地球温暖化は、ブルゴーニュのワインにも影響が出ていた。

 

温暖化の波がワインにまで。

 最近のニュースで、地球温暖化の波が、ワインの生産地にも影響を与えているようなのです。

 フランス産ワインの代名詞と呼ばれるワインは、ブルゴーニュ地方で、作られています。

 その原料になる、ブドウ畑にも、徐々に温暖化の影響が発生しているようです。そして、その影響は、ブドウの収穫量の減少に、表れていると言います。

地球温暖化がワイン生産に影響する。

ヨーロッパの気象変動。

 2019年の夏は、ヨーロッパが熱波に見舞われました。

 パリで7月に42.6℃を記録して、今後も更に、温暖化傾向にあると予想されます。

 その影響が、ブルゴーニュ地方のブドウ畑でも表れていて、ブドウの収穫時期が、この30年間で、平均13日も早まっているようなのです。

ブドウは、夏の暑さで糖度が増す。

 ブドウは夏に、熟して行くに連れて、糖度を増して行きます。一方、糖度が増すに連れて、酸味が消えて行くようです。

 酸味はワインの味わいに、大きな影響を与える要素です。夏場に熟しすぎると、その酸味が消えて行く事になるのです。

 そのため、猛暑の夏になると、早めにブドウを摘み取らなければならず、その結果として、ブドウの収穫時期が、昔よりも早まって来たと言います。

 ワインの微妙な味わいに、影響を与える酸味は、ワインの風味に、重要な役割を果たしています。

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ワイン王国、フランス。

フランスと言えばワインでしょう。

 フランスの飲み物と言えばワインでしょう。フレンチのコース料理に良く合い、料理の種類によって赤ワイン、白ワインが提供される、こんなお酒は他にはありません。

 そして料理に良く合うワインのコーディネーターとして、ソムリエと言う職業が生まれ、ワインの専門家になっていきます。

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ワインの表現法。

 ソムリエと言えば、なんと言っても、そのワインの「うんちく」なんじゃないでしょうか。

 「フルーティーな味わい」「ブルーベリーの風味」「赤身の肉やチーズとの相性が良い」「瑞々しいもぎたてのピーチの香り」「華やかなアロマの香り」そして「キノコや落ち葉の香り」などなどです。

 こんな言葉を添えられると確かに、美味しく感じるように思いませんか。でも、私はソムリエのいる、レストランに行った事がありません。

 でも、普通のレストランでも、ワインを選んでいると、店員さんが上手に、ワインの説明をして呉れるのは歓迎です。

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1本のワインにも物語がある。

自分の選んだワインは、自分の世界になる。

 最近はワイン販売の専門店に行っても、店員さんが丁寧に、教えて呉れるので、参考にしています。

 でも、専門店のワインの多さには、いつも驚いてしまいます。あの量の中から、気に入りの1本を選ぶのは、至難の業です。

 だから結局、値段で選んでしまう、ことになるんじゃないでしょうか。

 高価なワインは買えませんが、折角、専門店に来たんだから、スーパーに置いてあるワインよりも、ワンランク上ぐらいのワインが、良いんじゃないかと選んでいます。

 そうして選んだワインでも、ダイニングテーブルの上に置くと、自分のワインの世界が、そこに出現するのが気に入っています。

 それだけ、世界中には多くのワイン醸造所があって、その樽1つ1つが、違った味わいを持っていると思うと、味わい深く感じませんか。

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ボルドーか、ブルゴーニュか。

フランスの3大ワイン産地。

 フランスの3大ワイン産地と言えば、ボルドー、ブルゴーニュ、アルザスでしょう。

 ワインには、3つの味わいがあるようで、「果実味」「酸味」「渋味」だそうです。

 果実味は、フルーティーと、その対極にある辛さ。酸味が強いと辛いと感じるようです。渋味は赤ワインにある味わいです。

 ワイン初心者には、白ワインならブルゴーニュ、赤ワインならボルドーを、先ず選ぶのが良いようです。

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ロマネ・コンティの魅力。

ワインの王様。

 ブルゴーニュの中で、ワインの王様と言われているのが、ロマネ・コンティでしょう。

 フランス ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村で伝説的なワインとして作られています。

 ブルゴーニュ地方と言うのは、パリから南東に位置する地域です。

 そこでブドウの生産から、ワインの製造までを一手に行う、ドメーヌ・ドーラ・ロマネ・コンティ(DRC)社が、

年間6,000本しか製造されないワイン。

 独自のブドウ畑、その総面積1.8ha(これは東京ドーム3.8個分相当に当たるようです)で、年間6,000本のワインを作っているようです。

 ここのブドウ畑は南東の日当たりの良い傾斜地で、ピノ・ノアール種の葡萄から、世界一高価なワインが生まれるのですが、

 私には、高価すぎて、決して飲められないワインです。 そんなロマネコンティですが、投機用の的になっていると聞いた事があります。

 確かに、ワインはその年代で、美味しさや風味に違いが出るようで、そんな事を察知しての行動なんでしょうが、少し残念に思いますが、それも、このワインの希少性の表れなんでしょうか。

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