです。

そして、住民の3分の1が、観光事業に従事していて、そこに、年間1,640万人の、観光客が訪れているのです。

湖水地方と言う言い方が、神秘的で静謐な自然を良く表現しています。

そんな、湖水地方には、やはり、ピーターラビットが良く似合うと思います。

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ピーターラビットの名言。

そんなピーターラビットの名言です。

愛っていうのは、わかちあうものなの。とりあったりするものではないのよ。ほんとうの愛は、はてしなく深まっていくものなの

湖水地方でしたいこと。

湖水地方を訪れて、気持ち良い風の吹く丘の、フットパスを散策したあと、深い森を見ながら、アフタヌーンティーを飲んで、

夜には、シングルモルトのスコッチウイスキーを、暖炉の火を眺めながら、傾けて見たいものです。

ピーターラビットのすべて ビアトリクス・ポターと英国を旅する / 辻丸純一 【本】

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