自然に優しい太陽光発電『卒FIT』争奪戦が始まっている。

 

自然に優しい太陽光発電。

  家を建てる際に、これからは自然に優しい太陽光発電を利用したいと考える方、意外に多いようです。

 自宅で発電した電気を、電力会社に売電して、更に、家の電気を賄う事が出来れば、自然に優しく、電気代も抑えられた、エコ生活が実現出来ると思います。

 正に、自然エネルギーを利用した、究極のエコ生活になるんじゃないでしょうか。

『卒FIT』争奪戦が過熱している。

自然災害にも対応出来る太陽光発電。

 特に最近は自然災害が多発していて、2019年の 台風15号が千葉県を直撃し、大きな被害を出しました。

 その時、電気が長く停電状態になり、復旧までに3週間以上も掛かり、多くに人々が、不便な思いを強いられました。

 そんな時に、太陽光発電があれば便利であると、報道されていましたが、実際に太陽光発電をしていたご家庭では、蓄電器システムを持っていれば、夜間でも使えたようですが、

 この蓄電器システムの設置費用が100万円程度する事から、太陽光パネルを持っていても、実際には使えなかったご家庭もあったようでした。

固定価格買取制度(FIT)。

太陽光発電2019年問題。

 今、太陽光発電業界では「太陽光発電2019年問題」が勃発しているんです。

 太陽光発電で発電した電気を、電力会社に買い取ってもらうのは「固定価格買取制度〔FIT〕」と言う制度で、2009年当時の売電価格が48円/kwhだったようです。

 それは、その当時に電力会社と売電契約をすると、以後10年間は、その時の売電価格で買い取ってもらえる制度です。

 その当時はまだ太陽光発電の普及が始まったばかりで、かつ、太陽光パネルの価格も現在の3倍程度だったようで、色々な要因を考慮して、この売電価格が決まったようです。

 更に太陽光発電を普及させる為に、その当時には、一部の自治体では、補助金の支援制度もあったようなのです。

太陽光パネルの下落と、売電価格の値下がり。

 その後、太陽光パネルの価格は、需要の拡大で下がりだし、売電価格も年を追って下がって来て、2018年4月で11円/kwhになっているんです。

 だから、その当時に契約したお宅では2019年に契約期間満了で、売電価格が一気に下がってしまう事になるのだそうです。

 どこのメーカーでも、太陽光発電の初期投資が回収出来るのに、約10年掛かるとしています。

 10年間売電して来て、さあ!これからは売電で利益を得ようとしても売電価格が下がってしまうんです。

大手電力と新電力の、顧客争奪戦。

固定価格買取制度が10年で終了。

 国の固定価格買取制度(FIT)による、高額買取が終わることから、家庭用の太陽光発電で、大手電力会社や、新電力による、顧客の争奪戦が、始まっているようなんです。

 新電力は大手電力会社に比べて、買取価格を高く提示するなどして参戦しているようなんです。

 但し、新電力の方は、何処が対象家庭なのかが分からない状態らしく、屋根のソーラーパネルを探しては、セールスを掛けているようです。

卒FITが、2019年から始まる。

卒FIT。

 固定価格買取制度〔FIT〕では、2009年当時の売電価格が48円/kwhだったようですが、2019年で10年となるため、FIT制度から卒業すると言う事で、「卒FIT」と呼ばれているようなんです。

 「卒FIT」となると、新たに売電契約を結ぶ必要が出て来ますが、今までのFIT買取価格が48円/kwhだったものが、

 「卒FIT」ですと、大手電力会社は7円~8円、新電力はそれよりもやや高い価格になるようなんです。

 売電利用者にとっては、大幅な価格下落になってしまいますが、新電力にとっては、大きなビジネスチャンスになっているようなのです。