『金持ち父さん 貧乏父さん』。
ロバート・キヨサキと言えば何と言っても『金持ち父さん 貧乏父さん』です。
日本でも大ベストセラーになりました。世界51ヵ国語に翻訳され、日本で300万部、全世界で2800万部も発行されました。
そして、多くの『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズが出版されています。
ラットレースから抜け出す方法の要約。
彼は1947年アメリカのハワイ州生まれの日系四世で、ラットレースから抜け出し、
お金の自由を手に入れる方法を、金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズで、読者に伝えているのです。
彼が言いたかったことは、如何にして、経済的自由を手に入れて、早く引退できるには、何をなすべきかではないでしょうか。
普通に生活をして、普通に貯金していては、経済的自由を得る資金を手に入れることは出来ません。
真面目で勤勉に働いているだけでは、何故、資産を増やす事が出来ないのでしょうか。
それは、レバレッジを使った行動を、していないからだと言っています。
レバレッジを使って資産を増やせ。
「レバレッジ」を使った行動をせよ。
だから、「レバレッジ」を使った行動をせよと言っているのです。
そして、このレバレッジは、何処にでもあるのだと言っています。
人類が他の動物よりも、優位に立つことが出来た一番の理由は、
多くのレバレッジを探すように、生まれついたからだと言っているのです。
はじめは動物の方が人間より早く走れた。
それが、自転車、自動車、電車、飛行機といった、レバレッジの道具を作り出す事で、優位になったと言っています。
年収200万円からの貯金生活宣言 (横山光昭の貯金生活シリーズ) [ 横山 光昭 ]
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「レバレッジ」とは何。
ちなみに、「レバレッジ」とは、「てこの原理」で小さな力でも、道具を使う事で、大きな作用を引き出すことです。
歴史を振り返って見ても、遅れを取っている人は、その時代に新たに作り出された、レバレッジの道具を使えこなせなく、
そういう人が、レバレッジを使う人のために、働くことになると言うのです。
今では、レバレッジを利かすという事は、
例えば株式投資をする場合に、自分の持っている資金だけでは限界があり、思うような成果が出せなくても、
借入金を使うことで、自己資金の数倍、数十倍の成果が出せると言う時に使っています。
そして、その他のレバレッジとして、次のようなものを上げています。
健康、時間、教育、人間関係、道具、余暇などに、レバレッジがあると言うのです。
そうして、自分にとって一番効果がある、レバレッジを見つける必要があるとしています。
ラットレースから抜け出せ。
そうすれば、ラットレースから抜け出せて、経済的自由を得られる可能性があると言うのです。
一生懸命に働いているのに、経済状態が良くならない人は、たぶん、他人のレバレッジになって、働いているのだと言うのです。
「経済的自由を手に入れる」では、こんなことを言っているのです。
◆「経済的自由を達成できない人の多くは、キャッシュフローではなく、キャピタルゲインに集中しているからだ。キャピタルゲインを狙うのはギャンブルであって投資ではない。」
金持ち父さんのお気に入りが、不労所得だった理由。
彼は不労所得について、こんなことを言っています。
必要な労働の量が最も少なく、多くの場合払うべき税金も最も少なく、
長期にわたって安定して、かなり高い確率で見返りをもたらしてくれるから。としています。
一方で、「勤労所得は、一番一生懸命働かないといけないが、持ち続けられる量が最も少ない所得だ。」厳しく言っているのです。
金持ち父さんが考えていたこと。
従業員は、(1)稼ぐ。 (2)税金を払う。 (3)残りを使う。
ビジネスオーナーは、(1)稼ぐ。 (2)使う。 (3)残りに対してかかる税金を払う。
金持ち父さんの投資ガイド(入門編)改訂版 [ ロバート・T.キヨサキ ]
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税金の徴収格差が、資産形成に影響する。
50%マネー、20%マネー、0%マネー。
勤労所得 50%マネー
ポートフォリオ所得 20%マネー
不労所得 0%マネー
金持ち父さんは、給料の形で受け取る勤労所得を「50%マネー」と呼んでいました。
勤労所得の場合、どれだけ稼ごうと、常に何らかの形で、政府がそのうちの、50%を持ってゆくからだとしています。
だから、貧乏父さんは、凄い経歴をもって、一生懸命に教職の仕事をしていても、
50%マネーで、いつもお金に追われる生活を、していたんじゃないかと思うのです。
金持ち父さんの金持ちがますます金持ちになる理由/ロバート・キヨサキ/井上純子
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「20%マネー」とは、株式や不動産の、売却益に対する課税を指しています。
「0%マネー」とは、課税を繰り延べ出来る、お金を利用したやり方です。 だから、事業を起こすことがお金持ちへの近道なんでしょう。
だから、一生懸命、勤労所得に励んでも、50%近い税金を持っていかれてしまったのでは、給与所得者は、たまったもんじゃありません。
これは、アメリカの課税の話で、全てが当てはまることはないにしても、日本でも当てはまる事もあるでしょう。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版 [ 足立 武志 ]
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「金持ち父さん貧乏父さんの要約、経済的自由を手にする秘訣 」への1件のフィードバック
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