投資の神様、ピーター・リンチ。
ピーターリンチは、ウォーレンバフェットと並ぶ、投資の神様と言われています。
彼は、1944年生まれで、ジュニアハイスクールの頃から投資に目覚め、
大学の学費は株式投資で、稼いでいたと言われています。
卒業後、大手投資会社フィデリティ証券会社に入社し、その当時低調だった「マゼランファンド」を担当すると、
フィデリティ証券で本領発揮。
その後の14年間で、2000ドルだった「マゼランファンド」を140億ドルまでに伸ばしたのです。
正に、投資の申し子のような人物です。
アマチュア投資家の3つ強み。
株式市場で勝つ「アマチュア投資家の3ッの強み」
株式市場では、プロの投資家たちが、独自の調査機関を持ち、成長株や、割安株などを、虎視眈々と狙っているのです。
そんな、魑魅魍魎(チミモウリョウ)の世界で 、ピーターリンチは個人投資家が、
株式市場で勝つ「アマチュア投資家の3ッの強み」を示しています。その3つの強みとは次の3つです。
(1)小型株を買える。
小型株は、大手の投資会社や、機関投資家は、株数が少ない株は敬遠します。
(2)マイペースで投資する事が出来る。
事業としてやっている機関投資家などは、どんな時でも休む事 が出来ません。
それに対してアマチュア投資家は、相場が悪いと思ったら、いつでも 、自分の考えで休む事が出来ます。
つまりマイペースの投資が出来るんです。
(3)日常生活からの情報と感覚を生かせる。
ピーターリンチは、日頃の生活を通して「日常生活の中からテンバガーを探せ」と言 っています。テンバガーとは10倍以上に化ける株の事です。
テンバーガーを探せ。
日常生活の中からテンバガーを探せ。
彼はよく、妻や娘と買い物に行ったり、会話をする中で、テンバガーのヒントを見つけていたようです。
「この商品は人気があるわ」と言った、妻や娘の情報に、耳を傾けていたのです。
そうした中で、見つけたテンバガーとしてよく紹介されているのが、
ダンキン・ドーナツ(25倍)、ウォールマート(1000倍)、マクドナルド(400倍)などです。
現在の各社の成長ぶりを見ると、納得しませんか。
女性感覚に投資のチャンスがあった。
女性目線や、主婦感覚にチャンスあり。
こんな投資法なら、家族と一緒に買い物に行くのも、ワクワクするでしょう。
そんな気持ちで、並んでいる商品・サービスを見て行くと、そこには企業が売上を伸ばすための、
研究開発の努力や、販売のノウハウが、詰まっているように感じませんか。
日常生活の情報や感覚を感じるには、主婦感覚が必要かもしれません。
主婦目線が案外と、テンバガーの鍵なんじゃないでしょうか。
ピーターリンチの『株に勝つ』。
投資の神様と言われている、ピーターリンチの著書『株に勝つ』を読んで、
私なりに気になったり、心に響いた文章を備忘録として、箇条書きにして見ました。
株の神様が言っている事には、株価上昇の実績の裏付けがあり、投資家としては、何としても、知りたい事だと思います。
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ピーターリンチの投資の備忘録。
ピーターリンチは、こんなことを言っていた。
◆「利益見通し、財務状況、競争上の位置、成長計画などなどについての宿題を済ます前には、決して投資をしてはならない。」
~投資先の事を良く勉強しろと言っているんでしょう。
◆「隠退して毎月の収入が限られている老人や、遺産で多少の固定収入があり、しかし絶対に働きたくない若者は、株式に手を出すべきではない。」
~収入源がそれしか無い人は、やるべきではないと、言うことです。
◆「万一失敗したとしても、将来を見て、毎日の生活に支障のない余裕金の範囲で、株式投資をすべきだ」
◆「相場の先行きを予想するには、人の意見を聞くのではない、むしろいびきをかくことだ。また、自分の相場観を信じるよりは、むしろ無視できるように心掛ける事だ。」
◆「会社の業績など先行きに変化がない限り、持ったままジッとしていることだ。」
◆「株価収益率(PER) PERが成長率より低ければ、それはバーゲン価格である。 PERが成長率の半分だと極めて魅力的だし、PERが成長率の2倍なら非常に危ない。」
◆「資産株を好む投資家は、フリーキャッシュフローを大量に持っていて、その経営者が多角化などを考えていない会社を探している。」
株を底値で拾うのは、落ちてくるナイフを素手でつかむようなものだ。
◆「下落している株を底値で拾おうというのは、落ちてくるナイフを素手でつかむようなものだ。ナイフが地面に突き刺さり、しばらく揺れ動いた後、しっかり止まってから掴みのが良い。」
これは、私の好きな言葉です。
素人の投資家が、情報も、資金力も圧倒的格差がある、投資会社や、機関投資家と同じ土俵で戦おうとしたら、それは無謀な戦いでしょう。
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株の暴落のピンチは、最大のチャンス。
投資家全員が弱気になっている時に、勇気を持てるか。
唯一、同じ土俵で戦えるのは、株価が暴落して、参戦している投資家全員が弱気になっている時に、
勇気を持って、優良株を買う事ではないでしょうか。
でも、誰も株価の底は分かりません。株価が上昇した後に、あそこが底だったと分かるのです。
だから、ピーターリンチは言っているのです。
「ナイフが地面に突き刺さり、しばらく揺れ動いた後、しっかり止まってから掴みのが良い。」と、
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