読書好きなら、考えた事があるのでは。
読書好きの私としては、長い間、これだけ読書をして来たのだから、この読書を何かに、生かせないものかと考えていました。
果たして、そんなに上手く、読書をお金に換える方法はあるものでしょうか。
たぶん、そんな上手い方法は、無いんじゃないかと思っていたのです。
読書は、お金に換わるのか。
私の本の読み方。
そもそも、本が好きで、読書が好きで、読みたいものがあるから、本を読むのであって、
読書をお金に換えようと、思って読むものではないでしょう。
私の本の読み方は、その時、読んでいる本が、自分の好みだったりすると、その作家の本を飽きるまで、立て続けに、読んで見たり、
文中に出てきた本や参考図書を、更に探すように読んでいました。こうすると、本が本を呼んで呉れるのです。
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本棚に自分の世界が増えてゆく。
増殖してゆく本棚。
そうして、本を読み進んで行くと、部屋の中を本が増殖して行きました。
そんな増殖した本棚を見ては、自分は何で、こんなに本を集めているんだろうと思ってしまいます。
そんな時、ふとした邪心で、読書をお金に換えると言う、そんなことを、考えたのかもしれません。
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授業中も読んでいた本の虫。
本の虫。
私が本の虫になったのは、高校入学式の帰り道、駅前の本屋で買ったヘルマン・ヘッセの『車輪の下』の文庫本でした。
ヘッセの自伝的なこの小説がきっかけで、本の世界に迷い込んでしまったのです。
それからと言うと、毎日のように本を買い続けて、朝から晩まで、授業中も読んでいました。
学生手帳に買った本の題名を書き続け、30代後半になる頃には、その数は6,000冊になりました。
このペースなら、定年までには、1万冊になるだろうと思っていたのです。
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人生は、魔訶不可思議だ。
本の虫から、釣りバカへ。
でも、人生は不思議なもので、その後、知人居連れて行ってもらった釣りで、
私は、釣りバカになってしまい、完全なアウトドア派になってしまったんです。
若い頃、釣り好きの知人がいて、
その人に「何で釣りなんかして楽しいの」と話していた自分が、信じられないぐらいの、豹変振りとなりました。
そして、毎週末になると、ソワソワして、早朝から遠方の釣り場に、出掛ける生活に、なってしまったのでした。
喰らう読書術 一番おもしろい本の読み方 (ワニブックス〈plus〉新書) [ 荒俣宏 ]
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読む本の内容が変わる。
そうすると、読む本の内容もガラリと変わり、釣りの本ばかりを、買い込むようになってしまったのです。
そうして、定年までに1万冊の私の夢は、儚く、崩壊してしまいました。
その頃、よく通っていたのが、神田神保町にある釣り専門の古書店でした。
そこには、他の古書店では、見つけられないような本が、たくさんあって、良く通ったものでした。
そんな中で、ある時思ったんです、読書をお金に換える方法はないものかなと、
でも、なかなか、具体的なものはありませんでした。
今までの経験を生かして、文筆家になりたくても、その世界で通用する、才能も無ければ、並大抵の努力ではなれない世界です。
さて、どうしたものかと、思っていました。
書肆アクセスという本屋があった 神保町すずらん通り1976-2007 [ 岡崎武志 ]
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読書は人生を豊かにして呉れる。
読書は自分を、知らない世界に誘ってくれる。
読書は自分を、知らない世界に誘ってくれて、人生を豊かにしてくれるものです。
その経験が徐々に醸し出されて、人生を豊かにしてくれます。
確かに、目に見えてお金を稼ぐ事は出来なくても、仕事の中で生かされる事は多々ありました。
先輩や上司と話す場合でも、読書から得た知識を、さり気なく、織り交ぜながら話していました。
非常識な読書のすすめ 人生がガラッと変わる「本の読み方」30 [ 清水克衛 ]
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読書好きの人は、結構いるものです。
読書をさりげなく、仕事に生かす。
また、クライアントへ訪問した時にも、本の話は意外と仕事の役に立ってくれました。結構、本好きの方はいるのです。
特にビジネスの最前線に立っている社長さんたちは、結構、経済書を読んでいるのです。
スティーブン・R・ゴヴィーの『7つの習慣』、ピーター・F・ドラッガーの『マネジメント』、
この2冊は、多くの社長室の本棚に、必ずと言っていいぐらい、置いてありました。
社長さんたちは、かなり勉強家が多いと思ったものでした。
「本の読み方」で人生思い通りになる読書革命 [ 金川 顕教 ]
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仕事にもさりげなく活かしてみた。
稟議書に個性を出した。
仕事では、決裁を仰ぐために、稟議書がつきものです。
今では電子稟議が一般的になっていますが、事を進める上では、根回しと稟議決裁が不可欠です。
私は紋切り型の稟議書ではなく、自分スタイルの稟議書を書きたいと思っていました。
最初の頃は上司から、紋切り型に直すようにと、よく言われていましたが、
しかし、その内、諦めたのか、認めて貰うようになったのです。
私は読書した分を、取り戻す事ばかり考えていましたが、振り返って見ると、
読書は自分自身を形成してくれて、それが人との繋がりを深めてくれ、仕事の潤滑油の役割も、果たし呉れていたんだと悟ったのでした。
人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。20代で身につけたい本の読み方80【電子書籍】[ 千田琢哉 ]
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千田琢哉さん『読書をお金に換える技術』
「稼ぐためだけの読書があってもいい。」
そんなことを考えていた時に、千田琢哉さんの著書『読書をお金に換える技術』に出会ったのでした。
私の長年考えた思いだったので、一気に読んでしまいました。
そのプロローグに、「稼ぐためだけの読書があってもいい。」とされています。
これは、「お金を稼げる本の読み方を教えてください」と言うメールが、
著者の千田琢磨さんの元に、頻繁に届くようになったからだと記載しています。
そして、「本のおかげでお金を稼がせてもらった。」
だから、「稼ぐことにとことんこだわった読書を伝授しよう」としていたのです。
[書籍のゆうメール同梱は2冊まで]/読書をお金に換える技術 READING BOOKS[本/雑誌] / 千田琢哉/著
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稼ぐための大敵は?
モタモタしているとチャンスが逃げる。
「稼ぐために一番の大敵は、もともたすることだ。お金はもたもたする人間が大嫌い」として、
本の買い方からして、すでに勝負は始まっているとしています。
正に、時は金なりです。「何かを教わろうと思ったら、まず行動を起こすだ。」
自分と相性の良い作家に出会う事が、自分のモチベーションを上げて、人生を豊かにしてくれます。
本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文庫) [ 平野 啓一郎 ]
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自分のジャンルを掘り下げる。
好きな作家を作る。
その作家の本を読む事が楽しくて、いつもその本を手元に置いておきたい気分にさせて呉れます。
そして、 好きなジャンルを掘り下げてゆく。
自分の好きなジャンルを掘り下げてゆくと言う事は、その周辺の分野の知識が必要になる訳で、
それが結果的に、自分の守備範囲を広げる事になるんじゃないでしょうか。
本気でお金を稼ぎたければ、人間の研究は不可欠なのだ。とおっしゃっています。
頭がよくなる本の読み方 大人の勉強は人生をワクワクさせる/白取春彦【合計3000円以上で送料無料】
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アイデアが浮かんで消えるまでは約2秒。
ひらめきの2秒間を大切に。
「あなたはいつもペンを携帯しているだろうか。ペンを携帯していない人は、いつまで経っても稼げない。
なぜならアイデアが浮かんでも、一瞬で忘れてしまうからだ。」
「ペンを携帯していないのは。将来の1億円をドブに捨てているようなものなのだ。」
と、おっしゃっています。
稼ぐための 視点を変える本の読み方パンダ・パブリッシング三省堂書店オンデマンド
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「本⇒挑戦⇒対話」の∞サイクルが、成功の秘訣。
「本」と「人」と「挑戦」
「読書をお金に換金されるためには、3つの要素が必要だ。
「本」と「人」と「挑戦」である。……大切なのは「挑戦」と「人」だ。」
「「挑戦」とは本を読んでピン!ときたことを実際に試すことである。」
「「本⇒挑戦⇒対話」の∞サイクルを、どれだけあなたの人生で繰り返すことができるか。それがあなたの成功を決定する。」
こんなことを、千田琢哉さんが教えて呉れました。
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「読書をお金に換える、そんなうまい話があるのでしょうか?」への2件のフィードバック
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