アニメの「サザエさん」。
アニメの「サザエさん」は1969年からテレビ放送され、2020年で放送50年を超えました。
「サザエさん」の原作は、地方のフクニチ新聞の、夕刊フクニチの4コマ漫画で、
1946年(昭和21年)4月22日から掲載され、その後、全国紙に移行し、朝日新聞の朝刊に1956年(昭和26年)4月16日から掲載されたようです。
朝日新聞の朝刊の4コマ漫画。
全国紙に載った「サザエさん」。
全国紙に載ったことで、多くの国民に愛されるようになり、当時の子供たちが、毎朝、新聞が届くのを楽しみにしていたようです。
テレビアニメ「サザエさん」では、1969年の放送開始以来、登場人物の年齢や、環境を変えずに物語を進めているので、
現在の価格や貨幣価値と隔たりが出て来て、チョット、辻褄が合わない場合もあるようです。
また、アニメの声優さんたちも高齢化してきて、残念ながら声優さんが交代になっています。
波平や、マスオさんの声の違いに、多少し違和感を感じたこともありましたが、
最近では慣れて来て、さすが声優さんは凄いなと思ったりしています。
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サザエさん家は、結構勉強好き。
高学歴なサザエさんたち。
「サザエさん」は放送開始から50年が経ち、視聴率の高い、国民的テレビアニメですが、その登場人物の学歴が凄いんです。
これらは、初期の「サザエさん」に載っているようです。
波平は54歳、京都大学卒業後、山川商事の課長。妻のフネは52歳、良妻賢母教育で有名な、日本女子大学卒業の専業主婦です。
マスオさんは28歳で、2浪した後、早稲田大学卒業後、海山商事に勤務し経理の仕事をしています。サザエさんは24歳で、アワビ女子学園卒業。
ノリスケさんは、東大法学部卒業の編集者で、親族で随一の高学歴。妻のタイ子さんは立教大学卒業。
サザエさんちのお隣の恋愛小説家、伊佐坂先生は、早稲田大学文学部中退。奥さんはフネと同じ、日本女子大学卒業の同窓生です。
その他に、マスオさんの同僚アナゴ君は、京都大学卒業と、皆さん高学歴なんです。
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カツオは野球が好きだけど、勉強は?
カツオは勉強するようになるのかな。
こんな高学歴家族、親族の中で暮らしているカツオは、どんな風に思って勉強しているんでしょうか。
カツオはテスト結果を隠しては、サザエさんに見つけられ、
波平に雷を落とされ、たまには、罰として物置に閉じ込められたりしています。
こんな高学歴な環境の中で、波平やフネは、カツオに対して高学歴を望むでしょう。
カツオが現在のように、テストの点が悪くて、先生から注意されるような状況を、改善さようとするんじゃないでしょうか。
京都大学卒の波平は、カツオに対して、自分の学歴以上の大学で、ノリスケさんも卒業した、
つまり東京大学進学を期待し、ワカメに対してはフネの母校の、日本女子大学進学を望む筈です。
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カツオは中学受験するのかな?
カツオは将来をどう考えているのかな。
そのため、カツオに、教育環境を変えさせようとして、学習塾に通わせたり、家庭教師を付けるかもしれません。
カツオとしては、家庭教師を付けるなら、お隣の伊佐坂先生のお嬢さん、うきえさんに教えて貰いたいと、思っているかもしれません。
波平とフネは、カツオを有名私立中学校へ進学をさせるんじゃないでしょうか。
そんな事になったら、今のカツオから、あのキャラクターが無くなり、物語が成立しなくなっちゃうような気がします。
教育資金は計画的に貯めるお金。
教育資金は大丈夫?
そこで心配になるのが、教育資金は大丈夫なのかと言うことです。
カツオが11歳、ワカメが9歳なので、カツオの大学進学時に、波平は61歳になります。
60歳までの給与がそのまま維持出来るか不透明です。
更に、ワカメが大学を卒業する時、波平は67歳になっている筈です。
磯野家の相続 波平の遺産は、どうなる!? [ 長谷川裕雅 ]
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自分の老後と、子供たちの教育。
教育資金と老後資金。
60歳を過ぎて、子供が大学進学となれば、大きな教育資金が掛かる一方で、
自分たちの老後の資金を、心配しなければなりません。
60歳の定年を過ぎると、定年制の延長で雇用は保証されますが、60歳前の給与額が、保証されるとは限りません。
通常では、現役世代の60%前後の給与額になることが多く、厳しい時期が、到来することが予想されます。
60歳を過ぎて、子供が大学進学の時期となる事が、分かっていますから、
早めに教育資金の財源を見直す事が、磯野家の最重要課題になるんじゃないでしょうか。
カツオが磯野家を片づける日 後悔しない「親の家」片づけ入門 (SB新書) [ 渡部亜矢 ]
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お金は計画的に貯めなければ貯まらない。
時間を味方に付けた貯蓄を考える。
カツオが大学受験するまで8年、ワカメが大学受験するまで10年の期間があるのですから、時間を味方に付けた貯蓄を始めるべきです。
カツオとワカメの、大学の教育資金を1,000万円と仮定すると、
10年間で貯めようとしたら、毎年100万円です。毎月3万円づつと、ボーナスで64万円づつ貯めたら貯められます。
幸い、磯野家には住宅ローンがないと思われますので、毎月の返済を気にする必要はありませんが、
今後発生する要因として、建物の老朽化による修繕や、リフォーム工事にお金が掛かるかもしれません。
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また、マスオさん家族と一緒に同居していることから、家計費を2家族で負担することで、かなりの節約は出来る筈です。
それと、波平とマスオさんが、毎日のように飲んでいるお酒代を削減すれば、かなりの捻出は出来るのではないでしょうか。
それらを、積み立て型の投資信託などの商品を利用し、時間を味方に付けた貯金や投資を始めれば、良いのではないでしょうか。
でも、カツオには、今まで通りの元気で活発なカツオでいて欲しいと願うばかりです。
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